2003/11/1-2 蓼科山・北横岳

************************ 蓼科山・北横岳 記録 ************************

■作成: 榎戸輝揚(23期) 

■日程: 2003/11/1,2(土日) (前夜発 山中1泊、予備日なし)

■メンバー: CL榎戸(23期)、SL関口(22期)、関(25期)

■行程:
[1日]ピラタス横岳ロープウェイ〜山頂駅〜(1:00)〜北横ヒュッテ〜(0:10)
〜横岳〜(0:40)〜大岳〜(1:40)〜双子池ヒュッテ(双子池キャンプ場幕営)
 コースタイム;3時間40分
[2日]双子池ヒュッテ(双子池キャンプ場)〜(0:45)〜双子山〜(0:15)〜大
河原峠〜(1:20)〜蓼科山荘〜(0:30)〜蓼科山頂〜(1:40)〜蓼科山登山口
 コースタイム;4時間30分

■天候:[1日]曇りのち晴れ、[2日]快晴

■記録:
[31日]
予定通り勝沼ぶどう郷にてSTB

☆関口さんは途中合流。ぶどう郷は夜景が美しい。
☆太陽の活動が活発になった関係で、国内でもオーロラが観測されているという。
もしかしたら見られるのではないかという期待が高まる。
☆ぶどう郷の消灯時間・点灯時間は1時〜3時くらい?

[1日]
ピラタスロープウェイ 8:55着 9:00発
ロープウェイ横1940m付近 9:50着 10:27発
山頂駅 10:26着 10:55発
北横岳 11:49着 12:06発
双子池・大岳分岐 12:41着(大岳ピストンへ)
大岳 12:57着 
双子池・大岳分岐 13:14戻る 13:21発
双子池 14:18着
9:20就寝 

☆諏訪バスの中で外国の方と同乗する。この方とは、後に2度も会う。
★時間に余裕があるので、ロープウェイの代金を節約し、ロープウェイ横の道を
登る。吹き抜ける風は若干寒い。紅葉はロープウェイより標高の低い地帯で、登
っている最中は下方に紅葉の木々を一望できた。
☆ロープウェイ山頂駅では苔桃のジュースなどを頂く。登山者ではない普通の観
光客の方を多く見かける。坪庭を散策できる。
☆先にあった外国の方と北横岳ヒュッテで再び会う。ソルトレイクシティ出身ら
しい。白髪で感じがいい。関口さんが英語でコミュニケーションを図る。もう少
し話し込んでみたらよかった。
★北横岳まではすんなり進む。北横のピークではガスっていて風もあり、眺望が
良くなかったが、さらに少し進んだ頃から晴れた。
☆双子池・大岳分岐付近で関口さんの財布がないことがわかる。大岳のピークで
携帯電話でバス会社に問い合わせる。下山後、茅野警察署に届けられていること
がわかり、帰りに回収して事なきを得る。このあたりの人はいい人だ。
★大岳でのピストンでは、気温は寒くないが風があったため、体感気温は低い。
雲もなくなり、眺望がよい。ピークから、臼田宇宙空間観測所のパラボラアンテ
ナが天空を見上げているのが遠くに見える。八ヶ岳の南部や浅間山などを遠望で
きる。ちょうど、中腹付近が帯状に紅葉している。
★北横岳から双子池までのルートは岩が多い。雨の日には注意が必要かと思われ
る。
★双子池の幕営は一人500円。水は雄池から組んだ水(無料)か、湧き水を運ん
だもの(100円/リットル)である。幕営地は雌池の周辺。周りを山に囲まれて
いるので風もなく過ごしやすい。
☆早い時間帯に幕営したので、酒を飲みながら天図をとったりうだうだする。夕
食はスパイスの効いたカレーにスモークされた七面鳥を入れた。なかなか喰い応
えがあった。再び酒。高校時代の話などに華が咲く。
☆夜中2時頃にテントの外に出てみると、風がなぎ、遠くの沢音が山を越えて聞
こえてくるのみ。雲がない夜空が頭上に広がり、満点の星。山に囲まれた雌池の
湖面は磨かれた鏡のように現前に広がって、星空を下にも広げている。頭上と足
元の両側に宇宙があるようで、感慨深い。

[2日]
5:30起床
7:20撤収 7:45水を汲んで出発
大河原ヒュッテ 8:32着
赤谷分岐 9:35着 10:00発
蓼科山頂 10:37着 11:30発
2113m付近 12:26着 12:35発
登山口 13:09着 13:30発
プール平 14:28着 

☆オーロラは結局見られなかった。夜から朝にかけての寒さも思ったほどではな
く、防寒を怠らなければ問題ない。
☆朝はラーメンにカレーの残りを加える。量が多い。
☆本日快晴にして、池の波高からず。双子池の小屋の人が言うには、滅多にない
ほど湖面が静からしい。
★蓼科山のピークまでは順調に進む。男三人のため、コースタイムより早いが休
憩ではまったりする。大河原ヒュッテから先は観光客や登山客多数。ピーク前は
岩場、やや急坂だが、天候がよければ問題ない。
☆蓼科山頂は、馬鹿っ晴れで風も強くなく、この上ないコンディション。360度
のパノラマを楽しむことが出来た。金峰から、八ヶ岳連峰、南アルプス、中央ア
ルプス、北アルプス、四阿山、浅間山までぐるっと日本の屋根を一望できて、感
激。味噌汁を作ってすする。
☆下山時に再び外国の方に会う。今度は別のルートから蓼科に登るらしい。すご
いバイタリティだ。
☆下山後もバス代を節約して信玄棒道を歩く。落ち葉がつもってじゅうたんのよ
うだ。
☆プール平では温泉浴場(大人400円)に入る。牛乳などを飲み一服する。
☆茅野からは大月行きの鈍行と新宿行きの快速で東京へと戻る。

■まとめ:
・双子池ヒュッテは山に囲まれ風もなく、天候に恵まれれば素晴らしい場所。光
害もないので、夜空が美しい。
・横岳から双子池までの間や蓼科のピーク付近は岩場もあるので、天候によって
は注意が必要。
・今回は寒さは問題にならなかったが、時期的にも防寒対策はしっかりしたい。
・蓼科は秋の澄んだ空の下でははるかに遠方まで一望できるので、空にいるよう
な快感を満喫できる。
・オーロラは祈っても見えない。
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