2004/8/1-6 夏合宿渉隊

********夏合宿B隊記録************

<期日>  2004年7月31〜8月6日

<山域>  北アルプス(常念〜槍〜笠)

<メンバー>
CL山崎 SL阿部 渡部 山田 白川 新井

<交通>
○行き 新宿2354—ムーンライト信州81号→452穂高
     穂高駅—taxi(30〜40分)→ヒエ平 ジャンボタクシー9人乗り
○帰り 中尾温泉口1343—bus→松本(渡部、白川、新井)
            1440→1603上高地(山崎、阿部、山田)〜穂高隊と合流

<行動記録>
出発@新宿駅
  見送りに来ていただいた方々の奇怪な行動が印象的だったので
  ここにまとめると...
   小野考さん:渉のザックに何かを詰める
   石井さん:ビール缶片手にうっかり見送りをアピール
   朝日さん:渉のザックを背負って腕立て伏せ
   佐藤あさん:その上から馬乗り
   山崎さん:見送り遅刻
   はっさん:発車間際に車内に入ってきて笑顔で一人づつ激励
   関口さん:同じく車内に入ってきてバターパン半分とみたらし団子を差し入れ
   石井さん:電車の窓にビール缶片手にへばり付く
  発車.皆ぞろぞろ追う.
   関口さん:何かを持ちながら走っていたがその腕はたくましく
   山崎さん:きゃぴきゃぴ
   佐藤あさん:電車と本気で競争
  最後はホームの端へ激突
  こんな風に見送られたのですが不思議と恥ずかしくなかったです.
  
一日目(一ノ沢〜常念小屋⇔常念岳)
  天候:稜線を境に一ノ沢側は曇り時々晴れ、上高地側は晴れ.
  5:20  一ノ沢着(タクシー)
      結構人がいる.水汲み、体操、トイレ、登山者カード提出.
      メロンが重い.
  5:45  一ノ沢登山口発.歩きやすい林道.
  6:20〜6:35  標高1323m
      沢に出て休憩.はしゃぐ山田に石を投げる.
      1503m地点で再び沢に出る.沢の近くの道は石が多い.
  7:20〜7:35  標高約1690m
      1750m位から高巻き.
  8:20〜8:40  沢で休憩@1900m近く.お花畑.
      二度目の高巻き.キツイ.
  9:12〜9:45  沢を渡って水場着.
      しばらく水場はないので全員満タンにする.
      先生は6L汲んで一番重い.ここから急登.気合を入れる.
  10:15〜10:30  標高約2250m
      たまらず休憩.その後も急登は続く.
  10:45  登りきって稜線までダッシュ.
      ぱっと視界が開ける.「北—(゜∀゜)—!!」
      テントを一番乗りで張る.600円/人、トイレ代100円込み.
  11:45  常念岳へピストン開始
      白川はう○こが溜まっていて、順調に進まず.
      上層は所々にハイマツが.傾斜が緩やかになり山頂が見える
      ところで白川は空身のザックを残置、渉は睡魔に襲われ少し寝る.
      オーダー崩壊.先生が後ろからサポートしてくださる.
  13:10  常念岳着.山頂には祠.天候は晴れで景色は良い.
      白川が腹痛を我慢できず、その場でする度胸がないというので
      先に下山.
      5人で1000円メロンを食す.果物嫌いの新井は一口だけいただく.
  14:00  下山開始
      瓦礫の道なので浮石に注意して降りる.
  14:50  テントに戻る
      白川によるカレー.具は既に切って乾燥させていた.
  16:00  天図.先生の偉大さを改めて知る.
  17:00  白川カレー完成.ジャガイモは柔らかくうまかった.その後軽く宴.
  18:15  就寝

