2004/4/29 雲取山
===== 雲取山記録 =====
<作成> 竹村嘉洋(24期)
<日程> 2004年5月22日〜23日
<山域> 奥多摩
<メンバー> CL竹村(24期)、SL今野(24期)、池内(23期)、山田(24期)、阿部(25期)、
岡野(26期)、佐藤(26期)、白川(26期)、高柳(26期)、丸居(26期)
<行動記録>
■5/22 曇り時々雨
11:45鴨沢→13:05/13:30羽黒神社付近過ぎ→14:10/14:25堂所→14:55/15:10マムシ岩付近
→16:03/16:25ブナ坂→16:55奥多摩小屋(幕営)
○土松さんが新宿駅まで見送りに来てくださり、貴重なアドバイスをいただいた。
どうもありがとうございました。高柳さんの遅刻で電車を一本遅らせたが山田が来ない。
重装備のビッグ山田が来ないと始まらないのに何をやっているのだ。雲取山頂避難小屋に
泊まり日本一の夜景を見る計画はこの時点で断念。奥多摩小屋幕営が決定した。三鷹駅で
山田から電話が入り、いま起きたとおどおどした声で言う。11:00奥多摩駅発のバスに間に
合わなかったらビッグ山田以外のメンバーは先に奥多摩小屋まで行くことを伝える。電車の
中では楽しくウノ。今野さんは強い。ギャンブラーである。
結局ビッグ山田は10:49に奥多摩駅に到着し合流した。
○鴨沢でバスを降りると、きれいな公衆便所が我らを迎えてくれた。人懐こい黒猫が
擦り寄ってきた。トップビッグ山田で出発。杉の植林の続く単調な登り道。羽黒神社で
休憩をとろうと思ったが、羽黒神社が見つからない。エアリアをよく見ると、東に平行に
走る点線ルート沿いにあるものと考えられる。羽黒神社をあてにしてはいけません。
一本目なのに結構歩いた感じ。
○マムシ岩付近で雨が強くなってきたので雨具、ザックカバーを装着。岡野くんの
着ていた松村の高級雨具が羨ましかった。今野さんはスパッツまで装着し完全装備。
マムシ岩付近の急登でムシムシ暑いが、ビッグ山田の絶妙なペース配分で一年生も
しっかり歩いている。やってくれるぜビッグ山田。
○ブナ坂につく頃までに雨は上がったが、ガスの切れ目に雲が顔をのぞかせるような
冴えない天気。ブナ坂から奥多摩小屋までの尾根道は広くて気持ちがいい。蕗に似た
葉を持つ植物がたくさん生えている。ヘリポートから小屋までダッシュ。テン場代
一人四百円。すこし明るくなってきた空を見て、きれいだと感動している人が数名。
晴れてたらきれいな景色もっといっぱい見られるのにもぅ。
○テントを張ろうとしたら問題が続出。ジャンボエスパのポールの一本のゴムが
切れている。赤ダンのフライがなぜかスタードームのフライ。工夫してなんとか持ち
こたえられるようにする。幸い朝まで雨に降られることはなかった。夕食は高柳さんと
佐藤さんによる豚汁。一年生が中心になって作ってくれた。米もうまく炊けて、
ぶっちゃけめっちゃ美味しかったです。食後は上級生が赤ダン、一年生がジャンボエスパで
それぞれ楽しいひと時。一年生テントでは白川が梅酒を飲んでかなり酔っ払っている。
空を見上げると北斗七星がバッチシ。明日は晴れるかも。一年生テントがふと静かに
なったので覗いてみると、なんとそろってシュラフなしで寝ているではないか。
シュラフに入るように言い上級生も眠りに就く。
■5/22 曇りのち雨
05:50奥多摩小屋→06:35/07:00雲取山頂→07:25/08:25奥多摩小屋→09:00/09:25七ツ石山頂
→10:40/11:25鷹ノ巣山避難小屋→11:50/12:00鷹ノ巣山頂→13:20/13:35稲村岩尾根上
→14:00/14:45稲村岩取付点→15:40東日原
○四時起床。あまり寒くない。阿部ちゃんのうどんは美味しい。白川はダウンしている。
二日酔いか。白川を池内さんに任せ、荷物をビッグのザックに入れて山頂ピストン。
わりと急であるが荷物がないので楽チン。楽しみにしていた展望はゼロ。岡野くんは
山頂でビールのうまさに目覚めた。しかしつい飲みすぎてしまったか、奥多摩小屋に
戻ったら気分を悪くしていた。走ったのが良くなかったのだろう。丸居さんが妙齢の
女性集団に声をかける。東京女子医大ワンゲルなのだそうだ。阿部ちゃんは畏れ多くも
山頂で三角点マニアを冒涜。
○テントを撤収している間にも天気は着実に悪化し続けている。昨日と同じような順序で
出発。岡野くんは調子が悪いのでセカンド。七ツ石山への登りはややきつい。山ツツジの
ピンクが力強い新緑に映えて美しい。七ツ石山から鷹ノ巣山避難小屋の間は単調にして冗長。
眠たくなる者が多数。
○鷹ノ巣山避難小屋に着いたら小雨が降り出した。餌をもらえるとでも思ったのだろう、
鹿の親子がかなり近くまで寄ってきた。お茶を作ったりしてまったり。行動食を大量消費。
小屋の中はきれい。温度計があったので見ると13度。鷹ノ巣山の登りはそれほどきつくはない。
寒いので山頂ビールはイマイチ。余ったので池内さんと一気に干した。佐藤さんがだいぶ
疲れている様子。岡野君は回復したようだ。あとは下るだけ。
○鷹ノ巣山からの下りはかなり急。ゆっくり歩くが雨で転倒者続出。稲村岩取付点まで
一本で行けるかと思っていたが、全体的に消耗が激しい様子なので休憩。休憩後は新入生と
上級生を交互に配置して今野さんトップで慎重に歩く。経験者の高柳さんと白川はバリバリ。
流石である。
○稲村岩には佐藤さん、高柳さん、白川、ビッグ山田、今野さん、竹村が登る。雨で濡れて
滑りやすくなっていたので不安だったが、無事クリア。一番上の岩は360度の視界。
曇っていたが、妙に空気がクリアでとても気持ちの良い展望だった。
○稲村岩からしばらく下ると沢沿いの道に。増水しており渡るのにやや難儀した。
誰かボチャンといくかと思ったが全員うまくやり過ごした。その後は登ったり下ったりして
東日原へ。雨が気持ちよい。気持ち悪い人もいたのでしょうね、あはは。
<コメント>
・ビッグ山田の体力は無尽蔵。すごいぞビッグ。
・今回飲酒で失態を晒した者は十分に反省すること。
===== おしまい =====