2007/6/16-17 雲取山

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雲取山山行記録
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■日時
2007/6/16〜17
■メンバー
L門司、山崎、山下、川畑、中村、高坂、吉本
■コース
1日目:三峰神社〜霧藻ヶ峰〜お清平〜白岩小屋〜大ダワ〜雲取山荘
2日目:雲取山荘〜雲取山〜小雲取山〜七ツ石山〜鴨沢
■コース総評
・コースは非常によく整備されている。
・奥多摩なのにコースタイムはきつめ。
・雲取山荘のテン場は狭い。
■反省
・赤ダン7人は無謀だった。ザックを外に出して寝たが、かなり狭い。
■記録
1日目:快晴(総行動時間5:25)
*〜三峰神社*
6:45西武秩父駅集合。山下氏は恒例の発車3分前到着。ヒヤヒヤ。直通電車で西武秩
父へ。電車に結構人がいたので、みんな雲取だったらどうしようと不安になるが、バ
スはガラガラ。1時間以上もバスに乗るので、座れなかったら悲劇だと思っていた
が、杞憂だった。バスを待つ間、山下氏がポリタンを持ってきていないことが発覚。
みなに非難を浴びる。三峰神社の標高はおよそ1100m。電車とバスで高度が稼げる。
三峰の神様のお陰か、雲ひとつない晴天。

*〜霧藻ヶ峰*
10:45三峰神社発。鳥居をくぐる。ここからは神域らしい。すぐに妙法ヶ岳への分岐
を分ける。もう少し進み休憩。三峰神社から雲取山荘まではいたるところにベンチが
置いてあるので、どこでも休憩が取れるといっても過言ではない。というか整備され
すぎ。12:15霧藻ヶ峰着。ここで渉先生による読図教室。両神、甲武信、和名倉山な
どの展望がよい。休憩を取り、霧藻ヶ峰を出発、5分ほど進むと霧藻ヶ峰の看板が…
あれれ??どうやらさっきの場所は霧藻ヶ峰ではなかったらしい。でも展望はさっき
の場所のほうが良かったぞ。

*〜白岩山*
本来の霧藻ヶ峰を通過し、今回の山行での一番の急坂にさしかかる。でも思ったより
きつくはなかった。お清平を過ぎ、しばらくして休憩を取る。各自思い思いの行動食
を食べる。ちなみに僕はおにぎりと鳥のから揚げ。晴れて気温が上がっているはず
(この日東京は30℃)だが、樹林帯であること、風が吹いていること、湿度が低いこと
の三点からあまり汗をかかずにすんだ。白岩小屋に到着。小屋の主人もこの晴天を逃
すまいと、必死に布団を干している。ここも眺めがよい。といっても、和名倉山の尾
根が目の前を平行に走っているのでその先が見えないのだが。山下氏はここで野菜
ジュースを購入。先輩曰く、マネーパワーは偉大らしい。そんなこんなで小屋を出
発。30分ほどで白岩山山頂につく。山頂は木に囲まれて展望は全くない。山頂で休
憩。

*〜雲取山荘*
白岩山頂を出発。大ダワまでは下りが続く。結構下る。もったいない。大ダワまで2
本で行く。大ダワを出発し、山荘を目指す。途中雲取ヒュッテを通過するが、今は使
われていないということで、ボロボロだった。もう廃墟に近い感じだった。山荘まで
の登りはたいしたことはない。4:10山荘着。早速テントを張る。テン場代は一人300
円、安い。エアリアには50張り張れると書いてあるが、大ウソ。せいぜい10張りが限
界だろう。もうあまりいい場所は残っておらず、少し傾いた場所にテントを張る。こ
れが後々に悪影響を及ぼす。