二日目(常念小屋〜大天井〜西岳)
  天候:晴れ
  3:00  起床.渉のミートスパゲティーを茹で汁とともに.意外とあり.
  4:35  発、と見せかけて御来光を待つ.風がキツイ.
  4:55  御来光.
  5:00  発.急登はガレ道の後、低木の間をかいくぐるように進む.
      横通岳を巻く道.稜線の左側をゆく.なだらかな道.
  5:57〜6:10  稜線に出て休憩.小さなコル.東側は崖.
      東側からの風がきつく、山田のエアリアが飛ばされる.
      その後同じような道が続くが、所々岩の道を通る所があり、
      ルートから外れないように気をつけたい.
      コルに降りて東天井を左から巻く.尾根に登りつくと大天井岳が
      視界に.休憩を考えたが、体力の消耗も少なく、大天井も見えて
      いるので、稼ぎどころと見て、勢いでそのまま進む.
  7:47  大天荘着.ベンチを占領してまったり.
  8:20〜8:50  わたべえ先生の誘いに乗って、大天井岳へピストン.
  9:10  発.急斜面のガレ道.梯子あり.
  9:43〜9:55  大天井ヒュッテ.
      高山植物の中をゆく.いい道だ.サルの親子ハケーン.
      う○こが足場に.最後は急登.
  10:25〜10:40  ビックリ平.風なし.
      少し登って、稜線をゆく.
  11:23〜11:40  赤岩岳の手前の小ピークで休憩.岩.
      赤岩岳を過ぎる.日差しがきつくなってきた.
  12:10〜12:25  西岳二つ手前ピークで休憩.石が積まれている.
      西岳手前のピークでは稜線が切立っていて少し危ない.
      西岳を左に巻く.
  12:50  西岳ヒュッテ着.
      山田が安物サングラスを掛けて荷物整理.
  14:20  白川のいないスキに先生のパイナップルを食す.
  15:30  新井による恐怖のマーボーナス.先生はナスがお嫌い.
  16:00  天図.先生、自己満足.
  16:50  マーボーできあがり.ナス10個はボリューム満点.
      更にたまごスープ.
  18:40  今日は少し夜更かしをして就寝.白川が少し酔ってうざい.
  *西岳山荘の人に、殺生は水が少ないから槍岳山荘に張ると良いと言われ、
   テントがでかくても大丈夫だと言うので槍岳山荘に張ることにした.

三日目(西岳山荘〜槍岳山荘)
  3:00  起床.阿部ちゃんによるうどん.しょっぱい.
  4:30  発.西岳山荘のおっさんが「ぐっどらっく!」.はぁ?
      急な降り.梯子、鎖あり.
  5:15〜5:25  ベンチ.
      三つ連なった長い梯子.慎重に降りる.水俣乗越.
  6:15〜6:25  梯子を降りてくる女子医大生(先生の予想)の隊を
      待つついでに休憩.エアリアの「東鎌尾根」の「鎌」の右下あたり.
      そこの梯子を登りつめると、鉄板の注意書き.右下に道があったが、
      その道は危険だと書いてある.坂が終わると岩の道で緩やかに登る.
  7:13〜7:30  ヒュッテ大槍.先生が山田にポーズを取らせて写真を撮る.
      ガレ道を徐々に登る.
  8:15  槍岳山荘着.
      テン場ではまだ出発していないテントがある.どうやら一番乗り.
      大きい場所を選んだが、ぎりぎりだった.
      白川がカメラを大槍に忘れたとのたまうので仕方なく行かせる.
      わたべえ先生が松村に代わって部会の知らせをMLに流す.
      待つ間、テントの中で寝る.暑い.
  10:00  白川帰還.どうやらカメラはあったらしい.
  10:40  槍へのピストン開始.後半に鎖、梯子がある.慎重に登っていく.
      最後に長い梯子を登る.
  11:03〜11:45  槍ヶ岳山頂.360度の眺望.晴れ.10人くらいいる.
  12:00  帰還.
      小屋で昼飯.先生:うどん、渉:カツ丼、トマト、阿部:トマト.
      午後、雲が南西から出てくる.小屋からテントへ移動.
  14:15  ヘリが小屋に荷物を運搬.
  14:30  帽子を被った山田がポリタンの詰まったリュックを背負って
      小屋の水を汲みにいく.挙動不審であること限りなし.
  14:40  山田無事テント帰還.
  15:00  山田のツナシチュー.
  16:00  天図.先生と渉、自己満足.
  16:30  シチュー完成.
      いつの間にか霧雨.山田がビニール袋でホームレスの知恵を披露.
  18:00  就寝.

四日目(槍岳山荘〜双六小屋)
  天候:曇り(小雨)のち晴れ
  3:00  起.新井のうどん.
      ヘッデンを付けて槍を登る人幾人か.
  4:25  御来光を迎えずに発.ヘッデン行動.
      ガレ道を降る.その後稜線沿いに行く.たまに小雨が降る.
      朝焼けが雲ににじむ空に、気が付けば見事な半輪の虹.
      千丈沢乗越.稜線の右、左と行く.
  5:20〜5:30  再び稜線の右へ出たところで休.
      クサリ場があるが足場が乾いているので危なくはない.
  6:30〜6:50  佐俣岳
      歩きやすい道が続く.硫黄の臭いがし出すともうすぐ硫黄平.
      硫黄平はきれいな草原.
  7:40〜7:50  樅沢岳
      10mくらい行くと樅沢岳の標識が.証拠写真を撮る.
      緩やかに歩き、最後のガレ坂をだらだら降る.
  8:19  双六小屋
      さて、何しよう.昼まで時間を潰す.まったりモード全開.
  10:30頃  晴れだす.
  11:30  昼飯@小屋.
      先生:おでん 渉:カレー 阿部、新井、白川:ラーメン 山田:牛丼
  12:00  炎天下でトランプ.A隊おせ〜とボヤキながら大富豪を繰り返す.
  13:30  暑さに我慢が出来ずテントへ.杏仁豆腐を食す.
      先生、おやすみ.山田はどこかへ.新井、白川は小屋へ.
      阿部、渉は双六池の方へ散歩.貴重なツンドラを荒らしてしまう.
  15:20  A隊到着.遅せ〜.
  16:00  天図.台風11号が紀伊半島沖に.近畿を通過して明日の昼には
      日本海へと貫ける模様.
  17:00  B隊は先生による皿うどん、新井のコーンたまごスープ.
      A隊は松村のミネストローネ、コーンビーフのピラフだとか.
      勝機はなかったので勝負はいどまず、速攻で皿うどんを平らげる.
  19:00  部会.情報交換と明日の台風の影響と今後の行動を話し合う.
      宴ではガクトが一人毒を吐いていたような.
  20:30  就寝.

