2007/9/21-23 八ヶ岳

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八ヶ岳山行記録
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■日程 2007/9/21-23(金—日) 2泊3日
■山域 八ヶ岳
■メンバー CL高木 SL中村 
■行程
21日: 美濃戸口11:20〜12:00美濃戸山荘〜13:30赤岳鉱泉
22日: 赤岳鉱泉05:10〜06:50硫黄岳07:10〜08:10横岳08:30〜09:10赤岳展望荘 〜
10:00赤岳10:50〜11:30中岳〜12:10阿弥陀岳12:50〜14:10行者小屋〜中山展望台〜
15:30赤岳鉱泉 ※すべてサブザック行動
23日: 赤岳鉱泉06:00〜美濃戸山荘〜08:30美濃戸口
■総評
・赤岳鉱泉〜硫黄岳のジョウゴ沢周辺でカモシカと遭遇!エアリアを見るとちゃんと
カモシカが棲息と書いてあった。遭遇したら刺激しないように・・・といいつつフ
ラッシュをパシャパシャたいた高木&中村。
・横岳周辺は鎖場、梯子と危険箇所があり注意。雨の日ならいかない方が無難かも。
・阿弥陀岳は傾斜急、梯子ありで足元注意。雨の日ならいかない方が無難かも。ただ
頂上は広く眺めも素晴らしい。
・比較的道が整備され、小屋には生ビールも置いてあり、個室ありトイレは水洗と設
備が充実している。
■行動記録
21日
久しぶりの早起きですごく眠かった。高木、中村とも車内でうとうと。気が着いたら
終着甲府駅で車掌に起こされる。急いで飛び起きなんとか予定通り乗換えに成功。メ
ンバー二人だとこういう時は実に怖い。
結局、予定通りに美濃戸口に到着。天気がいい日に日程を合わしただけあって雲ひと
つないくらいの快晴。久しぶりに雨具を使わなくてすみそうと期待しながら、眠い目
こすりとぼとぼ林道歩き。美濃戸口からは沢沿いの道をとぼとぼ進む。
行程三時間しかないのですぐに鉱泉に到着。平日だけあってテントはほとんどなく、
ベスポジを確保。腹が減ったのですぐに夕飯を作る。食当は中村。メニューはカレー
だが二人なんでレトルト。中村がわざわざ一個250円という高価なレトルトを持って
きていた。それ、なんてぼったくり?と思ったら、すごい美味。はっきりいってつく
るよりうまかったりする。
天図をとった後夕日に映える赤岳を眺め、眠かったので日が暮れる前に就寝。二人の
赤ダンは実に快適に眠れた。

22日
予定通り4時に起床。まだ日が昇ってなく満天の星空に驚いた。星ってこんなにある
のかと思うくらいに。四等星くらいは見えていたと思う。朝食後、5時ごろに明るく
なってきたので出発。

*赤岳鉱泉〜
歩いて10分後に沢沿いでいきなり黒い物陰に遭遇。すわ、熊かと思ったらなんとカ
モシカ。カモシカの姿を認めて安心しつつカメラを取り出し距離を置きながらパシャ
パシャとる。カモシカは人懐っこいのかなかなか逃げずに登山道をうろちょろしてい
た。カモシカがいなくなるまで20分ばかしの攻防を繰り広げすっかり目がさめた。

*硫黄岳
天気は八ヶ岳山域だけは雲がかかってなく快晴。山頂は眺望がよく、南アや北ア、富
士山までくっきり見えた。爆裂火口の大きさも見事。三角点まで行こうとしたが、道
が狭く火口に落ちそうなのでやめることにした。

*横岳
硫黄岳を出てからからすこしずつガスってきた。ガスっては消えガスっては消えとい
うかんじだったのでそれほど気にはならない。しばらく稜線歩きを楽しむ。横岳周辺
は高度感があり、鎖、梯子と危険箇所がつづきひやひやした。今回のように晴れた日
でサブザックならいいが、雨の日には通りたくない。だが苦労の甲斐はあり、硫黄
岳、赤岳、阿弥陀岳の姿がとてもきれいだった。

*赤岳
赤岳頂上小屋につく頃にはだいぶ雲が出てきて横岳の方は雲に覆われる。赤岳山頂で
は人で一杯だったのでしばらく頂上小屋前の休憩場でのんびり。人が少なくなって赤
岳山頂で記念写真。当初の予定だと地蔵尾根から帰る予定であったが、地蔵尾根の傾
斜が急であり、時間があるので中岳、阿弥陀岳によって中岳ノコルからおりることに
決めた。

*阿弥陀岳
阿弥陀岳の傾斜は急で、登りながら下る時が怖い怖いと言う高木&中村。苦労して
登った阿弥陀岳の山頂は広く眺望がいいのだが、残念ながら赤岳に雲がかかってい
た。雲が晴れるまでしばらくカメラを待ちかまえていたが、なかなか完全に晴れず赤
い赤岳の姿が捉えられなかった。残念。予想通り下ると傾斜がより急に感じ、おそる
おそる下る。

*赤岳鉱泉
後半の天気が少し残念だったが無事縦走でき、達成感と満足感一杯でテン場に到着。
腹ペコだったのですぐに夕飯作り。食当は高木でメニューはマーボーナス。油をもっ
てくるのをわすれたので野菜が焦げ付かぬよう必死にかき混ぜる。人参が少し生焼け
だったが気にせずパクパク。夕焼けを見てから就寝。

23日
後は帰るだけなので時間はたっぷりあるのだが、4時に普通に起床。朝飯後明るく
なってから撤収し6時に出発。美濃戸口に8時半に着く。こんな早い時間に風呂があい
ているのかと不安だったが9時から開くとの事だったので美濃戸口で風呂に入ってか
らバスに乗った。

■感想
夏合宿から久しぶりの山行だったのできついかなと思っていたが、サブザック行動が
メインだったので、比較的楽だった。天気も晴れていたので危険箇所もそれほど苦に
ならず進め、充実した稜線歩きが楽しめたと思う。八ヶ岳はほかの山域より東京に近
く、設備も充実しているのでいいところだった。また行けたら行きたい。