2001/9/7-9 恋の又川

恋ノ岐川遡行記録                 

文責:石井  

期日2001年9月6日(夕)〜9日  

メンバーL石井(M1)、佐藤(3)、関口(2)、田中(1)    

9月6日  

小出駅は周りに何もない。コンビニを期待して行ったがあっさり裏切られた。駅前の廂のある所でステビ。   

9月7日(晴れのち雨)  

雨を覚悟していたが、晴れ男田中のおかげか、なぜか晴れる。  

小出→恋ノ岐橋 タクシー14000円(1時間半くらい)  

さあ、遡行開始と思いきや、佐藤が奥只見湖にゲロの先制パンチ。車酔いです、念のため。   

恋ノ岐橋6:45→2段10M手前8:15ー30→三角沢一つ手前の枝沢9:50ー10:15→1260M付近11:40ー0:20
→オホコ沢出合1:30    

水量が少なそうなので橋から直接入渓。へつったり、股までつかったりしながらサクサク進む。
ゴルジュ内のシュリンゲが垂れている所は水流をひとっとび、全く難しくない。 
金づち3人を含む我々パーティーにとっては、水量が少ないのは非常に有り難い。というか水多かったら無理だし。   

清水沢出合付近からは見事なナメ床が続く。石井はナメ床の美しさに見とれたのと、魚影を探すのとで出合に気付かず。
しばらく現在地不明のまま前進。(二ュウ?)

場所はほとんど覚えていないが、どこかで滑り台をしたり、飛び込んだり、泳いだりすらした。   

最後の休憩では、試しに竿を出してみる。すると、あっさり1匹ゲット!このイワナは関口がビニール袋に入れて大事に大事に
生かして持って行く。そして、愚かにもオホコ沢出合に着いた所で逃げられる。ぶー。   

この休憩の後は石井は釣りをしつつ、先発する3人の後を追う。オホコ沢手前にはちょっとした滝や釜が連続し、
後から聞くとやや危ない場面もあったようだ。確かに右から取り付くか、左から取り付くか迷う場面は数回あった。   

設営が終わる頃になって雨が降り出すが、メタのおかげで焚き火は余裕。みんな思い思いの格好で濡れた体を乾かす。 
心意気のインスタント焼そば、ウインナー、差し入れのウィスキー、それとアルミ焼きにしたイワナ美味しかったです。   

9月8日(晴れ)  

オホコ沢出合6:20→S字ヘアピンの先(1540M)7:45ー8:05→1570M付近9:00ー10:25
→1670M付近11:50ー12:20→稜線1:55    

再びメタで焚き火を起こし、しばらくゴミを燃やしたりしてうんざり、いやまったりしてから出発。この日の行程も前日同様長い。
しかも、登攀要素が増す。サイズは小さめだが、数が多くて疲れる。    

そのせいで判断がにぶったとは思わないが、一ケ所高巻き、懸垂を強いられた。場所は1630M付近。
ミニゴルジュのような所に滝がかかっており、水線突破は無理そう。右側から落ち口に続いた踏み跡をたどるが、
これがどうしていやらしい。先頭で行って突破してみたものの、後続にはやや厳しいと判断して高巻くことにする。 
(上の方に見えた木で合流することにする。先頭と後続は水平距離にして2、3メートルくらい。) 

藪漕ぎなら安全との判断であったが、あまり薮漕ぎ経験のない関口には厳しかったようで急な笹薮でなかなか上がってこない。
上からザイルで持ち上げようとした頃抜けて来た。恐い思いをさせてしまったようである。   

その後は適当な木を見つけ懸垂。薮の中からの懸垂だったのでザイルを振り分けて肩にかけて降りるが、途中でこんがらがる。 はて、最適な方法はどんなでしたっけ?    

40メートルのナメ滝は快適。その後は地図を確認しながら奥の二股へ。10分弱程度の薮漕ぎの後稜線へ出る。 
共に、にごまん上の位置は、ほぼ平野さんの記述通りだろう。(さわやかさわでー2)   

9月9日(晴れ)  

姫ノ池の水場4:15→尾瀬口船着場9:40    

早く起き過ぎた感もあったが、山頂部にガスがかかっていたこともあり、ヘッデン行動で下山開始。 
べちょべちょな道とザレザレな急坂を苦労しながらビーサンで下りる。    

前日までの疲れが残っており、太ももがパンパン。下山で遅れをとったのは初めてではないだろうか?   

注意:船着場はなーんにもない。途中にあるトイレの方がよっぽど豪華。    
技術的に、、、  天気が悪くなく、水量も少なかったので技術的に難しい所はなかった。ただ、水量が多い場合は別であろう。
前述のゴルジュなんかも過去の記録を読むとそれなりに苦労しているようだ。あえて注意点をあげるなら体力の問題か? 
小滝や釜がいっぱいあるし、距離も長いので結構しんどかった。    
出発当初は未知数な所が多い山行ではあったが,ポテンシャルは高いと高をくくって正解でした。