2004/5/29 巳ノ戸谷
巳ノ戸谷遡行記録 (文責・22期山崎)
■期日
2004年5月29日(土)(朝発日帰り)
■山域
奥多摩日原川流域
■メンバー
L 山崎(M1)佐藤(M2)橋元(M1)(山崎(2年))
■天候
晴れ
●総評
天気が良く、水温も高めで濡れまくり、楽しい遡行だった。登攀要素が高めで、初心者には難しいだろう。下部に滝がまとまってあり、上部は単調なゴーロで倒木が多く、荒れている。また、下山路の仕事道は崩壊が激しい。8mの滝は結構難しい。しかし、巻くとすると忌山の悪場を全て巻くことになるので、この沢の楽しさが減ってしまう。吉田幸雄の遡行図は相変わらず。「山抜け」「押し出す」とか、、、
●アプローチ
4:30 山崎(ま)ピックアップ(本郷周辺)
5:00 山崎(た)ピックアップ(高田馬場)
6:15 橋元ピックアップ(箱根ヶ崎)
7:30 奥多摩駅
8:40 日原林道(入渓準備)
9:20 出合へ下降
・いつも通り、マツダレンタカー@御徒町のデミオ。運転は佐藤さん→山崎→橋元。
・日原林道ではお喋りしているうちに入渓点をはるかに通り過ぎてしまう。下降点はわかりにくい。下山路の仕事道出口に「通行禁止」の看板があり、そこから少し下ったところ。ネット情報では巳ノ戸谷の看板があるとあったが、なくなっているようだ。少々崩壊気味で悪いが、巳ノ戸谷出合のすぐ下流に出る。
●遡行記録
遡行時間4時間55分、下山時間1時間15分
9:25 巳ノ戸谷出合(入渓)
10:30-11:20 忌山の岩場8mの滝
11:50-12:20 鞘口窪の先のゴーロ(休憩)
13:30-13:45 孫七窪の先のゴーロ(休憩)
14:20 仕事道の合流(遡行終了)
15:35 下山終了
・忌山の悪場まではまったりとした渓相。水温は低くなく、水に浸かっても平気(私だけではないよ)新緑が目にしみる。マイナスイオン全開。
・大滝15mは右から高巻く。
・忌山の悪場はゴルジュの中に滝が連続していて面白い。釜を持った滝ばかりなので、多少落ちても大丈夫。岩はホールドがしっかりしているが、コケがついていて少々滑りやすい。
・全員全身ずぶ濡れ。うほ☆
・忌山の悪場の8m
山崎リード、橋元ビレイ。ハーケン2個、ボルトに赤い残置シュリンゲ一本(A0可な感じ)。支点は倒木で取る。立っている上滑りやすく、久しぶりにリードした山崎は結構いっぱいいっぱい、ガクガクプルプルで時間がかかった。佐藤さんはプルージックではなくアッセンダ−で登る
・8mの後の3m滝で山崎が滑って落ちる。下が釜だったため事なきを得た。
・6mの滝はお助け紐使用。
・橋元が膝を捻ったので、佐藤さんがテーピングを施す。
・5mの滝は右から巻く。
・鞘口窪辺りから、地図がよく分からなくなった(地図と遡行図の位置の同定ができなくなってしまった)
・上流部は倒木だらけのゴーロ。谷は荒れ放題。
・五平窪を過ぎて飽きてきた頃、左岸に仕事道を発見。青い小さなシュリンゲが木から下がり、木に赤テープがある。踏み跡ははっきりせず、分かりにくい。遡行終了。
・仕事道はかなり悪い。途中までは踏み跡がはっきりしない。崩壊した箇所のトラバースが多く、苦手な山崎は佐藤さんに助けられまくりだった。途中からは植林地となる。大崩壊地あり。怖かった。自信がない場合は仕事道を下降路に使わない方がいいかもしれない。
●帰路
温泉を求めて彷徨った挙句、いつものもえぎの湯へ。相変わらず混んでいた。「へそまん」が気になる。帰路の運転は山崎。助手席の渉にブレーキの掛け方を指導される。すいません。橋元を箱根ヶ崎で下ろし、道端でご飯を食べて、佐藤さんを新宿へ下ろす。21時過ぎに都内着。お疲れ様でした。
●反省
・下山連絡を忘れていた。
・リードを久しぶりにしたため、手間取って時間がかかった。合図など要確認。
・忘れ物注意。