2005/9/17-18 大無間山
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大無間山山行記録
2005(平成17)年9月17〜18日
田代中〜小無間山〜大無間山〜小無間山〜田代中
L 安中(16期)、今野(24期)、山崎崇裕(25期)
17日(晴れ)
11:25田代中バス停出発 14:45-15:00小無間小屋
16:00鋸歯(P1とP2のコル) 17:40小無間山
18日(快晴)
7:25小無間山出発 9:25-10:00大無間山
11:25-11:50小無間山(テント撤収) 13:25小無間小屋
15:15田代中バス停到着
17日(土)
静岡駅からバスに乗ること3時間で、田代中の登山口に着く。バス停の脇には民宿が
あり、その裏手に回ると鳥居があり登山口となっている。鳥居の脇には霊水が豊富に
湧いており、ここで水を補給。(稜線には水なし)
道はいきなりの急登から始まる。道は細く、植林地を抜けると、藪が道の両側からか
ぶさっている所も多い。さすがに南ア深南部は、他の山とは違って自然があふれてい
る。それでもマイナーな山域のメジャーな山ということで、何人かの登山者はいた。
要所要所は赤テープや道標があり、慣れれば道を外すこともないと思う。
バテないように抑え気味のペースで登り始めたものの、小無間小屋に着くころには結
構疲れてた。月見をするには絶好のテント場でもあり、ここで幕営する誘惑にかられ
る。
小無間小屋から核心部の鋸歯が始まる。大きなアップダウンを2回、小さいのは数回
繰り返すが、結局小無間小屋と大して標高が変わらない、という辛い所。それを抜け
て最後に300Mの急登をこなすと、小無間山に着く。
小無間山頂は2、3ヶ所幕営できそうなところがある。テントを張ると早速あたりが
暗くなり、中秋の名月が出てきた。夕食後外に出て、酒を飲みながら思い思いに月を
鑑賞。東京ではビルの間からちらっと見るだけの満月だが、今夜はじっくり味わう。
月の光に包まれていると、だんだん不思議な気持ちになる。またしても寝る直前の記
憶がない。
18日(日)
朝は完全に寝坊。1時間半もロスしてしまった。小無間小屋に泊まるのと大差ない時
間になっている。
山崎は目覚めるなり速攻外で戻す。二日酔いらしいが、時間がないので容赦なく出
発。
大無間山までのなだらかな縦走路が、このコースのハイライト。深い森、あふれる緑
がたまらない。ほとんど藪漕ぎみたいな所もあり、獣道が縦横に走っていたりする
が、ここまで登ってくる間に藪道にも慣れているので、問題なく歩ける。
誰もいない山頂はひだまりになっていて気持ちよかった。梨を食べたり、草の上に寝
転んでビールを飲んだり、贅沢な時間を過ごす。でも、そのおかげでバスの時間に間
に合わなさそうになり、ここから本気の下りが始まった。
小無間山からの急な下りや鋸歯のアップダウンも休まずに突破したが、エアリアタイ
ムとの差を縮められない。なんてきついコースタイムなんだろう。今野を走りやすく
するため、荷物を身ぐるみ剥いでいく。それでも下界に近づかない。
メンバーみんなが疲れてきたので休みたかったが、やすんだら終バスに間に合わな
い。心を鬼にして歩き続ける。気づけば、下り道なのに誰も一言も喋っていない。
結局、バスの15分前に下山。コースタイムは10分くらいしか切れなかった。次に
行く人は要注意。
山行の締めは、静岡駅前の寿司屋で。銚子のさんまを想像しつつ、さんまの刺身と、
にぎりを食べた。外は月が綺麗だった。
PS.メンバーの皆さん、今度はもうちょっと楽な山に行きましょう。