2005/7/17-18 豆焼沢
豆焼沢遡行記録 文責 22期橋元
○期日 2005/7/17,18(日、月) 沢中一泊
○山域 奥秩父滝川流域
○天候 晴れ
○メンバー L橋元(M2) 山崎ま(M2) 阿部(4)
○総評
一部の枝沢が崩れガレているところもあるが総じてきれい。50m大滝はさすが
表紙に載るだけはあるという感じ。ホチの滝の迫力もすばらしい。雁坂大橋との
対比がなんとも不思議な感じがする。よくもこんな面倒くさいところに橋を架け
たものである。そこまで難しいところはないが気は抜けない。2級だなって感
じ。岩は全体的にヌメルので注意。
○行動詳細
一日目
出会いの丘へリポート9:20→9:30豆焼沢出合→10:12ホチの滝下→12:13トオの滝上
(休憩)12:30→14:15 50m大滝14:30→15:25幕営地(19m4段滝上の適地)
二日目
幕営地7:50→8:07 60mナメ滝下→9:25登山道→10:00雁坂小屋(休憩)10:50→
11:00雁坂峠(休憩)11:40→13:45車道→14:00新地平バス停
三峰口からタクシーで豆焼橋手前の出会いの丘へ。ワサビ沢は完全に人工のも
のと化している。ワサビ沢の右岸にあるヘリポートで装備を整え適当に下る。も
はや踏み跡がどうこうとかいう問題ではない。適当に下れる。堰堤が現れ、左岸
にくさった梯子がかかっている。左岸に移り梯子は使わず適当な斜面を下って豆
焼沢に到着。
ひさしぶりの大き目の沢で水量の多さに感動してしまう。
そうこうしているうちにホチの滝。でかく迫力がある。右岸を巻くがリッジに
出た後、高度感がある。
核心部であるすぐ上の小ゴルジュは左岸を巻く。踏み跡もわりと明瞭。一応、
小ゴルジュには入ってみたが噂の出口2mはありえない。石井さんも高田さんも水
流沿いをメインの攻略法だと見ているが水量多すぎでまずありえない。右壁はあ
やしい残置スリングが垂れ下がっている。落ちると痛そうだし取り付きたくない。
トオの滝は上段下段とも左壁を直登。
8m滝は右壁から。最初の2,3手がいやらしい。橋元がとりあえずソロで登るが
落ちると痛そうなのでロープを上から下ろす。ロープの使用はここだけ。
50m大滝に見とれる。写真でも撮りたいところだが誰一人カメラを持っておら
ず携帯もザックの奥底。心に焼き付ける。右岸から巻くが上手に踏み跡をたどれ
ば簡単。15分くらい。
6m滝は少し手前の右壁から。落ち口付近が狭くていやらしい。残置スリングあり。
19m4段滝を見て、へー登れるんだーと思いつつさっくり左岸を巻く。
5m滝を越えてしばらく行くと左岸にビバーク適地。一日目はここで終了。ただ
し、アザミが多くて油断すると痛い目にあう。薪はわりと豊富。夕方、雷が遠く
で鳴っていたが結局ポツリポツリと一瞬雨が落ちるだけだった。3人には多いつ
まみを消費したり今年初の花火をしたりして9時ごろ就寝。
二日目は5時半起床。だらだらと朝食を取り7時50分出発。
20m2段スダレ状と60mナメ滝は美しいと思う。ここの右岸もビバーク適地であ
る。高台とはまさにここのことである。60mナメ滝を真正面に見ながら眠ること
が出来るであろう。
その後は適当に越えて行き、遡行図通りにガレ沿いにルートを取れば登山道に
突然でる。思っていたより長くて疲れる。
雁坂小屋では小屋のおじさんと50分も話した。ビールでも買って峠で飲もうと
思い、おじさんにビール1本頼むとなんとタダで3本くれた。いやーありがとうご
ざいました。
峠では他の登山客もおり、一人の中年男性のラジオで梅雨明けを知る。ビール
を各自1本飲み軽く酔っ払いながら下山する。
塩山駅でバスから降りると梅雨明けを実感した。まじで暑すぎ。今回使用した
温泉の宏池荘は300円から400円に値上がりしていた。ここの親父さんはタオルと
いうとバスタオルを想像し、いわゆる普通の小さめのタオルのことはあくまで手
ぬぐいのご様子。手ぬぐいは貸してくれます。シャンプーなし。あるのはなつか
しのレモン石鹸。でもお湯はとても良いです。
*遡行図は奥秩父・両神の谷100ルート。滝の名前などもこれに準拠