2005/10/22-23 釜ノ沢東俣
-------------釜ノ沢東俣遡行記録--------------------
<期日> 2005/10/22-23(土日)
<メンバー> L山崎(B3) 橋元(M2) 阿部(B4)
<天候> 22日:小雨のち曇り 23日:快晴
<行動記録>
一日目
入渓点(30)ホラ貝のゴルジュ(65)東のナメ沢(60)魚留滝(55)幕営地
・0940 塩山駅に集合
気温が12度と寒い上、外は小雨が降っており、西沢渓谷ハイク隊の
誘惑から逃げるようにして、西沢渓谷までタクシーで。6000円也。
・1030 西沢渓谷入口着
ヒト多し。
・1100 入渓
大橋を渡って、堤防を越えたところで入渓。10cmくらいの増水。
雨が降っていたが、とりあえずホラ貝のゴルジュまで行くことに。
途中から林道に入り、清兵衛沢、ホラ貝沢を渡って、ホラ貝のゴルジュへ下りる。
・1130〜1150 ホラ貝のゴルジュ
渉はゴルジュをへつって遊んでたら落ちてしまい、そのつもりはなかったが
泳ぐ。はっさんと阿部ちゃんは引いてたような…。雨も止んでいたので、
遡行することにした。
山ノ神前を過ぎ、乙女ノ沢。はっさんは去年この滝の前でコマネチして
写真を撮ったとか。リアルに想像してみる…はっさんだらか許される行為だ
と思った。この辺から山間部の紅葉が鮮やかになってくる。
・1255〜1305 東のナメ沢出合
西のナメ沢の周囲の紅葉は綺麗だった。
・1405〜1420 魚留滝
魚留滝までは遊びすぎない限りそれほど時間はかからない。
千畳のナメは期待していたほど紅葉していなかったが、
目の前に現れたときは思わず歓声をあげた。
7mのナメ滝では滑り落ちることはできないので、ヒヤヒヤプルプルした。
3段5mで、渉は最後の段で水流沿いに登っていったら動けなくなって
しまったので、阿部ちゃんにお助け紐を出してもらう。これ以上は濡れ
たくない。7m曲り滝は右から巻いた。
・1515 幕営@1550m付近
7m曲り滝を過ぎて、右岸に一ヶ所適地があったが無視して、少し上流の
左岸で幕営。一心不乱に薪集め。
夕食は阿部ちゃんによる山岳グルメ(チキンカレー)。肉塊(豚)、さつま揚げ
を網で焼いて食べる。ソーセージは枝に刺して焼く。動物性タンパク質摂り
過ぎだなと思いつつも、ゼッテー体重増えるよwとぼやきつつも、ついつい
食が進んでしまい…食い過ぎで酒が余ってしまったのは内緒である。
気が付いたら空には満点の星が。その次に気が付いたのは時間が24時
ということ。翌日6時起床の予定を7時起床に変更して就寝。夜中に目が
覚めると寝れないくらい寒かった。
二日目
幕営地(20)両門ノ滝、ヤゲンの滝(70)水師沢出合(40?)木賊沢出合
(80)木賊山
・0700 起床
快晴である。朝食ははっさんによるラーメン、ほうれん草入り。
・0830 発
・0850〜0910 両門ノ滝
折角なので一本。左岸に巻き道への赤テープがある。
上部は気が抜けない。
・0920 ヤゲンの滝(マヨイ沢出合)
カンテを避けて、マヨイ沢側から巻いた。
上部の6mは左側から登る。いづれも気が抜けない。
・1005〜1025 河原
のどかな場所である。
枝沢を過ぎると、甲武信ヶ岳がモッコリ…否、ヒョッコリ現れた。
・1118 40mナメ滝
この滝の前に右から枝沢が入る。下部は左側、上部は右側を登った。
・1130〜1150 水師沢出合
40mナメ滝を登りきって水師沢と出合う。
はっさんは巨岩のマントルをボルダリング。
沢を蛇行して「甲武信小屋→」の看板。
ここからだらだらと急なナメ小滝が続く。
右から入るはずの木賊沢を確認できないまま登り続ける。
急な滝が続き、踊り場もなく、所々凍ってたりして気が抜けない。
・1310〜1320 40m程のナメ滝の上@2270m付近
沢は崩壊の激しいガレ場となり、右側の樹林帯へツメ上がる。
左の彼方には甲武信ヶ岳が。木賊沢に入ったことを確信した。
・1405 登山道
一安心したが、ヒトに会うのが恥ずかしくなる。小さくなりながら小屋へ。
・1410〜1440 小屋
小屋に着いて間もなく、沢で会ったパーティーが到着。
何事もなかったように言葉を交わす。
木賊山を巻いて下山。昨夜降っただろう雪が解けずに残っていた。
・1540〜1555 広瀬(分岐点)
・1650 林道に出る
・1705 バス停
在京連絡をして終バス(1739)で塩山へ。
穴場の温泉では湯と水風呂を三人で行ったり来たり。
駅前の中華屋では座敷でストレッチ&まったり。
<反省>
木賊沢に入ってしまった。ケルン・テープがあっただろうにもかかわらず、
気づかなかったことは、恥ずかしい限りである。実際は「木賊沢が右から入る」
ではなく、「進むべき沢が左から入る」が正しかった。最後まで気を引き締め
なければいけない。
<総評>
・期待を裏切らない美しい沢である。
・結局ザイルを使わなかったが、初心者がいる場合は両門ノ滝、ヤゲンの滝では必要
・大勢で行く場合、両門ノ滝までで引き返すというプランもありかもと思った。
<電波情報>
西沢渓谷周辺はFOMAの電波はまったくありません。でもMOVAはおkです。
三人ともdocomoなので、他の会社については分かりません。