2003/8/17 東黒沢

東黒沢遡下降記録(山行記)

 期日2003年8月17日(夜行日帰り)

 メンバー 石井(D1)(記)、隈本(M2)

 16日 埼玉県では雨

 土曜日に高校山岳部OBで天神をピストンする予定だったが
 半ば予想通り、徹飲みへと計画変更。
 結局、二日酔いで一人、土合への終電に乗る。

 土合駅に降り立ったのは単独行の男性と僕の二人きり。
 どうせなら一人の方が雰囲気がいいなと思い、わざと遅れて階段を登る。
 トンネル全体が霧に包まれ、幻想的。

 感傷に浸りながら待合室へと向かうと期待を裏切る中年グループ。
 多数の空き瓶といびきで現実に戻される。

 土合駅は駅舎の明かりが消えないため、やたらと蛾やら昆虫やらが群がっている。ミヤマクワガタが四匹もいて、大人げなく一人興奮。昆虫採集に連れてってと子供にせがまれているパパがいたら、是非とも勧めたい、土合駅寝。

 深夜零時頃、車で来た隈本と合流。
 寝付けに酒を飲んで就寝。

 17日 くもり後雨

 入渓6:15→白毛門沢出合6:55-7:05→金山沢出合から続くナメの途中7:40-8:20
 →入渓点9:55

 入渓点からしばらく行くとナメ、ナメ滝が現れきれい。

 水量は多いらしく、ハナゲの滝はすごいことになっていた。鼻毛ボーボー。
 水流左をなんなく登ったが、上部から流されると危ないので初心者がいる場合ザイルを出した方がいいかも知れない。
 右岸に安全な巻き道もある。入り口は滝手前の屈曲部で、入り口、出口共にロープが垂れている。

 その先は登る分には技術的にコメントするようなところはなく、ひたすらナメている。

 意識的にゆっくり進んだけれど、あっと言う間に金山沢出合を過ぎる。
 仕方ないので焚き火を起こす。すると、雨が降り出し、萎えてしまう。

 20mナメ状の滝を確認してから下降する気でいたが、やめて下り始める。

 下降は遡行とひと味違う。
 滝に関しては8m2段で念のためお助け紐を出したが他の滝は下降も簡単。(ハナゲ以外)

 一方、基本がナメ床なので、上りでは全く苦にしなかったような徒渉で気を遣う。
 水かさは大抵膝下なのだが、水流に足をすくわれ、
 二人とも2、3回転んでずぶぬれになる。
 まぁ、こけても大したことにはならないはず。

 ハナゲの滝は遡行したルートを下降するのは嫌らしそうだったので、あっさり右岸の巻き道を利用。

 遡下降+焚き火で3時間40分。短っ!!

 まとめ 〜加藤とのメールのやり取りより(無断引用)〜

 石井 (略)加藤どうする?(略)
 加藤 東黒沢行った事あるし、
    その時の美しい記憶を壊したくないんでやめときます。
    (略)

 小憎たらしいが、加藤の判断は正しかったのかも知れない、、、晴れた、紅葉の時期に、ナルミズとつなげるのがベストかも。