2006/5/13　モミソ沢

山岳愛好会雷鳥（東京大学・お茶の水女子大学公認サークル）
モミソ沢遡下降記録　　　　　　　　　　　　　作成：山崎

○期日　　2006年5月13日(土)

○山・水域　　丹沢・水無川流域・モミソ沢

○メンバー　　L山崎(25期)、福本(26期)、関(25期)

○タイム　　12:00入渓開始　13:30三段11M　14:30CS3M　15:00大棚　16:20入渓点

○記録

　今シーズン初沢。新宿で待ち合わせた新○が来ないので、予定より45分遅れて
新宿を発。予報では午前中は降水確0％のはずが、普通に雨が降っている。国立
で福本を拾い、大倉へ。懸垂岩で訓練するだけと考えていたが、もともと入渓する
つもりでいたメンバーになったので、入渓することに。その旨を在京へ連絡する。
新芽荘前で車を停め、新茅ノ沢の手前を降りて入渓点へ。既に他の沢屋は帰る
感じだった。12時だったので、懸垂岩で練習せずに入渓。最初の4mの滝で、練習
がてらザイルを出す。リード渉、ビレイ関。福本は支点の作り方を忘れていて自信
がなかったようなので、その後の滝でもずっと、ビレイは関か福本が、リードは渉
がやることに。6mの滝では、右岸に巻き道があったが、ザイルを出す。いい支点
が見つからず、倒木でとる。サクサク遡行し、三段11m(14:30)。最初の二段は難
なく登る。最後の一段は巻き道があったが、雨で足元が危なそうで、また滝(3m)
が魅力的でもあったので、登ることに。福本、関ともゴボウすることなく、頑張れば
余裕な感じで登った。5mチムニー、3mCSもザイルを出して難なく通過。この時点
で遡行開始時刻の14:30だったが、沢を引き返す方が時間がかかると考え、大棚
まで行って尾根から降りることにした。ゴルジュを通過し、鬱蒼とした霧の中、大
棚が現れる。濡れていたし、時間も押していたので、巻くことに。左から巻いたが、
トラバースが危険だったので、お助け紐を出す。休憩もせずに、15:00下降開始。
右岸に取り付いた尾根は、読図により目的の尾根でないことを判断し、トラバー
スしてさらに奥の大きな尾根へ。足元が滑りやすいので、慎重にトラバース。読
図をしながら尾根を降りる。登山道に近い道だった。この尾根を辿って行けば普
通に降りられそうだったが、懸垂下降の練習もしたかったので、前回と同じポイン
トで、懸垂下降する。16:20遡下降終了。

○反省

　12時までに入渓の計画だったが、もっと早めにすべきだった。また、「14:30の
時点で沢中にいる場合下降する」という計画だったが、時間的な判断から結局
大棚まで行って尾根を降りた。融通を利かせたという意味ではいい判断だった
かもしれないが、計画段階でのイメージ力の甘さは反省すべき。尾根の下降は、
前回の記憶に頼る部分が少なからずあったものの、尾根の下降の難しさを感じ
られたし（前回はろくに読図もせず、付いていっているだけだった）、読図のいい
練習にもなった。沢訓練としては、全員満足のいくものだった。関、福本は登高
器の使い方（セカンドとして）、トップロープでの登り、ザイル操作の手順、コール
を確認。福本には一橋ワンゲルのスタイルとの違いを認識してもらった。大きな
違いとしては、一橋ではリードはほとんどせず、一人がフリーで登って、確保する
という点。また確保の仕方も違っていたようだ。今回は懸垂岩での練習を省いて
入渓したので、沢中、福本にリードをしてもらうことはなかったが、次の機会にで
も支点の作り方と確保の練習をしてもらいたい。渉としても今までは、はっさん
(パパ)、まりりん(ママ)と一緒に行っていたが、今回は親離れの一歩として意味
のある沢だった。
最後に、車を出してくれて、しかも22時からあるバイトの会議に遅れてまで送って
くれた関、ゼミの準備を後回しにして参加してくれて、しかも温泉に付き合って
くれた福本、ありがとう。8:04まで寝ていた新井は、またの機会にご一緒しましょう♪