五日目(双六小屋〜笠ヶ岳山荘)
  天候:曇りのち雨
  4:00  起.雨はないが風が強い.白川のカレーうどん.
  5:25  発.
  6:10〜6:25  弓折岳分岐.晴れていればいい景色だろう.
      山田がナチスの曲、Freie Kunst(自由の歌)を歌う.いい曲だ.
  7:25〜7:40  弓折岳.三角点マニア(?)に三角点の場所を教える.
  8:17〜8:30  大ノマ岳.風が強い.
      秩父平へ降り、ガレ坂を登る.
  8:17〜8:30  2667mピーク手前.
      稜線を行く.秩父岩を通過.
  9:20〜9:49  笠新道への分岐を少し進んだところ.
      山田が君が代を歌う.
  10:10  テン場着.山田のビールを空ける.
  11:45  昼飯の時間なので小屋へ.
      小屋への道は岩だらけ.10分ほどかかる.
      小屋に入ると廊下を勢いよく滑る迷彩服を着たおじいさんが
      目に飛び込んできた.お店の人のようだ.
       カレー:阿部、新井、渉
       播隆ラーメン:白川、先生
       カップラーメン:山田
      漫画を読み漁る.まったりだらだら.いい小屋だ.
      気が付くと雨が降っていてテントに戻りたくなくなる.
  15:30  切りがないのでテントへ.
  16:00  天図.台風は熱帯低気圧となった.
  16:40  渉による牛丼.その後宴.
  17:50  山田のFreie Kunst.途中で間違える.
  18:40  山田臭が漂う.
  19:20  就寝.話が弾んだせいで夜更かしをしてしまった.

六日目(笠ヶ岳〜新穂高温泉)
  天候:小雨のち曇り.
  3:00  起床.白川のカレーうどん.先生と同じやつ.
  4:15  一旦小屋へ.トイレ.一面ガス.
  4:40  発.
  4:52〜5:30  笠ヶ岳山頂.なかなか晴れない.御来光見れず.
      急な岩の道を降る.浮石多く、歩きにくい.
  6:40〜6:50  雷鳥岩.曇りでも景色は良い.
      クリヤの頭を過ぎた後はジグザグに急な坂を降る.
      2100mくらいで左から沢に出会う.
      その後休憩場所を見つけられずにズルズル歩き続ける.
  8:40〜9:00  沢合流点.水場を過ぎてしまったようだ.
      沢を越えて左岸→右岸(大きな岩有り)→左岸.しばらく左岸を行く.
      穴滝で右岸へ.ロープがある.増水していると危険.
      その後は歩きやすい道.
  10:15  槍見旅館前着.800円/人、7つの露天風呂.
  13:30  慌てて下山連絡.旅館発.
  13:43  先生、新井、白川は松本へ.
  14:43  山田、阿部、渉は平湯温泉、上高地へ.
  *松本への直通バスは途中の平湯温泉で降車できないので、上高地へ行く
   場合は利用できない.

<反省> ・六日目のクリヤ谷への下山を選択したのは良くなかった.厳しいとは
      聞いていたが、エアリアにも実線で書かれていたし、小屋の迷彩おじ
      さんに聞いても今は通りやすくなっていると言っていたので、計画通り
      クリヤ谷を通ることにした.実際は、道があまり整備されておらず、
      浮石も多い.体力に自信のない人がいたら相当遅くなっていただろう.

<総括> ・一年生丸居がいなくなった関係で、ほとんどの行程が午前中に終わり
      余裕のありすぎる山行となってしまったが、結果的に昼に炎天下を歩く
      のを、また午後の雨に打たれるのを避けることができたので良かった.
     ・サポートしてくださった先生、歌を唱ってくれた山田、癒してくれた
      阿部ちゃん、温泉で石鹸とシャンプーを貸してくれた新井、相変わらず
      の白川、ありがとうございました.