2002/6/9 竜喰谷
竜喰谷遡行記録
文責 関口(22期)
<期日>
2002/6/9 朝発日帰り(天気 快晴)
<メンバー>
CL関口(3) 荒木 佐藤岳(3)
<行程>
東京4:40〜(レンタカー)〜7:15シャクナゲ橋(駐車)〜7:35竜喰谷出合(遡行開始)7:45〜8:558m階段状手前(休憩)9:15〜10:45(休憩)11:00〜12:20大常木林道(遡行終了)12:55〜2:15一ノ瀬林道〜2:25シャクナゲ橋
<詳細>
久しぶりのレンタカーでの沢。荒木さんが車を受け取って、関口の寮で岳仙、関口をピックアップする予定であった。しかし出発日当日の0:35に荒木さんからのメールを見て愕然とする。とりあえずガリガリベコベコという言葉があったのだけお知らせします。朝は荒木さんが寮の向かいにレンタカーをつけてくれたので乗り込もうとする。右からでは全く気づかないが成る程、ガリガリのベコベコであった。とりあえず(かろうじて)予定通り出発。
シャクナゲ橋着。駐車スペースはやたらとあった。シャクナゲ橋から少し下ってカーブミラーの上から出合へ下降。踏み後はしっかりしていた。竜喰谷は釣り屋さん方が多く入るためここに限らず滝の巻き道などもしっかりしているようだ(途中であった釣り屋さんの話)。ただ出合は一ノ瀬川の滝と滝の間にあるため、正確に下降したい。出合の対岸にて遡行準備し遡行開始。しかしCLは開始1分、まだ竜喰谷に入る前に地図を流してしまった。わざとじゃありません。
水温は時間が早いためかかなり冷たいがしびれるほどではなかった。出合からすでに5mの滝が見える。右から簡単に登れる。3mCSも問題ない。幅広8m滝は左から登った。ホールドは豊富。さっさと越して先を急いだ。
下駄小屋ノ滝12mは左から遡行図の通りリッジ上を登ったがかなりぬめる。でかい釜をへつってまず4m程登ると平らになっており3人くらいは一度にとどまれる。その上は落ち口がぬめる上にホールドが浅く少し怖いが一歩がんばるのみ。また水が多いため水流沿いは厳しそうだった(不可能ではないと思われる)。ノーザイルで余裕。
その後の10mは斜度のゆるいナメ滝。10mはないように見えたし落ちても問題なさそう(ケツが痛そうではある)。こっからナメだらけ。水は冷たかったが広く開けておりて常に雲一つない青空が見える。荒木さんが「東京はもう緑が濃くなってしまったがここら辺はまだ新緑の感じで気持ちいい」など言われていたがホントにその通り。日が差しすぎて水面が反射し、水底が見えず怖いくらい。テンションが高まりそこら中で意味不明なわめき声が上がってた(みんな顔がニヤついていててょっと怖い)。つつじ(つっち〜みたいに正確な名前が分かればいいんだけど)が咲いているひなたで休憩。
曲がり滝10mはリード関口、ビレイ岳仙で右から登った。6mくらいまではハーケンバコバコ。足を大きく上げていかねばならないが手がしっかりしておりなかなか快適。上部から落ち口はハーケンがないが難しくはない。立ち木で支点をとれる。荒木さんは滝というより岩という感じであまり好きになれなかったらしい、最後のランニング上が少し難しかったといっていた。岳仙も問題なく登ってきた。
こっから先の滝は各人思い思いのルートを取りつつ登る事ができ、みんな頭から水につかってシャワークライム。途中のナメた小滝ではヘッドスライディングもできた。ただ途中いくつかのCSがあるが、2箇所ぐらい直登はできなかった。どれも巻く必要はないので問題はないが。みなとっついてはずぶぬれになって帰ってくる始末。
最後は非常に平坦になってやや笹が濃くなるがまもなく大常木林道に着き遡行終了。すぐ後ろからきた4人パーティーも大満足の様子。橋の近くでビールを軽くあけてサンダルで下山。下山路は1/25000には出てない。途中分岐が2箇所程あるが下に下にと行けば三ノ瀬につく。車まで戻り高見さんお薦めという小菅の湯へ。900円、タオル貸してくれます。なんだかんだで時間がかかって関口の寮についたのは7:00近く。サッカーフリークの二人は渋滞を恐れて関口の寮の食堂を占拠して観戦。疲れのためテンションこそそんなにあがらないものの二人とも満足した様子。寮にて解散。
<反省>
地図を流してしまい読図をほとんどやらなかった。そのため多くの部分で荒木さんに頼りっきり、任せっきりになってしまった。もっと落ち着いて読図、パーティーの様子などに注意しながら登ることができるようになりたい。
とまあこんな感じでした。雷鳥では未遡行の沢ですが自信を持ってお勧めします。こんな風に開けた沢は奥多摩ではそんなに多くないのではないでしょうか?期待していっていいと思います。ぜひ晴れた日に行くことをお勧めします(沢って本来そういうものだけれど)。今週は沢集中。楽しみですね〜♪最後にCLが目先の滝しか頭にないような中、岳仙や自分に読図を促したり細かい技術を教えてくれた荒木さんに感謝したいと思います(車のことを置いとけば)。