2002/6/30 シンナソー
シンナソー遡行記録
文責 関口(22期)
<期日>
2002/6/30 朝発日帰り(天気 曇り時々晴れ)
<メンバー>
CL関口(3) 榎戸(2) 小野健(2) 土松(2)
<行程>
藤倉バス停10:15〜シンナソー出合(遡行開始)10:30〜11:05ゴルジュ最後の3段13m11:40〜12:303段15m〜13:52右岸の尾根(遡行終了)〜14:20日向平
<詳細>
新宿8:19発の特別快速ホリデー快速あきがわ3号で武蔵五日市に向かったんです。これがまた妙に遅いんです。知ってる方は今更でしょうがこれで特別快速は嘘だ。なんか子供連れとかも(以下略)まあお前等はピクニックでも(以下略)。そんなこんなで武蔵五日市駅に着きました。乗り換え4分。すでに駅に着く前からおりる階段の位置を予想しやや列車の真ん中辺にGETSET!しかし(予想通り)裏を突かれ階段は列車の一番後方に。みんな猛烈ダッシュ。平和な田舎の駅を狂った(ように)男どもが駆け抜けてきました。結局余裕でバスには間に合ってたり。バスの中ではみんなで半マストを間違えたり榎戸極貧雀遊記を聞いたりしながら楽しいひとときを過ごしました。
藤倉のバス停から出合はすぐでして遡行図通り消防施設のすぐ上から北秋川に降りる。これがちょっと急で怖い。河原で遡行準備をしていざ入渓。出合からこの上なく貧相で、みんななんかウケている。土松に蜘蛛の巣を払ってもらいながら自分は最後尾についていく。一人通ると水が濁る。土松が入渓の儀式を行おうとしていたがやめさせる。よく覚えていないのだがどうやら東京周辺の沢に核心とされている2段6mは下段と上段の間で左に折れ曲がっていた滝のようだ。かろうじて記憶に残るというくらいで難しいところはない(誰も信用してくれないかもしんないけど本当に)。確かに榎戸は下部でやや苦労していたようだが登るところを選べば本当に何も問題ない。続く二段9mもどう手強いのかよくわからない。そしてどう見ても9mはないようだ。快適にのぼる。ゴルジュ最後3段15mは練習がてらザイルを出した。リード土松ビレイ小野健。土松、また2番手だった榎戸も下部のやや狭くトイ状となった部分で右壁がなめているためにホールドを確保するのにやや手こずったようだ。まあ登れるだろうということで放任。上には立木はなく土松は石で支点をとり小野健のビレイは半マストで。ザイルがあがらないとぼやいていたがままあることですな。
ゴルジュをすぎると伏流しまた水もでてくるが汚くて平凡どころか最悪。5mのハングした滝は手始めに小野健を登らせる。登り切ったがザイルを出した方がいいということなので関口リード土松ビレイ。その前に関口が右から登ろうとして落ちて土松がびびっていたのは内緒。左から登れば豊富なホールドで快適。榎戸も問題なかったようだ。でも出していい練習になったかも。小滝小滝を越えていくと(途中で土松が貧相なナメをみて「千畳のナメだー」とかいったが放っておいた)最後に3段15mクラック状が現れた。下から見ると上部がよくわからない。右壁がかぶさっているようにみえる。巻こうか巻くまいか少しもめたが(私は巻く派)結局下部だけ登って上部が難しかったらそこから巻くことができそうだということでリード健介、ビレイ関口で登ることに。右壁かぶさっているように見えた上部も近くまでいってみるとそんなにでもない。榎戸はザックが直方体であったために詰まりかけたようだが。たぶん現在の状態では核心はこの滝の上部かゴルジュ最後の滝の下部になるだろうと思われる。まあどちらにしてもグレード4はないが。
3段15mクラック状を越えてすぐは少しよさげにみえるがもうだまされない。さっさと右岸の尾根を詰めることにする。しかかしやはり詰めもシンナソーである。ぐちゃぐちゃな上に岩も脆く木の根は腐っている。訂正。たぶん核心は詰めであった。いっぱい落石を落としながら何とか尾根にたどり着きみなさんお疲れさまでした。30分で日向平に着き河原で道具を洗ってもう後は帰るのみ。なんかバス停の張り紙にツッコミ心をくぐられた気がするが覚えてません。
<反省等>
まあもう一度行く気にはならない。ザイル操作の練習になったのがせめてもの救い。汚い、気持ち悪い、(二度と)来たくない、と3Kな沢である。
榎戸はまだ沢になれていないため荷物などその他諸々前もってアドバイスをしておくべきだった。特に大きな荷物は邪魔になるだけなのでアプローチの時点で減らさせるべきであった。
以上です。誰かもう一度行ってこの沢の地位向上に貢献してくれる人がいることを願います。では。