2001/11/4 青岩谷

青岩谷遡行記録

                                     文責3年佐藤
[遡行日]
2001/11/4

[メンバー]
L 佐藤(3) 荒木 関口(2) 山崎(2)

[行程]
8:45-9:05 青岩谷出合手前〜9:15-20 青岩谷出合(遡行開始)〜11:00-11:20 12m大滝高巻〜11:30-13:30鍾乳洞手前(焚き火)〜13:45一般道(遡行終了)〜14:00-14:25崩壊地〜14:45 一般道分岐〜14:50-15:45三條の湯(入浴)〜16:05 青岩谷出合

4:40 西ヶ原発
車はまたしてもDemio。今回はCDプレーヤーが付いている。
今回流れたのはU2、Third Eye Brind、空中公園(?)、徳永英明、小田和正、、、、。
Mr.Moonrightが聞きたい。
5:10 代々木上原
5:15 代田橋
5:45 三鷹寮
走って行くと曇った空がすっきり晴れて来る。奥多摩湖の北を走る。太陽光が濡れた道路に反射してかなりまぶしい。

8:20 お祭り
道が空いていたのもあり、思ったより早く着いた。日がサンサンとさす青い空と紅葉の道をのんびり走る。シアワセ。しかし窓を開けると空気はひんやり冷たく、皆萎え気味。出合付近はかなりの車が止まっており、駐車場所を探すのに少し苦労する。

8:45-9:05 青岩谷出合手前
少し歩くとすぐに橋が出て来て出合。

9:15-20 青岩谷出合(遡行開始)
水も空気も冷たい。吐く息が白いと関口。しばらく行くとすぐに幕営テントと沢足袋を履いたパーティに出くわす。

沢の下流は大きく開けており緩やかで、浅い釜を持つ小規模な滝が続く。そこここに幕営適地。日当たりが良く、青空も良く見える。どの滝も簡単で、ナメ滝の岩の縞模様や時々落ちている真っ白い岩塊が美しい。

乾いていない落ち葉が岩に張りついている。朝まで続いていた雨による増水のピークはもう引いたようだ。それともこれからまた増えるのか?滑って転んだ関口とシャワークライマー荒木はかなり寒そう。それでもへつりまくる二人。若いなあ。いいなあ。

濡れたくないので水線を避けて河原歩きをしながら思う。
(夏に泊まりで来たかった)

11:00-11:20 12m大滝高巻 今回の核心部
左岸の急なルンゼの右側を登る。斜面は急な割にしっかりしていた。最後の8m程のトラバースは山崎に荒木が6mmお助けひも。下りは明瞭な踏み後有り。

11:30-13:30 鍾乳洞手前 1240mあたり日向で休憩。
茶を沸かして地図を眺める。半分も来ていないのに2時間経過の上 関口・荒木は濡れていて寒がっている。濡れていない身でも結構寒い。このまましばらくまったりして、看板で抜けて鍾乳洞を冷やかしつつ登山道で帰るか、12m滝を下りなおして下降する事を提案。皆特に異論無し。

ふと誰かが言った。
「焚き火しちゃいたい」

俄然薪集めが始まる。薪は豊富。ニ五万コピーの余白を焚き付けにし、それでも足りないのでカートとヘッドの火で強引に着火。邪道である。これで山火事やらカート爆発やらを起こすと目も当てられない。無事火が付き、少々暑すぎるくらいの焚き火が出来た。

最終的には山崎の希望により、そのまま先に進みゴルジュを抜け、河原歩きになったところで一般道終わりの看板まで引き返して遡行終了、とした。

こうなったら濡れ放題である。シャワークライム、釜に飛び込み、水線歩き、何でも来い。でも全部やったら寒くて泣き寸になった。

13:45一般道(遡行終了)
青い看板が沢床の岩についているので、それを目印に右岸に上がった。道は明瞭。

14:00-14:25 橋崩落地
上下に道を探しつつ、結局本来道があったはずの、ルンゼ剥き出しのところを恐る恐る渡る。そこから上に行けば道が復活する。後で聞いたところによると鍾乳洞は扉が閉められているらしい。ふらりと見に行く訳には行かなかったようだ。

金山沢ほどではないが、落ち葉が積もって日がぽかぽかの南斜面を歩く。ハイクに来たような気分である。シアワセ。

14:45 一般道分岐  装備解除。
心底冷えする、ある一場面↓。
あ「あんまり寒いギャグ言わなかっただろ」
や「あっあの フェルトが減ると困りますよね」
さ「フェルトが増えるともっと困るだろ」
や+せ「厚底だぁー (><)」

14:50-15:45 三條の湯 500円
熱い湯につかれた。シャワーなどはなく、湯船のみ、石鹸類使用禁止。それでも水で冷え切った手足末端は痺れる様に温まった。シアワセ。男湯女湯ともに結構混んでいるがみんなすぐ出て行くので待っていれば湯には必ずゆっくりつかれる。

風呂上り後、出合までの道で「広葉樹林帯」の看板。
匿名希望「広葉樹林帯か。確かに紅葉してるなあ」
荒木も絶句の寒さ加減。山崎もすっ転ぶ。あまりの出来に足が我を忘れたらしい。

三條沢の下流を道沿いに見たが、暗めで小規模な普通の川と言った感じでここを遡行するのは果たして楽しいのだろうか?と思った。

16:05 青岩谷出合
16:20 出合手前出発
16:45 お祭り
帰りはかなり渋滞していた。ジョナサンで一つのサラダバーを4人で分けつつ腹を満たし、それぞれを適当に送って解散。
5250円+2050円とお買い得な交通費だった。

[まとめ]
天気と日当たりは文句無しだったがそれでもとっても寒かった。シーズンの終わりを体感。心はそんなに冷え込まなかった。紅葉は丁度いいくらいだったが、木が少ないのか葉の量は物足りない。特に難しいところは無いと思ったが、山崎は12m高巻きのルンゼが怖かったそうだ。

泊まり向け。水も多いので夏向け。フリクションは良く、読図もしやすい。登攀要素はあまり期待しないほうがいい。吉田幸雄は滝を細かく書きこみすぎ。

*上記はあくまで鍾乳洞手前までを見ての感想である。

[反省]
寒さを馬鹿にしていた。体が硬くなるので、登りの激しい沢ならば何でも無い滝から落ちるような事がありえる。