2002/8/4-6 黒部五郎岳

*************************黒部五郎岳山行記録***************************
日程 8月3日夜ー8月6日

メンバー
  加村 啓一郎(8月4日まで)
  中山 雄介

8月3日
 新宿高速BT23:00発飛騨高山行。京王バスの運行であったが夜行
 バスとは思えない設備の悪さ。4列シートに異様に狭いシートピッチ。
 普通の観光バスの後にトイレだけ付けた感じ。使用をおすすめしない。

8月4日
 4:15平湯温泉着ー5:00平湯温泉発ー5:35新穂高温泉着

 5:45 新穂高温泉発。林道をひたすら歩く。
 6:40 わさび平小屋着
 6:50 わさび平小屋発。最初林道。後沢筋の登り。
 7:40 秩父沢着。水量豊富。双六までの間では最後の水場。
 7:50 秩父沢発。沢筋の急登。
 8:40 シシウドヶ原着。
 8:50 シシウドヶ原発。この区間は樹林帯の緩やかな登り。
 9:20 鏡平小屋着。幕営不可。水1リットル100円。
 9:30 鏡平小屋発。本日一番の急登。途中からトラバース。
10:20 稜線に出る(休憩)
10:35 出発。多少のアップダウン。危険な箇所はあまりない。
11:25 双六小屋着。予想に反して一番乗り。幕営1人500円、
      水場、診療所あり。

 この日は天気はおおむね曇り。夕方から雨が降ってきた。

8月5日
 2:00 起床 
 3:00 テント等はデポしたままサブだけで出発。ガスがでている。
      三俣への巻き道の途中でルートをはずしてしまう。地図と
      コンパスを頼りに復帰するが、今度は逆走してしまう。
      大幅なタイムロス。暗い間の歩行はお勧めできない。

 5:45 予定より大幅に遅れて三俣蓮華岳着。
 5:50 三俣蓮華岳発。ほとんど下りの稜線歩きの後、
      小屋の手前で急激に下る。さほど危険な箇所はなし。
      猛スピードで先のタイムロスの挽回を図る。
 6:30 黒部五郎小屋着。タイム挽回成功。
 6:40 黒部五郎小屋発。このころから晴れてくる。カールを緩やか
      に登っていく。
 7:30 稜線直下(休憩)。
 7:40 出発。ここからはかなりの急登。ガレ場。
 8:10 黒部五郎山頂着。笠、薬師、水晶、鷲羽などが見渡せる。
      槍・穂高方面だけは雲がかかっていた。
 8:30 黒部五郎山頂発。途中ライチョウの親子を見かける。 
      まったく逃げない。
 9:30 黒部五郎小屋着。
 9:40 黒部五郎小屋発。先の下りの登り帰し。
10:50 三俣蓮華岳着。行きと違い、大展望。先ほど登った黒部
      五郎がはっきりと見える。
11:00 三俣蓮華岳発。行きと違いルートははっきりと見える。
12:10 双六小屋着。時間的に笠が岳まで行くのは無理だが、
      小池新道を下ることは可能(稜線から下りてしまえば雷
      の危険も少ないし、下の林道まで行ってしまえば暗くな
      っても問題ない)と判断し、撤収。
12:50 双六小屋発。晴れているためめちゃめちゃ暑い。
14:10 鏡平小屋着。名物のカキ氷500円。うまい!
14:30 鏡平小屋発。
15:30 秩父沢着。
15:40 秩父沢発。
16:30 わさび平小屋着。名物のラムネ200円。うまい!
      幕営料金400円。ここで幕営。

 この日のコースタイムは実に16時間。さすがにめちゃめちゃ疲れた。
 明るいうちに寝てしまった。

8月6日
 5:00 起床。
 6:30 撤収完了、出発。
 7:20 新穂高温泉着。食堂が開いてないのでバスで平湯温泉
      まで行き、朝食を食べた後、上高地へ行って合宿隊を
      迎えることにする。

感想他
  初日は曇っていて比較的涼しかったためいいペースで登ることが
  できた。晴れて暑かったら数倍きつかっただろう。2日めの最初は
  やはり暗い中ではルートファインディングは最大限に慎重にしなけれ
  ばならないことを改めて痛感した。先週の魚沼でかなりバテてしまった
  が今回はコースタイム16時間という行程をこなしたことで自分なりに
  多少自信になったし、また久々に大きな達成感を味わうことができた。
  疲れたときに「リポビタンD」を服用すると効果絶大である。最後に
  双六での合流時においしい夕食を食べさせていただいた合宿本隊
  各隊のみなさん、本当にありがとうございました。