2004/8/12-13 葛根田川
葛根田川遡行記録 文責21期佐藤
○日程
2004/8/12-13 11日夜発 山中一泊
○メンバー
CL谷 SL佐藤(M2) 西井 山崎(2)
○交通
池袋20:30-2:30盛岡-3:30雫石道の駅7:00-7:30滝之上温泉郷
滝之上温泉郷-盛岡(時刻記憶なし)-どっかで仮眠-5:00池袋
交通費(ガス代+高速代)一人約8500円
○総評
難しいところは全く無く、初心者でも簡単。下部は豊富な水量と歩道付きの釜、濃い魚影を、上部は珍しい岩質の美しいナメ(多分)と人気の無い湿原を楽める。下山が長いところが玉に瑕だが、天気がよければ眺めの良い稜線歩きが(多分)出来るだろう。ちなみに下山コースタイムは甘い。
今回は二日目の天気が悪く、上部のナメは増水しており、稜線もガスったりしていたが、それはそれで問題なく行動でき、面白かった。魚影は濃いが意外と頭がよく、なかなか釣れなかった。
○遡行概略
8/12 晴時々曇
8:00滝之上温泉郷-8:30入渓-9:38ドーム状の滝10:00-11:00大石沢手前11:20-12:00中ノ又沢出合-13:00大滝-13:25幕営地
8/13 小雨-ガス-曇
幕営地7:50-8:40北の又沢分岐8:50-10:00途中のナメ10:10-11:15湿原(遡行終了)11:30-5回休憩-17:30滝之上温泉郷
○遡行詳細
8/12
沢への下降は適当に大きい堰堤の上から入って問題なし。道からは低いフェンス囲いが見えるところ。
記録に書くほどのことは特になく、最初の堰堤を越えるのがデブ二人には厳しかったぐらい。核心は大滝の巻きだが、二段になっている手前の段の釜の右にある踏跡を忠実にたどれば綺麗・簡単に巻ける。巻き終わりは短いクライムダウンだが初心者相手でもフォローできる程度。
大滝を越えて15分ほど行くと左岸が砂地になった快適な幕営地が現れる。増水しても後ろに逃げられそうだったのでそこでとっとと幕営。広くて何張でもいけそう。薪は乾いていて豊富。新聞紙半枚で着火。谷さん釣りへ出かける。後続の大学生らしいパーティ(男2、女2)をナンパでもし行ったのだろう。
その夜の事は私は何も覚えていない。とりあえずヘッテンを付けた記憶が無い。どうせ西井さんにセクハラでもしてたんだろう。蹴られたような気がするし。
8/13
起きたら小雨。そのまま出発。
読図が適当で微妙にニュウ。吐くし。北ノ俣沢の出合には、昨夜泊まった場所以上に快適で高台にある幕営地があった。5張は張れる。
しばらく行って左から入る滝の俣沢の次に左から入る沢へ。関東の森を避け、湿原の小屋を目指して二五万見ながら道を選んだ。このへんからやっと軽い登攀的な要素が出てくる。
増水のため、珍しい岩質のナメが濁った水でこれでもかと覆われており、ところどころ綺麗な岩肌が見える。けど増水してる方が面白いと思う。明らかに増えすぎな感じが。
途中出てくる二つの巻きは、一つ目は左から取り付き踏み跡にしたがって滝の際を行くと楽だが高度感がある。その踏み跡を途中から左に行って藪に突っ込んでも何とかなる。二つ目の巻きは滝の右壁に斜めに走るクラックを直上。途中草付きに頼るところがあるので初心者は要フォロー。
どんどん沢筋が細くなり、両岸からはみだす笹がうざくなってきたころ、ぽいっと小さく開けた場所にでる。藪漕ぎゼロに等しい。そのまま前に突き進むと森に囲まれた広い湿原に出る。ガスっていたのが効果的にいい雰囲気を出していた。
そのまま右にすすんで小さい沢筋をたどっていくと道に出る。
あとはひたすら歩きやがれである。谷さんの靴が馬鹿になっていてペースはゆっくりだったが、日が落ちる前に駐車場に戻れた。下山道は雨のせいもあるが基本的にどろどろなので沢足袋で下山する方が楽。泥まみれになった手と足が後日かぶれた。下山道途中にある避難小屋は工事中で使えなかった。水場はずっと無いので水は沢の中で汲んで行きましょう。
駐車場すぐにある300円の風呂は入れなくは無いがぼろい。けどおばちゃんが気さくでビールを頼んだらタダでツマミを幾皿か出してくれた。
そのあと盛岡で冷麺を食い、私は一人でビールを更に飲み、即行寝たので記憶は無い。運転しないで済むわ荷物は軽いわ酒は飲めるわ吐くわで美味しい山行だった。
○特筆すべき個人装備
初心者用釣りセット 谷さんがこれで釣っていた。餌はトンボが豊富。
骨酒用日本酒 美味かった。
魚用塩 忘れてすいません。
○反省
釜に飛び込んだ際、渉が携帯を流していた。ポケットに入れるなよ。
下山時もっと早く谷さんから荷物を奪えばよかった。谷さんも足痛いなら言ってください。
西井さんの運転はマジ危険。寝れない。
私誕生日だからって飲みすぎだよ。