2002/7/20 小川谷廊下

結局撤退というかガイドの遡行終了点 まではいけなかったのですがそれも腹八分でまあよし。早々に携帯が浸水し記録の時間はおおざっぱにしかとっていません。まあどっちにしても遊びまくっていたので信用できる遡行時間は今回の遡行ではわからないでしょうし。にしてもなんであした行く沢の記録流してるんだろう。

   小川谷廊下遡行記録                             
文責 関口(22期)

<期日> 2002/7/20 朝発日帰り(天気 晴れのち曇り)

<メンバー> CL関口(3)  佐藤(4) 榎戸(2) 曽根(2) 土松(2) 

<行程>
穴の平橋(入渓)9:05-11:50ワナバ沢出合12:10-1:20ヒエ畑沢出合あとのゴルジュ-2:40右岸の852mピーク3:00-3:15右岸下山道(遡行終了)-4:00穴の平橋 

<詳細>
前日から土松、榎戸は関口邸にお泊まり。土松はうちの寮のもの干場がいたく気に入られた様子。朝は余裕で佐藤さんのコールで目が覚める。とりあえず曽根をピックアップして穴の平橋へ。駐車場は豊富。

  とりあえず穴の平橋の下を通る支 流から入渓。堰堤をいくつか越えながら本流まで下降するが必ず梯子がついており問題なし。 ゴーロを越えていくがやはり西丹は違う。中ノ沢(二五万ではなく遡行図の表記で。二五万では本流が中ノ沢と書かれている)を出合をすぎると早くもゴルジュになってくる。釜つきの2m滝は右側をまず佐藤さんが超え残りはお助け紐で確保してもらう。
  ですぐインパクチなチョックストーンは右側を登った。遡行図には 左右どちらからでも上れるような表記になっているがまず人間ではこの水流の中左は無理だと思った。右からにしても左壁がつるつるなので流木なしだときついか?とりあえず関口が上りお助け紐で確保。土松が滑って顔面から壁に突っ込んだとのこと。ご愁傷様。続く6mの滝は釜を泳いで左から。スラブ状で直登は下部のトラバースが少し緊張しそう。左からやや巻き気味にのぼると比較的簡単。そのあとはみんなたがが外れ大騒ぎをしながら小滝を超えていく。曽根が見事なバク転を見せてくれた。惚けた表情で水に浮かぶ土松や榎戸もまたよし。
  泳ぎや へつりを楽しんでいるとワナバ沢手前の二段5mに着く。これまたすごい水量な上に右側には残置シュリンゲがあるもののとてもホールドが少ない。なんだかんだで結局左岸を巻くことになるがこれが少し登ったり下ったりであまりうれしくない。途中の小ルンゼからは水流が真下に見えてなかなかであった。落ちてみようかなとタナトス的な気持ちがみんな浮かんだに違いない。土松と関口は仲良くコンティニュアスビレイ。 

  巻きを終えると一変して和やかな河原歩きに。日向の土手ができていて初休憩。泳ぎ足りないのか釜に浮いてるやつもいたが。早くも曽根と関口の携帯死亡。土松が諦めたらだめなんだよーとかわめいていた。
  ここからヒエ畑沢の出合までは とにかく楽しんだもん勝ち。途中のつるつるの巨岩は登るなら不本意ながらどうにも残置ロープ(ザイルではなくホームセンターにでも売ってそうなやつだった)に頼らざるを得ない。結局全員残置ロープで登ってしまったがトップで登った関口がザイルを出すべきであった。
   ヒエ畑沢が入ると本格的なゴルジュが始まる。途中のへつりで上級生が経験の差を見せ付ける。精進せよ2年生。にやり。しかし滝をいくつか超えたところ で(恐らく5mの滝手前)いよいよ足場が完全になくなる(ように見えた。実際は明日わかる)。右岸に残置があるが足場がないためそれさえもつかんでいけるか厳しいところ。前では小学校入学前と思われる男の子が親に引き上げられて登っていたがすごい悲鳴を上げていた。
  水量も多いため結局ヒエ畑沢から右岸を巻く ことに。始めは踏み後もしっかりしているが大コバ沢手前あたりで怪しくなる。そこから懸垂下降を考えるが20m近くあるようで断念。結局さらに大コバ沢後のゴルジュも巻くことに。しかしこれが大高巻きになり結局右岸の852mピークを踏みそのまま下山道に出ることに。途中尾根をそれてガレルンゼを下ったがやはりゴルジュの中のため懸垂は断念。尾根まで戻り852mピークで休憩しそのまま下山することに決定。
下山路は短く30分で駐車場につく。ぶなの湯へ直行。おしまい

<反省> ・リーダーとして下級生への配慮が足りなかった。後輩のレベルに合わせた判断ができるようにならなければならない。要所要所のアドバイスも不足していた。・判断を佐藤さんに任せにしてしまうところが多かった。甘えている部分が多くリーダーとしてもっと緊張感、責任感を持つべきだ。 ・大高巻きとなったゴルジュの突破は水量の多さとパーティーの実力から見て突破は困難であったのは事実。その点で巻いたのは適切であったと思われる。懸垂下降は大コバ沢の手前あたりでおこなうのが最も適切かと思われるが沢山入渓者がある休日には無理。結論はしょーがなかったということで。