2002/4/14 扇山沢
扇山沢遡行記録
[日程] 平成14年4月14日(日)
[メンバー] L.深畑(記,OB)、佐藤(4)、関口(3)、佐藤(3)、土松(2)
[天候] 晴れ
[交通] 新宿発622中央特快先頭集合===740四方津==(タクシー)==扇山沢出合800
[行程]
扇山沢出合 800
入渓点(515m) 830
二俣 900
奥の二俣 1000
扇山山頂 1215
この歳になって新歓ハイクに行くつもりなどなかったのだが、土曜日は天気"予報"が悪かったため、日曜日に沢行きを延期。現役生の強い要望により、新歓ハイク隊との合流を目指すこととなった。
問題はどの沢を詰めるかである。扇山南面の沢はどう見てもしょぼかった。権現山に詰めるのでは遠過ぎる。地図を見て、扇山沢に行くことに決めた。
メンバーは、さとあい及び主に彼女がかき集めてくれた人々。新歓ハイクの日だというのに、2年生までメンバーに加わってしまったのは予想外で、申し訳ないことをした。
遡行図は勿論のこと、地形図以外の情報は全くなかったが、東京近郊の沢であれば未踏ということはありえない。情報がないということは、面白くない沢ということの裏返しでもある。但し、詰めも含め傾斜は急ではなかったが、念のため三つ道具は持っていった。
沢は、予想よりも遙かに良かった。これなら、「東京周辺の沢」に載っていてもおかしくない。二俣までは倒木が非常に多く、源次郎や勘七のような大きな滝もないが、水量はそこそこあり、ナメも随所にあり、小滝も多くかかっている。滝に取り付くために、腿までつかるような釜もあった。初心者であれば、なかなか楽しめるだろう。練習のために、最後の方で一箇所ザイルを出した。
詰めも快適である。沢をひたすら詰め、最後の最後で尾根に上がる。薮漕ぎらしきものもなく、山頂へ。山頂が間近となったところで、山頂ダッシュする若者達。元気だなあ。
山頂で装備を干したりビールなど飲んでいると、ほどなくして新歓ハイク隊が登ってきた。テントマットを広げ食事の準備。カレーライスやフルーチェなどすっかり御馳走になってしまいました。どうもありがとう。10数人とこじんまりした雰囲気で良かったです。
それから、上野・浅尾カップルも登ってきた。相変わらず仲睦まじく、見ていて微笑ましい。最近は、毎週ハイキングやサイクリングなどに行っているそうだ。彼らと新歓ハイクに行ったのも、もう何年も前のことだ。
あとは新歓隊の人達と一緒に下山。楽しい沢&ハイキングでした。
[総評] 本文中では随分と褒めたが、全く期待せずに行くのが良いだろう。そうすれば、それなりに満足できると思う。扇山の一般路に飽き飽きしてしまった人々には、貴重な登路と言える。グレード・興味度は1級・★。