2006/11/18-19 立山山スキー

先日の立山の記録です。天候は土曜日は快晴→薄曇、日曜は晴れ→曇→雪
でした。

行き先:北アルプス立山連峰
日程:2006年11月18日〜19日
メンバー:芝崎、白川、中山

11月18日 
  3:15 我孫子中山家発。荷物の積み込みに手間取り3:00発予定が15
       分遅れる。

  5:55  長野IC着。長野で朝食後7:25扇沢着。例年にない積雪量。車はやや
       少なめ。

 8:30扇沢発ーアルペンルート乗継ぎ−9:55室堂着
  事前にヤフオクで300円で購入しておいた2割引券が役立ち8,800円のところ
  7,050円に。白川だけ別の列に並んでしまったため割引除外に。
  黒部湖〜室堂の荷物料金が倍額になっていて板、荷物各400円計800円に。

  途中黒部ダム、黒部平、大観望からはすばらしい展望、後立山は真っ白。

  天気予報によると今日は晴れるが、明日は崩れる予報なので今日
  雄山へ行ってしまうことにする。荷物をデポ。

 10:20室堂発−11:15一ノ越着
  前半は平地を歩く。後半はやや急な登り。ここまでシール歩行。
  すばらしい展望、雪はパウダー。室堂で気温が7度もあり
  歩行中汗をかく。
  一ノ越は非常に風強いところだが、今日は例年に比べると弱い。
 
 11:30一ノ越発ー12:30雄山山頂着
  急な登り。ここからつぼ足。シールは無理だろう。アイゼンを装着した
  が、今日はつけなくても良かった。山頂に着くころになると徐々に
  雲が広がってくる。山頂からは後立山や槍ヶ岳などの眺めが
  すばらしい。富士山まで見える。

 13:00雄山山頂(山崎カール)より滑走開始−14:50室堂ターミナル着
  1ターン目で芝崎氏が転倒したときにビンディングの金具のネジが
  外れる。滑走不能に。芝崎は徒歩で降り、靴のサイズがたまたま
  同じだった白川と途中交代で滑ることにする。

  山崎カールは去年のようなアイスバーンはなかったが、上部はやや
  固め、下部はやや重めで一昨年ほどの雪質ではなかった。
  今シーズン初の滑走のため全く思うように滑れなかった。芝崎氏
  のスキートラブルなどもあり、かなり時間がかかって室堂着。

 15:40室堂ターミナル発−16:20雷鳥沢テント場着
  
  室堂から雷鳥沢までは消化試合みたいなもの。バッチリ
  踏み固められているのでツボ足でも十分。
  今年は3年ぶりのテント泊。夕食のすき焼きを食べて早めに就寝。
  やはりテントは寒い。来年以降は小屋に戻ることだろう。夜中
  起きてテントの外に出てみたら満点の星空だった。

11月19日
 5:50起床−7:00出発
  今日は天気は下り坂の予報なので朝起きて天気が持ちそうなら
  雷鳥沢を1本滑り、朝からダメなら滑らずに引き返すことにしていた。
  テントの外を見るとまだ晴れていて山はくっきりと見えている。
  しかし、西のほうからは黒い雲が。行けるところまで行って
  ダメになったらそこであきらめるということでとりあえず登り
  はじめる。

 7:00出発−7:50中間地点
  かなり急な登り。シールで登っている人もいたが、人が多く入って
  いて十分トレースがついているのでつぼ足の方が早いだろう。
  白川は水分が足りないらしくかなりバテ気味。まだ晴れ〜薄曇り
  程度。スキーのない芝崎はここからゆっくり登ることにして、
  中山、白川が先行する。

 8:00中間地点−8:40別山乗越
  中間地点から少し上がると日本海がくっきりと見えてくる。そして
  富山湾、能登半島まで見事に見える。まだ日本海側は晴れている。
  山頂からは剣岳の見事な展望そして白馬もすばらしい。剣沢も
  滑りたくなるが、天候がこれから下り坂とうことと芝崎を待たせて
  いることから今日はガマンしておとなしく雷鳥沢を滑走することと
  する。この時点ではまだ薄曇りで視界はバッチリ。

 9:00雷鳥沢滑走開始−9:40雷鳥沢テント場
  日本海が見える地点付近で芝崎と合流して記念撮影。途中白川と
  交代で滑走。あっというまに渡渉地点へ。テント場につく頃に
  ガスが出てくる。最高のタイミングで降りて来た。

 10:40雷鳥沢テント場発ー11:30室堂着
  あとは消化試合。雷鳥荘までの登りがとてもきつい。メインザックを背負って
  の唯一のまともな登り。室堂につく頃に雪が降ってくる。本当に見事な
  タイミングで行動できた。室堂はすごい数の観光客。

 11:45室堂発ーアルペンルート乗継−13:20扇沢着
  ロープウェイに乗っている間に雪が雨に変わる。扇沢に着くころには
  小降りになっていた。

 13:40扇沢発−14:00「薬師の湯」着
  薬師の湯では初めて旧館に入る。客の9割は新館に入るから旧館は
  ガラガラで、しかも新館は循環泉であるのに対して旧館は源泉
  掛け流し温泉ということで圧倒的に旧館がオススメ。

 14:30「薬師の湯」発−16:55「ぼんち食堂」着
  恒例の「ぼんち食堂」。かつ丼んとカツカレーがサービス期間中で
  カツが2枚に倍増らしい。ということで中山はカツカレー、芝崎はカツ丼
  を注文。白川は旨煮ソバ。カツカレーはカツも2倍だが米が2倍以上
  だった。不覚にも初の敗退を喫してしまう。芝崎はとにかくすごい。
  カツ丼完食の上中山の残したカツカレーのご飯もすべて平らげてし
  まった。次回は中華丼を食べて欲しい。白川は旨煮ソバをスープ
  以外は完食。
  山下にもぜひ来てもらいたい場所である。

 18:00「ぼんち食堂」発ー22:20我孫子中山家着
  小仏トンネル渋滞16キロ、所要時間100分。

総評
 ・天候判断は絶妙だった。
 ・雪の量はここ5年で2002年に次ぐ多さ。量は2002>2006>2005>2004>2003。
  気温が高かったため雪質はイマイチ。質は2004>2002>2005>2006>2003。
 ・自分もかつて登山中にビンディングが壊れてしまい滑走を断念した経験が
  あるが、ビンディングやアイゼンなどの道具は必ず事前確認する必要が
  ある。
 ・ビンディングはデイアミールに限る。怪しげなメーカーのはロクでもない
  ことが分かった。
 ・来年からは立山へ行く前に狭山でも丸沼でもいいのでどこかゲレンデ
  で練習しようと思った。初スキーだったので満足の行く滑りとは
  かけ離れた内容だった。
 ・3年ぶりのテント泊だったが、小屋とは雲泥の差。食費を考慮すると
  差額は5,000円程度なのでここはやはり小屋だろう。
 ・ぼんちで敗退してしまったのは悔しい。リベンジに行きたい。