2006/6/3 石津窪
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山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
石津窪遡行記録 文責・山崎
○期日 2006年6月3日(土)
○山・水域 奥多摩・盆堀川・石津窪
○メンバー L山崎(25期)、福本(26期)、関(25期)
○タイム 8:56入渓 滝5M 9:30スラブ滝9M 10:15滝8M、6Mハング 11:11大滝25M
13:40支尾根 14:20登山道 14:40下山開始 16:15千ヶ沢出合(車)
○記録
関は5:30に渉を、7:00に福本を拾う。棡葉窪の入渓点である採石場を確認し、
千ヶ沢の出合まで車。霧雨が降っているなか、入渓準備。2,3日前まで晴れ
の予定だっただけに、テンションは…(略。この雨の量だとそれほど増水して
いないだろう。石津窪出合まで15分ほど歩き、入渓。程なく左に折れて、5M滝。
折角だからザイルを出す。小滝を超えて行き、9Mスラブ滝を右から巻く。巻き
道はザイルを出すほどではなかったが、あまりしっかりしていなかった。トラバ
ース嫌いな関は苦戦する。巻いた後、上から見下ろすと、水中にハーケンを
ハケーン。滝としては登れないこともなかったが、25M滝の前に水に濡れて体
力を消耗したくなかった、、ということにしておこう。8M滝は水流の左から登る。
3/5付近にハーケン一つ。福本曰く、「(いいホールドが)意外とアル(・∀・)!!」。
6Mハング滝は残置シュリンゲがある右側を。力技の魅せ所だが、自称か弱い
福本は苦戦。シュリンゲに足を掛けて突破。関は「どうやって登るの(・∀・)??」
という反応を示しながらも登る。二俣を左に折れて、来ました25M。水量はそれ
ほど多くはない。オレンジのシュリンゲが右側2/5、3/5付近に2本。ルートとハ
ーケンを確認し、リード渉、セカンド福本、ビレイ関で登ることに。登っていくと、
下から確認できなかったハーケンがいくつもある。下部はガバガバで爽やかに
登る。3/5まで来ると、さらに上のハングにシュリンゲを確認。これに釣られて
登っていくとハマルらしい。登った後、横からハングの上部を見ると、踊り場が
なく危険であることが分かった。3/5付近で左へトラバース。水流に付き、水中
のハーケンを一つ確認する。この時点で既にずぶ濡れ。水飛沫でコンタクトが
ハズレそうになるので、ゴーグル装着。これがなければ登れていなかった。
2Mほどシャワークライム。水中で二個中間支点を取る。左へ抜けて登り切る。
3つのボルトのうち二つで支点をつくる。セカンド福本は下部での登りで体力を
使い、シャワークライム前で梃子摺っていた(眼鏡のせいもあってか)が、気合
で登る。関はシュリンゲ、カラビナを回収しつつ登る。後で聞くと、シャワークラ
イムが楽しかったと。7M滝は左から余裕。それにしても、人が入っていない
せいか、蜘蛛の巣が張り巡らされており、行く手を阻む。ツメへの目印となる
ルンを発見できずに、奥の二俣を左へ行き、6M程の滝を越えて目の前の左
の支尾根に取り付くと仕事道だった。左の方向から、木を伐採している音と、
人の声が聞こえてくる。右へ進み登山道へ。ケルンを発見できなかったが、
読図は合っていたようだ。市道山へ行き、千ヶ沢を下降。終わってみると16時
過ぎ。意外と時間がかかっていた。
○反省
最初の5M滝で福本にリード、確保の練習をしていれば良かったと、後で思う。
まずは下界で練習しましょう。25M滝は予定通りのルートで登り、特に問題はな
かった。ただ、中間支点が予想以上に多くあったので、ヌンチャクを使い果たし、
最後のハーケンを使えなかった。個数に余裕を持たせるべきだったと反省。
登ったあとには達成感があり、寒かったけど登ってよかったと思えた。シャワー
クライムになる際、コンタクトを使っている人(渉)にとっては勿論だが、裸眼で
ばっちり見える人(関)にとってもゴーグルは必要であったようだ。
今回は三人とも寝不足でしたが、山へ行く前日は睡眠をとりましょう。