2004/6/20 滝子沢左俣
滝子沢左俣遡行記録
文責19期石井
●期日 2004/6/20(日) 朝発日帰り
●山域 大菩薩笹子川流域
●天候 晴れ
●メンバー L石井(D2,19期)、谷(OB,18期)、江頭(OG,22期)
●総評
二俣手前までの伏流帯が非常に退屈だが、その後のナメ滝、スラブ滝はなかなかいい。遡行図が悪いのか、ニュウなのがいけないのか現在地はほとんどわからなかった。 八幡荘は1000円するけどポイント高し。
そんなに東京から離れているわけではないのに遠くまで来てしまった感覚になる初狩駅に一票。
●記録
初狩駅前ローソン8:00→権現橋9:30-(入渓)→二俣9:40-→ハング状8mを越えたとこ12:15-→滝子山(1610m)13:30-
→初狩駅裏八幡荘16:30
ローソンで谷さんが行動食の買い出し。石井は目ざとくその中に缶ビールがあるのを確認する。
JRのガードをくぐってすぐ、右から流れ込むのが滝子沢。
くそ暑いのに水量が少なくて悲しくなる。笹子川で水浴びしていた方が楽しいかもと思いつつ、林道を行く。
権現橋で遡行準備をし、ちょろちょろ流れる水で申し訳程度の入渓の儀を行う。いきなり真新しい堰堤が2基あり、ったく堰堤なんて造るなよ。とか思っていると施工会社が石井工業だったりする。(関係ないのにメンバーから愚痴が飛ぶ。)
そして、堰堤のせいかしばらく行くと伏流する。かなりだるい。
水のない沢がこんなにも苦痛だとは。谷さん曰く「山に来たのに坂がないみたい」定義矛盾も甚だしい。
二俣を過ぎるとナメ滝が次々に現れる。特に30mナメ滝(たぶん)はでかい。登り切った後、後ろを振り返ると富士山が、、、
見えなかった。残念。佐藤隊のテンションが上がったのはこの辺かと思いを馳せつつ進む。
あとはひたすらナメやスラブをひたひた、ひたひた。たまにこれは江頭には厳しいかと思い、お助け紐を出したりもしたが、「いりません」とか言われたりする。実は彼女が一番良い動きをしていたかも知れない。きっと関口のメットのせいだろう。
いつのまにかスラブ滝40mはやりすごし、遡行図にはない左からの枝沢に引きずり込まれそうになったりしながら気付けば20mナメ滝一条クラック。ここで初めて現在地が分かる。(重度のニュウ)
ここを関口がノーピンでリードしたのか〜と史跡めぐりでもするようにしばし観察。
そして巻く。
次の8mも左から巻く。
ツメは過去の記録通り行く。心の準備が出来ていたせいか、それほど危険は感じなかった。それでもガレを詰めて行き詰まってから右の枝尾根に乗る所はお助け紐で確保した。
滝子山(三角点のない方、1610m)はなかなかの展望台。残念ながら富士山は裾野しか見えなかったが、頭に思い描きながらビールで乾杯。
下山後は途中の道に看板の出ていた八幡荘へ向かう。野放しにされた名古屋コーチンと戯れ、入浴、休憩、山盛りのおでん付きで1000円。
もちろんビールを注文し、ほろ酔い気分で畳の上でくつろぐ。すだれの向こうに青空がのぞけば、いつまでも居座りたくなってしまう。こういうのを幸せって言うんでしょうね。っと土松なら言うのだろう。