2004/9/19-20 谷川岳馬蹄形
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谷川馬蹄形記録
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文責:榎戸(23期) 記録日:2004年9月20日
■日程:2004年9月19日(日)〜20日(月) (前日夜発・山中一泊・予備日なし)
■メンバー:CL榎戸(23期)、SL渡部(23期)、小野(健)(23期)、白川(26期)
■天候
初日の白毛門を登り始めた当初はガスっていたが、昼前に朝日岳に着くころに
は日が射しこむようになり、やがて熱くなった。テント場である蓬峠に着く頃に
は再び曇った。
二日目では、朝にはガスっていたものの、谷川岳に向かうあたりでは晴れ間も
見られた。しかし谷川岳のピークでは雲に眺望はなかった。
■行程記録
***19日***
★4:30…土合駅にて起床。夜中でも蛍光灯は消えないのでアイマスクを持参する
のがよい。女子高生の山岳部らしき連中が若さを無意識的にアピールしていた。
/5:05土合発。
★6:15…1005m付近着。休憩。日は射していないが湿度があるためか、汗が出て
熱い。/6:25…上記地点発。
★7:20…1340m付近にて休憩。/7:35…上記地点発。
★8:50…白毛門着。気温も太陽光も大して厳しくなかった分、予想したほど大変
ではなかったものの、長い登りである。/9:13…上記地点発。
★10:02…笠ヶ岳着。朝日方向から白毛門方向へ抜ける大学らしき沢屋さん達に
出くわす。ちなみに、小野が「大ちゃーん」と大声で叫ぶと渓谷にコダマしてエ
コーが三回も聞えた。なかなか趣きがある。/10:20…上記地点発。
★11:07…大烏帽子付近にて5分間ほど休憩し、水を飲んだ。
★11:40…朝日岳着。この頃ななると晴れ間も見られた。/12:05…朝日発。
★12:24…朝日岳を少し下ったところにある水場は枯れており、隣に水がわずか
に流れ出ているところがあったので、ここで取水した。ただし水の安全性が少し
不安であった。
★13:15…朝日岳と清水峠の間、おそらく1600m付近の地点で休憩する。/13:30…
上記地点発。
★14:00…清水峠着。水を沸かしてチャイをいただく。/14:40…上記地点発。
★15:25…七ツ小屋山着。/15:37…上記地点発。
★16:15…蓬峠着。沢二隊と合流する。参考までにテン場代はひとり300円。やが
て中根さん、安中さんが合流する。五目ちらしの夕食後に宴。なお、夜空は天之
川も見え、格別。10時以降、各自就寝する。
***20日***
★5:40…赤だんにて起床。祭の後でもあって起床は遅い。かの有名な力ラーメン
が食される。/7:15…蓬峠発。ガスっている。
★8:00…武能岳着。これまでわりともくもくと歩いている。/8:10…武能岳発。
★9:00…1750m付近にて休憩。/9:18…上記地点発。
★9:50…茂倉岳着。馬蹄形の内側にはガスがたまり、稜線までせりあがっている
が、馬蹄形の外側から吹き上げる風で押し戻されているのがよくわかる。/10:07
…上記地点発。
★10:25…一ノ倉岳着。/10:30…上記地点発。
★11:40…トマノ耳着。オキノ耳は写真を撮って通過したのみ。雲っていて眺望
がなかったため、トマノ耳も写真を撮って小屋へ向かう。小屋ではジュースを飲
むなど、思い思いのひとときを過ごす。
★12:10…上記地点発。計画書では西黒尾根を下る予定であったが、昨日の宴な
ど諸事情により出発が遅れたこと、また下界での打ち上げ兼送別会に出席するた
め、ロープウェイを使用することにし、天神平へ向かう。西黒に行ってみたかっ
た白川君ごめん。
★12:50…避難小屋着。小休憩。/12:55…上記地点発。
★13:30…天神平のロープウェイ駅着。片道1000円、荷物代金200円。以後、バス
で水上温泉へ向かい、入浴後、上野へ発する。
■総評
馬蹄形縦走をすること、沢隊と節目(蓬峠や打ち上げ)ごとに合流することなど
の諸制約によって、コースタイムは比較的厳しめであった。四年生メンバーは院
試明けで体力も落ちていているのは心配だったが、山行中はおおむね気温も低く
行動しやすかったこともあり、小野・渡部氏のトップのもと谷川岳まではコース
タイム通りか少し早いくらいで進行した。
最後に西黒尾根を下りなかったことは残念だったが、下山後の予定から行って
いたしかたない。雲のため眺望はいまひとつではあったが、雲間から見える山容
は一見に値する。最後に、一年生白川君にカワの愛称が定着したことも特記しな
くてはならないだろう。