2007/8/1-5 夏合宿
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07夏合宿飯豊隊記録
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■日時
2007/8/1〜5(山中4泊5日)
■メンバー
CL門司(28期)、SL高木(28期)、松村(25期)、相羽(26期)、佐藤(26期)、
高柳(26期)、中村(28期)、高坂(28期)、吉本(29期)
■コース
1日:弥平四郎登山口〜祓川山荘
2日:祓川山荘〜疣岩山〜三国小屋〜切合小屋〜本山小屋
3日:本山小屋〜御西小屋〜大日岳ピストン〜御西小屋〜烏帽子岳〜梅花皮小屋
4日:梅花皮小屋〜北股岳〜門内小屋
5日:門内小屋〜扇の地紙〜梶川尾根〜飯豊山荘
■コース総評
・台風5号に振り回された山行だった。
・台風の接近に備え2日に本山小屋まで詰めたのが正解だった。
・飯豊のコースタイムは緩め。
・飯豊の道はずっと一本道でしかも稜線上なので、夏山だったら迷いようがない。
・飯豊は見かけによらず、登山道に岩ゴロゴロで足元を掬われやすい。
・岩場多し。
・稜線上に道があるということは逆に言えば、しがない少ピークでも登るというこ
と。アップダウンが多く、これが意外とつらい。
・au、mova強し。fomaは役に立たない。
■記録
○1日 コースタイム0:20、総歩行時間0:15、総行動時間0:15
天気:晴れ
タクシー下車1540〜1555祓川山荘
タクシーが山荘のすぐ手前まで入ってくれる。小屋はぼろいが広い。NHKが入らない
のはちと痛い。2階を占領し夕食を作り就寝。
○2日 コースタイム8:20、総歩行時間6:55、総行動時間9:30
天気:晴れ
祓川山荘435〜40〜515休憩530〜35〜605休憩615〜45〜700疣岩山710〜40〜750休憩
800〜45〜845三国小屋915〜35〜950休憩1000〜35〜1035休憩1045〜25〜1110切合小屋
1150〜35〜1225休憩1235〜45〜1320休憩1330〜35〜1405本山小屋
3時起床。弥平四郎からの登りは極端に急な箇所、危険な箇所がなく、入山に適して
いる。疣岩山からは稜線上。御秘所は急な岩場。台風が接近しているので、進めると
ころまで進むことにし、本山小屋まで詰める。小屋からは磐梯山、吾妻連峰、朝日連
峰、鳥海、月山、日光白根、佐渡などが見えた。管理人によると佐渡が見えたのは今
シーズン2回目。テン場代は一人500円。夕方から風が強まり、ガスが出る。夕食中に
テントが飛ばされ行方不明に。(※この詳細は夏合宿飯豊隊テント遭難事故報告書を
参照のこと)松村、相羽、門司は小屋泊する。
○3日 コースタイム9:20、総歩行時間6:00、総行動時間9:05
天気:晴れ時々曇り
本山小屋445〜15〜500飯豊本山505〜50〜555休憩610〜10〜620御西小屋645〜50〜735
休憩745〜10〜755大日岳805〜35〜840休憩850〜20〜910御西小屋940〜30〜1010天狗
の庭1020〜35〜1055御手洗の池1105〜25〜1130亮平の池1145〜20〜1205休憩1220〜
20〜1240烏帽子岳1310〜40〜1350梅花皮小屋
3時起床。小屋から本山まではすぐ。御西小屋まではアップダウンはないが、岩が多
く歩きにくい。大日はピストン。トップを吉本に預けたが速すぎてCLがばてる。大日
からは日本海、阿賀野川、新潟平野を見下ろすことができた。南方上空には厚い雲が
広がり始め、台風の接近を予感させる。御西〜烏帽子は雪渓渡りが5、6回。だが特に
危険な箇所はない。結局アイゼンは未装着。昨日今日と行程が長かったので、梅花皮
についたときにはCL含めみんなばて気味。朝の時点では門内まで行くことも考えてい
たが断念。テントは風が強く危険だから張るなということだったので、全員小屋泊。
一人1500円。
○4日 コースタイム2:00、総歩行時間1:15、総行動時間1:15
天気:嵐
梅花皮小屋1355〜1415北股岳1415〜1510門内小屋
4時起床。風が強いので二度寝。10時ごろ朝食を作る。13時半、これ以上天候が回復
しないようなので、門内まで進むことにする。北股山頂は風が強いので写真だけとっ
てすぐ下りる。広い稜線なので風にあおられてもすぐ滑落する心配はなかった。それ
でも何度が吹き飛ばされそうになった。門内まで1時間ちょっとでついたが、みんな
びしょびしょ。門内では当然テントが張れるわけがなく、全員小屋泊。一人1500円。
○5日 コースタイム5:30、総歩行時間4:05、総行動時間4:55
天気:曇り時々雨時々晴れ
門内小屋550〜40〜630休憩640〜45〜725五郎清水740〜55〜835休憩845〜30〜915休憩
920〜30〜950休憩1000〜45〜1045飯豊山荘
4時半起床。まだ風が強くガスっている。エブリ差に行くのをあきらめ、梶川尾根を
下ることにする。最初は緩やかだが、最後はものすごい急に下るので足に相当な負担
がかかる。最後の最後でロープを伝って下りなければならない岩場がある。吉本が滑
落しひやりとするが、木の枝に引っかかり事なきを得る。飯豊山荘につき、下山完
了。
■備考
※水場(状況は年、季節によって違うので参考までに)
祓川山荘…小屋から5メートルのところでジャブジャブ
切合小屋…小屋に水を引いているがチョロチョロ
本山小屋…テン場から2、3分ほど下ったところ
御西小屋…小屋から5分ぐらい、やや遠い
梅花皮小屋…小屋から100メートルぐらい。2Lポリタンが10秒で溢れんばかり
門内小屋…小屋から70メートルぐらいのところにあるらしい(管理人談)
※台風5号のコース(参考:気象庁ホームページ)
2日9:00 宮崎県沖南東海上300km
2日21:00 大分市付近
3日9:00 島根県沖北西海上100km
3日21:00 能登半島沖北西海上300km
4日正午 津軽海峡付近
4日21:00 十勝沖南方海上200km