2003/9/28-29 ナルミズ沢
*************************利根川水系宝川ナルミズ沢記録 2003/10/5作成*************************
<期日>2003年9月28・29日(日・月)
<メンバー>小野健 佐藤あ 山崎 関口 橋元 (敬称略)
<天気>晴れときどき霧
<アプローチ>東京(レンタカー<前夜発>)→宝川温泉林道ゲート
<行程>
(1日目)
▲宝川林道ゲート6:50----8:22入渓点
宝川の林道ゲートからは30分程車道を歩く。その後は岩場につけられたトラバース道がひたすら続く。結構高度感があって怖い。
▲入渓点8:50----9:10ウツボキ沢出合(通過)----9:56休憩
入渓してすぐエメラルドグリーンの釜が広がる。暖かければすぐにでも飛び込むのだが、ところがどっこい足の指先さえもしびれる冷たさ。万太郎で泳ぎまくっていたはっさんが一転してへつり派に転じる。深い釜にかかった倒木の上をひやひやもので渡ったりしながらいくとウツボキ沢出合。焚き火のあとがちらほら。ウツボキ沢からもナメ。すぐにちょっとしたゴルジュとなる。うーん、ここは濡れずに越えれそうにない。あっさり右側から巻く。巻道は驚くほど明瞭であった。それにしても山崎さんは驚くほどよくこけている。一体何があったのであろうか?
▲休憩10:15----10:27大石沢出合(通過)----11:20魚止め滝
----二俣11:43
大石沢出合の3m滝は右から越えると面白い。山崎さんあっさり通過。関口さん見事に釜に落ちる。よほど悔しいのかその後気合で上りきった。執念である。大石沢出合から先も小滝が続く。どれも簡単。関東周辺沢登りベストコース50コースに「唯一のゴルジュらしいゴルジュ」と書かれた地点(S字峡)に着く。メンバーはひよりぎみ。ここは心意気をみせて突破せねば。S字は最初のカーブまで右岸の浅いところを行き、意を決して対岸へジャンプ!案外浅く後はへつるだけ。思ってたほどぬれずにすんだ。今回は水量が少ないらしい。(by佐藤さん)
魚止めの滝は思ってた以上にしょぼい。右から登る。少しぬめるがホールドはガバガバで簡単。
ゆっくり歩いたつもりだったが、12時前には二俣に着いてしまった。奥の二俣まで行っても良かったのだが薪が集まるかどうか心配だったというのは建前、本当はこの素晴らしいサイトに泊まりたかっただけなのだ、本日の行動はここまで!(やる気ねぇーーー)
テントは左岸に張る。左岸からさらに上がるとそこには素晴らしい草原がひろがっていた。稜線の紅葉とスラブのコントラスト、そして美しいナメ、はっさんのせくしーしょっと。(山崎さんの写真をご覧下さい)
この上なく幸せな瞬間だった。夕食はシチュー、んで酒宴。つまみいっぱいいっぱい。8時過ぎには寝た。
<歩行時間>4:06(内遡行2:34)
<行動時間>4:53
(2日目)
▲二俣7:08----8:15稜線
5:00起床。二俣を過ぎても美しいナメは続く。みな思い思いのところを歩く。奥の二俣は水量は5:1くらい。すぐに6m程度の滝がでる。上のほうが結構細かく佐藤さんにお助け紐を出してもらった。結局だれも頼らなかったが、初心者がいたら積極的に使いましょう。藪漕ぎもなくツメへ、ガイドブックどおりロマンチックな草原が広がっていた
▲稜線8:23----9:25JP
▲JP9:43--(何回か休憩)--14:06宝川林道ゲート
下山には結構時間がかかる。JPまでは中途半端に切られた笹でツルツル、朝日からのくだりはトラバースのところが結構悪い。要注意。宝川温泉はすごくいい。1500円だがそれだけの価値はある。露天風呂は全部で450畳だそうな。
<歩行時間>6:00くらい(内遡行1:07)
<行動時間>6:58
<総評>増水していなければ基本的に簡単。面倒そうであれば巻けばよい。ガイドブックにあるとおり大変美しい沢である。僕が言葉足らずなのが残念。沢自体は結構短い(計算したら3:40だった)。アプローチ・下山には結構時間がかかるので注意!久し振りに癒されました。
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