2002/9/6 西丹沢大滝沢

大滝沢本流遡行記録

▼作成 土松(2)

▼期日 2002年9月7日

▼メンバー 
L土松(2)、荒木、関口(3)、曽根(2)
(山崎→寝ブッチ)

▼天気 曇り時々雨

▼行動記録
9/7
/646新宿→805/825新松田→925/大滝橋バス停

■集合場所に山崎さんが来ない。こちらが鶴巻温泉まで来たあたりでようやく電話がつながった。
つ「おはようございまーす!こっちは今鶴巻温泉ですよ?」
や「ごめんなさい今文京区です(泣)」
#去年の勘七・源次郎を思いだすのう。
■バスは大滝橋まで1080円。

/925大滝橋バス停→1020/1050一軒家避難小屋(遡行準備)→1100/1135F1→1135/1200F2→1232/1300'5mCS前(一本)→1355/1420稜線(遡行終了)→1520/1530一軒家避難小屋→(ぶなの湯まで徒歩)→1710/ぶなの湯

■バス停から避難小屋までは遡行図では1:30とあるが1時間弱で着く。
■天気は曇り、ところどころに晴れ間も。水量多し。魚影も濃い。
■F1(10m)は簡単だがザイルを出す。曽根初リード。関口が最初にフリーで登って支点の作り方等指導。皆右壁を登ったが水量が少なければ左壁も行けるだろう。
■F2(20m)は直登不能で巻く。去年クライムダウンしたとき小さく巻いた記憶があったので、そのルートを探すが下から
だとよくわからない。結局、すぐ右の沢に入り大きく高巻く。最後沢に下りるところがやや難しかった。
■去年引き返した堰堤上はこの天気でもちょろちょろとしか水が流れない。さすがは大滝沢本流だ。このあたりからつまらな
い渓相になる。
■だんだん地図読みができなくなってくる。というのも、2,5万図の現在地と遡行図の現在地がどうしても一致しないのだ。「遡行図上では『奥の二俣』だが、地図上では『(その先の)三俣』」という地点で立ち止まり、議論。遡行図に従い、右に入る。ここでふと気がつく。「遡行図では稜線をつめたところに1160m地点とあるが、それは1230mの間違いではないのか」ということ。そう考えるとすべて合点がいく。我々の読図はあたっていたのだ。
■実際の滝の大きさは遡行図の表記をどれも2割引した感じ。いずれも容易だがしょぼい。
■つめは明瞭なふみ跡に従い、予想通り1230mコルに出る。
■下りの道は笹がひどいが明瞭。避難小屋でデポしたものを回収し、ぶなの湯へ向かう。大滝橋からぶなの湯は徒歩30分弱。

▼総評.反省

■遡行図がいかに頼りにならないものか実感した。詰める先の標高を間違えるだけでなく、どうでもいい枝沢が書いてあるわりに大きな枝沢をはしょってあったりする(970mで入るものなど)。地図と遡行図の正しい対応は以下のとおり。
二俣:850m付近、奥の二俣:1030m付近、三俣:1160m付近
■沢自体は、F2の巻きで少し頭を使う程度で終始簡単。確かに水はきれいだし、ナメ床が連続するシーンもあったものの、名だたる西丹沢の他の沢にはだいぶ見劣りする。アプローチがやや悪いのもポイントを下げる。いずれにせよ、シンナソーレベルを越えない。★3つの評価は不当であろう。