2003/7/24-25 甲斐駒ケ岳

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┃甲斐駒ケ岳山行記録┃     作成:渡部祐太(23期)
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■日程
 2003年7月24日〜25日(前夜発1泊2日、予備日なし)

■山域
 南アルプス・甲斐駒ケ岳

■メンバー
 CL渡部祐太、池内真人、榎戸輝揚

■交通機関
 ◇23日 御茶ノ水21:11〜22:10高尾22:24〜23:32勝沼ぶどう郷(STB)
 ◇24日 勝沼ぶどう郷6:19〜6:42甲府7:21〜7:47日野春[JR820円]
      日野春8:21〜8:38横手[山梨交通450円]
 ◇25日 北沢峠13:00〜13:55仙流荘15:58〜20:02新宿駅新南口
      [長谷村営バス1100円+荷物代200円、JRバス2880円(学割)]

■天候
 ◇24日 曇り
 ◇25日 曇り

■行動記録(標高はあくまでも目安程度)
 ◇23日
  集合場所は暗黙のうちに新宿駅から茗荷谷の庄やに変更される。
  21時前に庄やを出発し、御茶ノ水から中央特快に乗車。
  勝沼ぶどう郷でいつも通り駅寝をする。
 ◇24日
  ○8:40 横手発
   途中の道が工事でふさがれていたため一瞬迷うが、工事現場の脇を
   通り抜ける。
  ○9:05〜9:15 横手駒ケ岳神社
   神社を出発して少し行くと標識があり登山道に入る。樹林帯。
  ○9:56〜10:15 標高1100m地点
   広くなっているところで休憩。
   しばらく樹林帯を進み、標高1230m位の所に来ると休憩用ベンチと「お
   牧場入口」の標識がある。ここから尾根をそれて1375ピークを北に巻
   き始める。200m位進んだ笹原の中に「お牧場」の標識が埋もれている。
  ○10:53〜11:05 水場(標高1250m)
   エアリアに載っている水場で休憩。水量豊富。
   沢筋を登って行き、1370m位の所で尾根上に戻る。
   標高1470m地点に竹宇駒ケ岳神社への分岐の標識がある。地形図・
   エアリアと分岐地点が異なるが、登山道の崩壊によりルートが変更さ
   れたらしい。ここから少し登ると黒戸尾根に出るが、しばらく進むと尾
   根をはずれ1628ピークを北に巻き始める。
  ○11:58〜12:18 「旧」分岐(標高1540m)
   1628ピークの真北約50m下方に「旧」分岐がある。この分岐地点に粥
   餅石下方で登山道崩壊のため先程の1470mの分岐から竹宇駒ケ岳
   神社方面へ下るようにとの案内板がある。
   ここから50m位登り、1628ピークの西側のコルで再び黒戸尾根に乗る。
   ここから先は八丁登りと言うらしい。途中で七丈小屋の小屋番の人が
   笹の刈り込みをしている。
  ○13:00〜13:20 標高1850m地点
   長い八丁登りにうんざりして休憩。
   1881ピーク(前屏風ノ頭)を過ぎ、しばらく行くと危険地帯に入る。刃渡
   りの手前で10分程小休止し、これから先の岩場に備える。刃渡りは両
   側が切れ落ちておりスリルがある。この先、刀利天狗まで梯子が多数。
  ○14:15〜14:40 刀利天狗
   祠がある。難所の連続で疲れたので長めの休憩。
   そういえば、黒戸尾根には何やら毒々しいキノコ類が多い。登山道の
   左右に気持ち悪いくらい生えている。巨大なものも多い。
   黒戸山は北側斜面を巻く。
  ○15:20〜15:45 屏風小屋
   屏風小屋は無残な状態である。これからキャンプファイヤーをするか
   のように柱の残骸が積まれてある。五合目小屋の方は何とか使えそ
   うな状態。
   ここから七丈小屋までは長い梯子に、今にも朽ち果てそうな梯子、鎖
   と難所が続く。初心者にはお薦めできない。
  ○16:40 七丈小屋着
   テン場は小屋から5分強登った所。平らで小石一つなく快適。この日は
   我々の貸切であった。テン場代1人300円。水場は小屋の前にしかない。
   携帯(ドコモ、au)は辛うじてメールの送受信可能。竹村からのメールに
   返信する。雷鳥の新テント、エアライズは軽いし設営が簡単、一番乗り
   をさせていただきました。
  ○19:30 就寝
   酒も早々に尽きたので寝る。
 ◇25日
  ○4:00 起床
   朝食は佐藤さんを恐怖のどん底に陥れたと言う榎戸による力ラーメン。
  ○5:45 テン場発
   梯子や鎖が多い。池内は金峰・瑞牆のトラウマから抜け出せていないら
   しく、かなりビビっていいる。2600m位で森林限界を超える。
  ○6:30〜6:52 八合目御来迎場
   鳥居は崩壊している。甲斐駒山頂が間近に迫る。左には北岳、鳳凰、右
   には乗鞍などかすかに北アも見える。
  ○7:30〜7:45 標高2830m地点
   次第に雲が多くなり展望が失われていく。
  ○8:10〜8:45 甲斐駒ケ岳山頂
   分岐にザックを置いて山頂へ。中ア、御嶽、乗鞍が見えたり隠れたり。仙
   丈や北岳は雲に隠れて全く見えない。
   山頂から六方石までの下りはザレていて滑りやすい。摩利支天は怖そう
   なのであっさりスルー。
  ○9:40〜10:10 駒津峰
   コーヒーとゼリーで一服する。
   双児山への登り返しがきつい。
  ○11:06〜11:16 1502mピーク
   最後の下りはサクサク行けた。
  ○11:48 北沢峠着
   長衛荘でそばやカレーを食す。
   戸台、仙流荘方面への長谷村営バスは臨時便多数あり。

■その他
 ・日野春駅は知る人ぞ知る信玄公旗掛松事件の舞台。駅前には石碑がある。
 ・日野春駅から北へ約5分歩いた所にコンビニ(デイリーヤマザキ)あり。
 ・仙流荘の温泉(500円)は快適。足裏電動マッサージにはまる。
 ・JRバス南アルプス号はなかなかよい。18きっぷを使うくらいならこっちの方が
  よいかと思われる。今度使うときは荷物をトランクに入れてもらおう。