2007/7/28 海沢
---------------海沢遡行記録------------------
<期日> 2007/7/28(Sat)・日帰り沢
<山域> 奥多摩
<メンバー>5人
L山崎(25期)、深畑(11期)、山崎(22期)、土松(23期)、新井(26期)
<行動時間>
奥多摩駅940-1030入渓点1100-1240井戸沢出合1300-1315海沢園地
-1330ねじれの滝1500-1530大滝1550-1700過ぎもえぎの湯
<記録>
当初、丹沢のセドノ沢左俣に行こうとしていたが、メンバーのまりりん
つっちーは今シーズン初沢ということと、新井は2年振りの沢だという
こと、さらに夕刻には隅田川花火企画があるということで、近くて簡単
でしかも楽しめる沢である海沢へ行くことにした。すると、今シーズン
は子育てで行けそうにないとおっしゃっていた深畑さんから参加表明
のメイルをもらい、ちょうど一年前の小室を思い出した。あの時も深畑
さん、まりりん、つっちーがメンバーにいたっけ(・З・)?まりりんは終始
深畑さんに結婚の質問を投げかけ、わけのわからんところで妄想を
膨らまし一人げらげら笑っていたが、果たして今回も同じだった。
前回(小室)のつっちーは寒い朝から泳ぐ深畑さんに、いやいやながら
も一人続き、漢気(Mっ気?)を見せてくれていたが、今回のつっちーは
少し日和り気味で、淵を泳いで突破する深畑さんを横目に巻くわ、
釜への飛び込みに二の足を踏むわで、若さが足りなかった。。。
新宿朝744発のホリデー快速奥多摩1号に乗って奥多摩に向かう。
前日まで試験だったガクトはやはり家で死んでいたようだ。「今起きた」。
天気は晴れで日差しが強く、沢に入ったらさぞ気持ちいいことだろう。
奥多摩駅に着くと、やはりおばさんおばさんおじさんおばさん。アメリカ
キャンプ村を過ぎ、太陽が照りつける中、一刻も早く入渓したい気持ち
を抑えながら、入渓点まで1時間ほど歩く。天地沢出合付近の看板を
降りていくと、記録通り木橋が架かっていた。自分の体重で崩れるんじゃ
ないかと思われるほど古ぼけていたが、意外としっかりした橋だった。
新井が入渓の儀式をしたことがないと訴えるので、入渓の儀式@火付け
役はまりりん。濡れても寒くないなんて、すごい久し振りの感覚だ。キモチ
イイ(・∀・)。苔むした岩々をまたいで進んでいくと、最初の淵が現れた。
ここは一番若い新井に逝ってもらう。行く手を阻む木のツルを越えて
向こう岸まで逝けはしたが、水から上がれない様子。深畑さんが助けに
行き、皆もぞろぞろと続く。次は大きくきれいな釜で、日が差してエメラル
ドに映える。まりりんが思わず飛び込んで行った。滝の左岸に取り付き、
岩に乗ったところであぐらをかく。「なにやってんだ、あいつは」と深畑さん。
つっちー、新井、渉と続き、それを深畑さんが見守る。左岸の岩に乗る
のはホールドがあまりなくて難しいのだが、一生懸命登っている新井に
上から土松さんが容赦なく水をかける。新井は落ちて振り出しに。
今思うに、ここは釜に飛び込んだりして遊んでもよかった。
その後、小さな釜、小滝の登攀、水流の強い小滝を突っ張って突破する
など。新井は手こずりはするものの、シュリンゲ・お助け紐で何とか突破
する。一時間以上も歩き、そろそろ休みたいところだが、がんばって進み、
井戸沢出合で一本。井戸沢出合はまっすぐに流れ落ちる滝が目印で、
見事である。この滝の右には巻き道が付いていた。休憩もそこそこに出発。
時間が押していたので、すぐ右岸から車道に上がって、海沢園地まで車道
歩き。まりりんはもう十分満足したーと言うが、これからがメインなんですよ。
まりりんが満足しちゃったからか、空はだんだん曇りがちになり、三つ釜の滝
に着いたころには雨がぱらぱら。三ツ釜の滝は見事に三段で、それぞれが
大きく深い釜を抱えている。三段目の釜が絶妙の飛び込みポイント(両側
から飛び込める)。行きは飛び込まずに通り過ぎ、核心であるねじれの滝
へと歩を進める。ねじれの滝上から降りてくるパーティーを待って、下部は
シュリンゲで残地ハーケンをつなぎ、上部はザイルを出して左岸を巻いた。
上部の登り初めが、足場・ガバがなくて少しいやらしい感じではあった。
釜を深畑さんと渉は泳いで、それ以外は巻いて突破すると、大滝が現れて
フィナーレ。見応えのある滝である。下の2Mくらいは滑り台として使えそう
だ。雨は小雨から土砂降りになってきたので、休憩を切り上げて探勝路
を途って引き返す。この土砂降りは去年の小川谷廊下を思い出させた。
さて、三つ釜の滝の飛び込みポイントへ再びやってきた。雨は降っている。
土松さんが最初に飛び込む空気になってきたが、なかなか飛び込まない。
痺れを切らして渉が飛び込み、深畑さんも飛び込んだ。ようやく土松さん
も飛び込む。いい締めだった。
もえぎの湯で深畑さんにビールをご馳走になり、軽く晩飯を食って、気が
ついたら19時過ぎ。隅田川花火に間に合うわけがなく。。。
<総評>
下部は釜を思う存分楽しめ、三つ釜の滝〜大滝は見応えがあるだけでなく、
飛び込むのに絶好の釜、登攀が楽しくしかも落ちても大丈夫なねじれの滝、
大滝の滑り台と、遊具がすべて揃っているといっても過言ではありません。
初心者から経験者まで楽しめると思います。海沢へは、8月の炎天下にでも
初心者を連れて行こうと思っていたのですが、今シーズンもう一度行っても
いいかなと思うくらいに楽しい沢でした。
あと、新井のフォローを任せきって申し訳ありませんでした。