2004/6/5 源次郎沢
源次郎沢遡行記録
2004/6/7 文責 小野
[山域]丹沢
[流域]水無川
[日時]2004/6/5(土) 朝発日帰り
[メンバー]CL小野(B4) 佐藤あ(M2) 朝日(M1) 小川(B1)
[アプローチ]渋沢駅戸沢山荘まで小野車を利用
[行程&コメント]
源次郎といえば僕にとって因縁の沢である。2年前に醜態をさらしたあの日からリベンジすることを目標にしていた。
8:13
渋沢駅で3人をピックアップ。佐藤さんが二日酔い。ほんと呪われているんじゃないのか、この沢。液キャベをのんで頑張ってもらう。さらに装備の受け渡しミスでヘルメットが一個足りない。反省。
戸沢山荘までは車で30分くらいかかる。
9:40戸沢山荘発
源次郎沢への入渓は道標が書いており万全。(入渓10:00)
大滝までは4mだの3段7mだのの適度な滝が続く。岩もぬめりがなく登りやすい。
左岸に8m滝のある支流を過ぎた後の4m滝で社会人パーティー6人組みに追いつく。この滝と3段7mで念のためお助け紐7mm×10mを使用。初沢の朝日さんと小川君だが登りは非常に安定していた。
10:40〜11:08 10m大滝登攀
小野リード
高さがあるのと練習の意味も込めてザイルをだす。久々で支点作りに多少手間取ったが、このメンバーで28分はギリギリ合格圏内?滝自体はガバだらけで簡単。
この滝を登っている際、さっきの社会人パーティーに右壁にザイルをかけられる。(僕らが登ったのは右壁)ここで黙認したのが後に問題となる。
11:10〜11:25 二俣で休憩
11:35〜12:08 二俣の先の5m滝
佐藤さんリード。左壁を登る、最上部のトラバースが結構いやらしい。朝日、小野と登って小川君には巻いてもらう。
先にあげた社会人パーティーにこの滝でも同時にザイルをかけられた。彼らは右壁を登った。うちらの隊とコールが混濁して、支点ができてないのにセカンドを登らせるという致命的ミスを犯した。
12:20〜12:43 大きなガレ沢との分岐点で休憩
チムニー状の滝は両方お助け紐使用。
13:15〜13:42 8mCS
小野リード
左壁にハーケンべた打ち、しかもアブミ有り。ひょっとして難しいのでは、と不安がよぎるが、まあいけるでしょうということで登った。ザイル使用。下半分を頑張れば後は簡単。全員無事登りました。支点は倒木を利用。
つめは沢筋を忠実に詰めればよい。落石の危険もそれほどない。
14:20 花立山荘着。ドライバーの僕を除いて皆ビールをのんだり。ここで富士山ガイド仲間の神出さん(法政大学山岳部)に会う。
14:40 花立山荘発
15:30 戸沢山荘着
このあとはいつもどおり鶴巻温泉の「ゆたか」に寄って、東京に皆を送った。高速道路はいつもどおり渋滞していた。
(総行動時間5:50 遡行時間4:20 遡行中歩行時間3:42)
[まとめ]
・小川君・朝日さんは初沢にも限らずしっかり登れていた。
・滝はすべて直登した。練習にちょうどよいが、クライミングの基礎を身につけていないと難しいかもしれない。
・他パーティーとコールが混濁した。「全員登るまで待ってくれ」とはっきり主張すべきでなかったか。十分な反省と、今後同じような状況に出くわした場合どうするか考えておく必要がある。