*雲取山荘にて*
4時に間に合わなかったので、天気図を断念する。せっかくラジオ持ってきたのに。
夕食の食当は僕、メニューはシチュー。シチューは失敗しようもなく、無事完成。田
部祭に備え、夕食は軽めに。田部祭は18時半から。それまではみんなぐだぐだ。18時
半になると、神事が始まる。神官が来て田部氏を呼び出したり、送り返したり、玉ぐ
しを奉納したりととにかく長い、そして寒い。渉さんは耐え切れず山荘に逃げ込む。
7時過ぎ、ようやく神事が終わり、宴の始まり。飲めや歌えやの大騒ぎ!…とまでは
いかないが、それなりに盛り上がっていた。(※田部祭の詳細は最後のおまけを参照
のこと。)焼肉に焼きそばに山菜のてんぷらにちまきに…そして日本酒まで。これが
タダだなんて。山でこんなに満腹になったのは初めて。翌日は2:50起床と言い渡
し、8時半、就寝。だがここからが地獄だった。全然寝付けない。なんとか酔ってい
るうちに寝てしまおうと思ったのだが、どういうわけか目が冴えてくる。結局2時過
ぎまでは10分おきぐらいに時計を見ていたように思う。実睡眠時間45分といったとこ
ろだろう。原因としては、テントが狭かったこと、テントが傾いていたことだろう。
みんなも何度か目を覚ましていたようだ。ザックをテントの外に出して寝たが、赤ダ
ン7人はやっぱりきつかった。もし雨が降っていたら…と考えたらゾーっとした。や
はりテントの人数は余裕を持っておくべきだった。

2日目:晴れ(総行動時間4:40)
*〜雲取山頂*
御来光を山頂で見ようと思っていたため、江頭2:50起床。昨日吹いていた風はすっ
かりおさまっている。食当は高坂。テント内でラーメンを作り始めるが、ここでハプ
ニングが。テントが傾いているせいか、皆が動いたせいか、お湯を沸かしている最中
の鍋がひっくり返ってしまった。幸いにして大事故にはならなかったが、危なかっ
た。このせいで、朝食作りが遅れる。山頂での御来光をあきらめ、山荘で日の出を見
ることにする。4:23御来光。山荘の宿泊客も含め全員が同じ方向、すなわち東の空
を見上げる。晴れていたので、御来光もばっちりだった。4:40他の人が動かないうち
に山荘を出発。いざ雲取へ。およそ30分弱ののぼりだが、きついところは全くない。
途中、鎌仙人レリーフがあるが、わざわざ登山道を外れてまで見に行く価値はない。
山頂の手前で野生の鹿を目撃。

*雲取山頂にて*
5:10山頂着。天気は晴れ。富士山、南ア、すべて見える。おそらくこれ以上の展望
はないだろう。写真をとりまくる。特に富士山。去年登った飛竜が良く見える。にく
き飛竜。前飛竜で滑りまくったいやな思い出がよみがえる。雲取の山頂は意外に人が
少ない。だがなんと…偶然(恒例?)にも中山さんに遭遇。中山さんも一緒に集合写真
を撮りなおす。ここで中山さんから名言が。「今日は急いでいてデジカメを忘れてし
まったから、恒例の即日写真UPができない」と。

*〜七ツ石山*
5:40下山開始。ここからはトップを中村に交代。一説に写真をとるためにトップを
譲ったという話があるが、決してそんなことはない。しばらく尾根沿いの下りやすい
下り坂を下る。ここもずっと眺めがいい。中村は結構いいペースで下る。一時間ほど
歩き、七ツ石に到着。七ツ石直前の急登は距離は短いがなかなかきつかった。

*〜鴨沢*
ここからは一切登りはない。ひたすら下る。相変わらず中村はいいペースで下る。大
して急なわけではないが、ずっと下りが続くのでだんだん飽きてくる。途中二回ほど
休憩をはさみ、二時間ほどで鴨沢に下る。9:10下山終了、在京に連絡する。暑くな
らないうちに下山できてよかった。実は降りてきたバス停は鴨沢でなく、ひとつ奥多
摩駅寄りの小袖川だということが判明。鴨沢とわずか200mほどしか離れていなかっ
た。だが鴨沢から乗るよりも40円安い。今後鴨沢に下ったときは、小袖川まで歩くべ
し。徒歩3分。

*〜奥多摩駅*
バスは30分ほど乗っていたはずだが、眠かったためわずか5分ぐらいのように感じら
れた。奥多摩駅に着き、適当な温泉を探す。が、やっぱりもえぎの湯に行くことにな
る。ザックを駅にデポ。奥多摩駅前の観光案内所みたいなところで、スタンプラリー
の台紙をもらい、それを温泉で見せるだけで100円引きだった。これはお得。奥多摩
駅に戻り、駅舎の2階にある食堂で昼食を摂る。全員がざるそばを注文する。まるで
ざるそばパーティー。大盛を頼んだが、とても量が少なかった。残念。青梅線に乗り
込み、後は各自解散。お疲れ様でした。

■おまけ
田部祭攻略テク(雷鳥外秘)・・・Raicho8300を見ましょう。(管)