2002/5/12 円山木沢・太礼ノ沢
円山木沢遡行・太礼ノ沢下降記録
文責4年佐藤
●期日 2002/5/12(日) 朝発日帰り
●曇り時々晴れ、後晴れ
●メンバー CL佐藤(4) SL荒木 藤森 山崎(3)
●行程
7:52新宿発特快〜8:27八王子8:45〜(レンタカー)〜10:05丹沢観光センター上
10:10丹沢観光センター上
10:30〜10:50円山木沢出合(入渓)
11:1025m大滝(巻く)
11:20〜11:50 一つ目の15m滝(ザイル)
12:00 20m滝
12:32〜12:45 1020付近にて休憩
13:05 1090付近、水枯れ倒木地帯
13:20 尾根上1160付近
13:23尾根上1170付近
13:40 水現れる
13:48 太礼ノ沢本流
14:30 早戸川本流
14:55〜15:15円山木沢出合(遡行終了)
15:35 丹沢観光センター上 駐車地点
15:55〜16:55? 玉肌の湯
18:15JR八王子
●詳細
朝8時前出発だったが、藤森さんの寝坊が心配だったので電話をかけた。7時15分には新宿には到着していて安心。早すぎるけど。
八王子で全員合流して駅レンタカーの事務所へ。フィット(ホンダ)という1300の車で出発。道は混んでおらず、入渓を遅らせたくなかったのでいつもより飛ばした。早戸川林道に南から入るゲートは閉じていて焦ったが、北側からの道は開いていた。玉肌の湯の位置をチェックして丹沢観光センターへ。ゲートは開いている。というか壊れていた。林道は途中崩壊しているが直前で駐車可。ガードレールに近づきすぎてぶつけ、塗装がほんの少し剥がれ、プレートが外れた(叩いたら直った)。しかも鍵(リモコン式)をかけ忘れた。
車を出たらすぐ出発。林道をテクテク歩き、更に登山道を少し進んで出合へ。
水は雨続きの平日のおかげで少し多いようだ。冷たいので最初は流水を避けた。(荒木以外)
25m大滝はとっとと巻く。上から見ると確かに上部はつるつる。落ち口にハーケン2個あり。5mCSも巻いた。少し怖いところあり。
簡単な小滝を越え、最初の15m滝。佐藤がフリーで登って様子を見、上からザイルを下ろした。簡単だが高度感があり、左壁の流水中を登るので冷たいと萎える。
このあとは大きく開け、天気が良いと日当たりは相当良いだろう。続く滝は全て直登可。後ろに続くヤマザキを見ていると、滑ったらしく突然赤いメットが弧を描きながら岩陰に消えていった。藤森「落ちる水を抱くように背中から釜に飛び込んでいったよー」
見に行くと、すぐ足元にあった釜にびしょぬれで座り込むヤマザキがいた。笑顔。足元を支点に半回転した感じで釜に落ちたらしい。(この後一瞬だけ微妙にへこんでいた)この辺からもう水に濡れることをためらわなくなる。どちらにせよシャワークライムだ。20m滝は全員頭から水をくらいながら突破、続くゴルジュのトイ状は流水中も可能そうだが確保がほしい。リッジの反対側を登った。
そのうち沢は開けたまま平坦になり、裏庭の小川のような景色になる。この辺でテープを一本落とした。1020あたりで休憩。体から湯気が立ち上り、息が白い。荒木は腹が冷えたと騒いでいた。藤森・ヤマザキも寒いらしい。
旧版東京周辺の沢は1060で左に進んでいるが、太礼ノ沢下降も行けそうだったので新版通り右に進んだ。しかし小滝を越えると水は枯れ、倒木地帯で面白くなくなってきたうえ残された大きい滝はずっとさきの20m涸滝のみ。それより目先の下降、と言うことで適当に尾根に上がってみた。地面は湿っており、滑らない。
ちょうど1160点付近に上がり、目指す太礼ノ沢の枝沢にまっすぐ入れるように1170位まで登った。尾根上には踏み跡があり、テープもある。丹沢オタクの手によるものだろうか。(103と確か書かれた赤杭があった)微妙に沢状になったところからコンパスを切り、適当に下降していく。たいした落石も無く、程なく水が出てくる。そして無事太礼ノ沢合流。大きくて広くて水も多くて綺麗。遡行対象にならないと言われるのは登れない大滝と簡単すぎる小滝しかないからか?大滝は巻くのも簡単。左岸はいつまでも巻ける。水をぶっかけあいつつさくさく下降。
意外と早く早戸川本流に着く。巨岩地帯なので半分は右岸の踏み跡をたどる。馬鹿な荒木は逝ける所まで逝っては引き返し、を繰り返す。深い釜は無いが、途中の超綺麗で浅いところで泳いで遊ぶ。寒いが楽しい。
下降すると沢足袋が綺麗なままなのに感動しながら気分良く遡行終了。とっと車で温泉へ。玉肌の湯は温泉ではない様子。岩風呂と露天アリ。トイレがくさい。ビールアリ。帰りの道は少し渋滞気味でちんたら迷走しながら帰宅。適度な運動だった。
※適当:↓リンクの(1)の意味です。
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/dict_search.cgi?MT=%C5%AC%C5%F6&sw=2
●総評
メンバーが強かったので楽だった。でも荒木さんはやっぱりかっこ悪い。曽根には早く目をさましてもらいたいものだ。藤森さんは思っていたほどニュウでもなかった。大滝を巻けば後は簡単。一級。増水気味ならますます楽しいシャワークライムが出来る。尾根を越えるのも簡単なので読図が出来れば今回のルートの、シャワークライムで遊びまくった後に尾根を越えて下降、はお手軽でお薦め。大滝を登るならまた違うかもしれないが。円山木の頭まで行くとそれなりに時間がかかりそうなのでその場合入渓は早い方が良い。フリクションは良好、岩も脆くない。水量は普通っぽい。巻き道は新版「東京周辺の沢」の遡行図どおり。ヒルは一匹、カエルは見かけなかった。残念。
●反省
計画が直前過ぎ、下降の詳細は行きがけに説明することになってしまった。今回だけでなく最近は直前の計画が多いので気をつけたい。(←多分ムリ)
しかも簡単に終わってしまったことで気が抜け、最初に書いた記録は正確さを欠いていた。