2002/7/21 水根沢
水根沢谷 遡行記録
文責:山崎
■期日
2002年7月21日(日) 朝発日帰り 快晴(暑い)
■山域
奥多摩多摩川流域水根沢谷
■メンバー
L 山崎(3) 江頭(3) 関口(3) 佐藤(3)
■行程
奥多摩駅8:30〜(バス、340円)〜水根バス停〜水根キャンプ場9:10(遡行準備)、9:30入渓4m滝上10:50(休憩)11:00〜12m大滝上12:35(休憩)13:05〜14:40遡行終了〜水根沢林道〜水根バス停15:45
■詳細
キャンプ場の先で入渓しようと思ったが、素敵な釜を発見したので、水根キャンプ場の河原から入渓。天気がよく気温も高いので、メンバーは泳ぐ気満々。水と戯れながら河原を遡る。数パーティーに抜かれつつ、3m・4m滝へ。3m滝は正面から容易に登れる(勿論泳ぐ)。続く4m滝は左側をへつる。シュリンゲが下がっているが、足場なく難しい。関口が岳仙・江頭にシュリンゲを出す。何回か釜にどぼん。遊びながらゆっくり遡行していたので、この時点でもう休憩。予想以上に時間が掛かりそうな予感。
ゴルジュ帯は大きな釜を持った滝が連続し、面白い。確か、遡行図のようにへつった。釜に落ちても大丈夫。はしゃぎまくりで泳いだりウォータースライダーしたりシャワークライムしたり。楽しい。どこかの小滝を左から越えるときに江頭が少し落ち、足をぶつける。
このあたりで、おじさんが上流からやってきて、3m・3m・12m大滝の左壁の高巻道が先日の台風により崩壊していることを教えてくださる。我々が遊びまくるのを見て不安に思ったらしく、懸垂経験の有無や沢経験を問われる。そのおじさんになんとなく付き添われ、4mナメ滝を越えて3m・3m・12m大滝へ。両岸の狭まった釜の奥に3m滝が見える。この時点の選択肢は、
1.左壁を大高巻き→懸垂下降
2.直登
3.右壁トラバース
4.右壁高巻き→懸垂下降
の4つ。1.は、崩壊している上、落石が多発していたため却下。2.は水量が多く、断念。3.は、おじさんに「岩経験ないなら怖い」とか言われてやめる。んで4.。おじさんが我々のザイルをセットし、かつ安全のために上からビレイすることを申し出てくださる。でも、事故があったとき自己責任にならないので、丁重にお断りして自分たちでやる(いろいろアドバイスしてくださった)。岩角で支点を取り、懸垂で2つ目の3m滝上部に降りる。12m滝は右側から登る。
水量のある枝沢が左から流入し、ワサビ田や小屋をすぎると小滝と釜が連続する。釜で馬鹿みたいに泳ぎまくる、スライダーしまくる。半円の滝は水量が多かった。最初に関口・岳仙がフリーで登る。半円のトイ状を足を開いて登るが、水流が強い&滑りやすく、足を取られやすい。江頭を上からビレイすることにして、岳仙が下に戻り、ザイルを持った山崎が登る。が、中上部で水流に足をとられて下まで滑り落ちる。もう一度トライして登ったけど痛かった。江頭を半マストでビレイ。中部で江頭が落ち、体勢を立て直せなくなったので下まで降ろして左から巻いてもらう。まもなく現れる左岸の踏み跡地点で遡行終了。赤テープあり。人工林の急斜面の踏み跡を登り、水根沢林道へ出、下山。
■反省
▽懸垂下降の技術が不十分。
エイト環を落としそうだった、確保のシュリンゲで下降時にフィックスされてしまった、時間が掛かった(30分)、など。練習・勉強が必要と実感。
▽半円ノ滝でのビレイ方法がまずかった。
半マストでビレイしていて、江頭が落ちたときにザイルが動きにくく、水流に宙吊り状態になってしまった。窒息のおそれがあり、大変危険だった。
▽時間かかりすぎ
短い沢のはずなのに、遊びまくったせいか時間が掛かった。それはいいとして、後ろに人がいるときには先を譲るべき。