2006/6/16-17 鳳凰三山

山行記録6月第3週   作成:27期芝崎
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■日程 2006年6月16-18日(金-日) 駅泊1泊2日
■山域 南ア北東部 鳳凰三山2840m(日本百名山)
*概要:鳳凰山は、地蔵岳、観音岳、薬師岳の三山からなり、鳳凰三山と呼ばれることも多い。全山が花崗岩の
山である。南アルプスの中でも比較的手軽に、アルペン的趣を楽しむことができる。地蔵岳にあるオベリスクと
呼ばれる大岩塔は、遠くからでもその存在を認めることができる。
*山名の由来:法王になった孝謙天皇の伝説や、薬師岳に立つ2つの巨岩を崇拝したことなどによるという。
■メンバー 芝崎CL、山下SL、高木、佐藤(春)、高柳   計5人
■行動記録
*概要:事前の予報に反して意外にも天候は良かった、が肝心の山頂で雨と風の荒れ模様お蔭で青木鉱泉迄の下
りはかなり苦戦した。2年前の渉さん達は逆コース、この登り結構苦労したのでは。それでも1年の高木君は始
終涼しい顔をしていたのでむしろこちらは汗 上級生顔負け。
*0日目
○23:00中央本線竜王駅(駅泊)
金曜の夜発で5限まで講義があるという高木君には悪いなと思いつつ、始めの予定より早めに家をでてもらう。
新宿駅で待ち合わせをしていたら高柳さんも到着、皆さん集合が早いなと思っていたがどうやら中央線が遅れて
いる様子でなかなか電車がこない、20分ほど待ってようやく来た電車にとりあえず高木君と自分は乗り込む。
電車の遅れもあったせいか結局メンバー5人がそろったのは竜王駅0時を回った頃だった。竜王駅では待合室で
寝る事として、あとは新井さんが差し入れてくれた桃のケーキを皆で頂いた。なかなか美味でした。
*1日目
○5:00竜王駅=taxi=5:50夜叉神峠登山口
起きる頃にはもう空は明るかった。線路工事でうるさい中準備をして予約のタクシーで登山口へ向かう。困った
事に中型タクシーでは5人乗るのは無理だといわれてジャンボを予約する事となったが、、、うーんやられた感
が。帰りのタクシーは中型でした。。。
○6:00夜叉神峠登山口〜〜7:00夜叉神峠
天気は晴れに近い曇り。樹林帯を登っていく。今回の山は標高が高いのでそれを実感してもらおうと、高木君に
は山行中始終身の回りの景色をよく見てもらったが、なにかわかってもらえたならば嬉しい。夜叉神峠からは白
根三山がはっきりと望めた、まだ雪がかなり残っていて圧巻だった。この日の行程は長くないので休憩を長めに
取ってその分周りの景色etcを楽しんだ。やはり山には写真隊が必要かもしれない
○7:10夜叉神峠〜〜8:40杖立峠(の看板)通過〜〜10:20苺平
急がなかったが意外に早くついた。ガスがでたりきれたり、やはりまだよく見る樹林帯の道が杖立峠までは続く
。そこから先は幹が白い樹(シラビソ?)の生える明るい道を進む、また立ち枯れした木々が目立ち始めた様に
思われた。
○11:00苺平〜〜11:40南御室小屋
もう次で小屋到着という事で、苺平ではのんびりと休憩を取っていろいろ皆で話をした。辻山は展望がいいとエ
アリアに書いてあったが道があまり良くなさそうだった、始めから行く計画にしておいてもいいかも。南御室小
屋はテン場が広くきれいな小屋で贅沢にもど真ん中にテントを張る、とは言っても時間が早すぎただけのようで
夕食を作り始める頃には3張りほどのテントが設営してあった。夕食は山下の十目ご飯で、白米がうまく炊けて
いれば美味だったろうと思う。米の水の加減は難しい、、、それからは降り始めた雨の音に不安を感じつつuno
をしつつ高柳さんの持ってきてくれた林檎を食べつつ明日に備えて寝た。
*2日目
○4:20南御室小屋〜〜6:20薬師岳
起きてみると雨はほぼ止んでいた。鍋にお玉がない事を嘆いたがもう遅く朝食はうどんだった。2時半起きだっ
たが意外に手間取って辺りが明るくなりかけた頃出発。始めのうちは樹林帯で雪渓も少しある様子だったが、途
中からハイマツ帯そして森林限界を超えると急に岩稜の砂礫帯へと標高の変化がよくわかった。この頃になると
日は射さないもののほぼ周りの視界は開け辺りが見渡せた、これで鳳凰に来た甲斐はあったはず、後で天候は急
崩れするとしても。比較的余裕があったので、分岐から薬師岳のピークまで足を運んだが、特に何の標識もなく
残念。すぐに引き返して予告通りに観音だけまでの1ピッチは試しに高木君に先頭をやってもらうこととした。
○6:40薬師岳〜〜7:10観音岳
この頃からかなり荒れ模様の天気になってきて特に風が強まってきた。高木君のペースはかなり早かった、が寒
い中よく頑張った方だと思う。道の途中で丸い葉っぱで黄色い小振りの花が咲いていたが、残念名前がわからな
い。。。観音岳はあまりゆっくりせずにそうそうと立ち去った。
○7:10観音岳〜〜8:00地蔵岳直下
最高峰の観音岳をすぎて下りに入ったが、露出する大岩には少し苦労した。途中の岩場でどこかのワンゲルのす
れ違ったがあまり天気もよくないので適当に流してしまった、が結局彼らは中道から下山してきて結局青木鉱泉
でまた会い、間が悪い思いをした。地蔵岳直下についた頃にはかなり周りがガスっていてオベリスクも靄の中、
山下はオベリスクに登りにいっていたが途中で戻って来たようでその後も雨の中少し待ったが諦めた、が下り始
めたらなぜか靄は晴れた。
○8:30地蔵岳直下〜〜9:00鳳凰小屋
どんどこ沢沿いを下っていくと鳳凰小屋に到着した。道はザレていたが比較的下りやすい。小屋でひと呼吸入れ
て最後の急坂の下りに入る。
○9:10鳳凰小屋〜〜14:15青木鉱泉
かなり苦労した。途中の滝4つで休みを取ったが、それでも雨の中樹林帯でじめじめした中滑る急坂を長い時間
下り続けるのは精神的に疲労が来た。また、途中で何カ所か道がわかりづらい箇所があってルートを選ぶのにも
大分気を使わなければならなかった。その分青木鉱泉についた時はほっとした、アヤメも咲いていた、がしかし
青木鉱泉はお世辞にもいい湯とはいえない、湯につかっていてそういえば乗鞍の時中山さんが青木鉱泉はダメだ
と言っていたということを思い出していた、、、下山先は再考の余地あり。

■感想 
今回はかなり精神的にそして経験の面で充実した山行となったと思うのでよかったが、個人的にはそろそろのん
びりしたやまにいきたい、んーと。とりあえず「丸い葉っぱで黄色い小振りの花」は調べましたが不明。バイケ
イソウなら観音岳の先にあったかと(葉っぱ)。たべてたらヤバかったっぽい(汗 
http://www.mfi.or.jp/isoda/dokusou/baikeisou.html
トップはいろいろ大変だと思う。CLももういいかもと思う。