2003/8/11-17 後立山連峰
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後立山連峰縦走記録 文責:佐藤岳仙 8.16
L 佐藤岳仙
竹村嘉洋
・11日
新宿駅では山崎が見送りにきてくれ、地酒をくれる。美味。ありがとう。
信濃大町は駅寝スペース有。
・12日(コースタイム6:05 総行動時間4:15) Weather=雨
【乗り合いにすれば料金は同じなため、バスよりタクシーの方が入山にはよい】
登山口6:00--6:48(休憩)7:00--7:50(休憩)8:00--8:35(種池山荘)8:45--9:28(爺ヶ
岳)9:35--1015(冷池山荘)
○雨のためあまり長く休憩する気にならなかった。
○早くついたがすることがないので昼寝。4時間近く寝ていた。
○冷池山荘はあまりきれいではない。8月の末には改装のためテン場も含めて
閉じるとのこと。来シーズンにはきれいになっているかもしれない。
・13日(コースタイム11:45 総行動時間10:25) Weather=晴れのち曇り
3:00起床。冷池山荘4:50--6:20(鹿島槍山頂)6:45--8:08(キレット小屋)8:40--9:
55(北尾根の頭)10:15--11:07(G4手前のコル)11:27--11:54(五竜岳)12:17--12:5
0(五竜山荘)13:00--13:47(休憩)14:00--14:40(休憩)15:00--15:15(唐松山荘着)
○朝方は天気が最高だった。剱・立山から槍まではっきり見えた。
○12日の天気図で14日の天候が微妙であると思われたため、唐松山荘まで
行ければいくことにした。実際行けたが相当きつかった。素人にはおすすめ
できない。キレット、五竜への急登の後に唐松までの登りというのがしんどい。
○八峰キレットは慎重に行けば特に問題なし。鎖につかまらずとも岩などを
頼りにすすんでいける。
○G4手前のコルはテント張れるだけのスペースがあるがわりと怖い。
○五竜山荘は水1L=100円。唐松山荘は1L=150円。ただし、唐松山荘は
テン場近くの雪渓から水を引いており、雪渓から直接水を汲めるので実質
タダである。小屋から雪渓までは往復10分。
・14日 (停滞) Weather=雨(風強し)
3:00起床。雨強し。
6:15再度起床。相変わらず雨強し。風も強し。停滞ほぼ確定。
○天気図をとってみたが明日が予想しづらい。明日もこのような天気なら
八方から下山するより他無いと覚悟する。夕方外に出たときには少しよく
なっていた。明日天気がよくなっても栂海新道までは行かず、少々きつい
が白馬ピストンの上白馬鑓温泉小屋まで行くことにする。二人とも下界で
の予定があるためなるべく予備日は使いたくなかったからである。
○唐松頂上小屋はテン場代を徴収しに来ない。
・15日 (コースタイム13:30(うちピストン5:50) 総行動時間10:15)
Weather=曇り時々晴れ
3:00起床。唐松頂上山荘4:50--5:25(唐松岳)5:30--8:30(天狗山荘)9:10--9:3
0(鑓温泉への分岐)【デポ】9:48--11:15(村営宿舎)11:25--11:45(白馬山頂)1
2:00--13:30(分岐)【ザック回収】13:45--15:15(白馬鑓温泉小屋)
○朝方はガスっていた。不帰キレットも岩が湿っていた。2箇所ほどやや危
ない所はある(サイマップに記載有)が鎖に頼らず慎重に行けば問題ない。
○唐松から天狗山荘まで一本で行ったのはさすがに足にこたえた。天狗の
大登りは楽ではない。
○13日と同様この日の行程も素人にはおすすめできない。大人数であった
らキレットでもっと時間をくっていたはずである。
○ピストンの際に白馬三山の杓子岳白馬鑓岳にも登ったが正確な記録を
失念したため記録には書いていない。
○鑓温泉は最高。場所が場所だけにあまりメジャーではないがとにかく素
晴らしい。自信を持って薦められる。
・16日 (コースタイム3:40 総行動時間2:20) Weather=晴れ
3:00起床。温泉でご来光。
白馬鑓温泉6:00--7:10(小日向コル手前)7:15--8:20(猿倉)
その後白馬駅近くの「岳の湯」に入ってからまったり帰る。
○鑓温泉からの下りは雪田を下らなければならない所があった。小屋に
来ていた山岳パトロールの人は要アイゼンと言っていたが、それほどで
はない。ただし初心者が登山靴で歩くにはやや怖いかも。
○温泉〜猿倉は急下りが無い。登山路としては快適で良いかもしれない。
○猿倉ではアイゼンの貸出は無いようである。1000円で売っている。スト
ックは500円で貸出している。だが、白馬駅では700円でアイゼンを貸出
していた。そして猿倉は観光客でいっぱいだった。
○猿倉から白馬まではバス980円。タクシー4人で880円。5人だともっと安
い。我らはバスで帰ったがタクシーの方がよいかもしれない。
○「岳の湯」までは2km。しかし駅近くの白馬村観光案内所に言うと無料
送迎バスをその場でよこしてくれる。「岳の湯」から駅までも温泉の人に
頼めばその場で送迎バスを出してくれた。1人400円。おすすめ。
総括
・全般的に飛ばし気味であった。とはいえ危ないところは慎重にいけた
ので問題は無いと思う。
・竹村は体力は十分。あとは岩場で人とすれ違うときなど、より慎重さが求
められる場面で的確に動くことができるようになれば理想的。
・両キレットは思っていたほど怖く無かった。穂高〜槍を経験していたからか
もしれないが、危な気なく越えることができた。竹村も少し怖がっていた程度
で、動きも問題なかった。
・キレットを速く越えられたことについては、少人数であったことと、時間が早
かったためすれ違う人が少なかったことによると思われる。
・余談だが、長期山行の夕飯には350円近くもするJiffy’sの牛飯類より
も、
同Jiffy’sの出している茶わんで丼ドン!シリーズがよい。牛丼や親子丼の
具のみをフリーズドライした物で1個150円。容器を入れて1個20g程度なので
軽い。米を自宅から持ってこられれば相当安くつく
・竹村はよく頑張ってくれました。これに懲りずにこれからもぜひ長期縦走に
チャレンジしてください。
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