2007/10/7 米子沢

-----------米子沢遡行記録------------
■期日 2007/10/7(Mon)前夜発日帰り
■山域 上越・登川支流
■メンバー(4人) L 山崎(25期M1) 関(25期B3) 門司(28期B2)
■タイム
一日目:2030駒込-川越-(関越)-塩沢石打-2400桜坂駐車場
二日目:桜坂駐車場700-800入渓-825ナメ滝出合-835高巻き850-910休憩925-
     -930ゴルジュ帯前半955-1010後半1045-1125ナメ休憩1140-1210二俣-
     -1310湿原休憩1320-1340巻機山頂-1350分岐1410-1420非難小屋1440-
     -1600駐車場
■記録

出発直前にまりりんから風邪でムリポメール。ガクト、モンジの三人で行くことを阿部タソに
メール。20時過ぎに駒込駅前で落ち合い、都内は下を走って川越から関越で塩沢石打まで
行き、桜坂駐車場に着いたのはちょうど24時だった。満天の星空に感動するが、眺めていると
なんだか培地に散在する大腸菌のコロニーに見えてきた。

幕営禁止の駐車場で、二台分のスペースにテントを張って就寝する。朝4時ごろから車の音が
うるさくなってきた。駐車スペースを探す人の声もうるさくなってくる。「このテントけしからんな」
などと罵声が聞こえたが寝ているふり。外を見ると満車になっていたのでさすがにテントをたた
んで、車内で眠りの続き。630起床、沢足袋を履いて700発。ガクトがしょんべん。ススキの穂
は垂れている。

米子沢の左岸にある車道を歩いて第10堰堤(真ん中が切れている)まで行き、さらに水が出て
くるまで川原を歩いていく。水が出てきたところで入渓した。オーダーはガクトモンジワタル。

しばらく歩くと、遠方に稜線までズバッと一直線に貫くナメ沢が見えてくる。途中の釜でなにを
血迷ったかモンジが無駄に飛び込んだ。冷たいそうだ。ナメ沢の出合に見事な滑り台があって、
なにを血迷ったかガクトが滑った。冷たさでキ○○○がキュっとしたそうだ。嗚呼、ナメ滝がすば
らしい。

ゴルジュの手前で巻きを開始、途中大滝を眺める。木漏れ日がまぶしい。赤テープのところで
沢へ降りる。降りてすぐの滝は左から。水量が少ないので沢の真ん中を登ることができて楽しい。
景色のいい幅広の滝で、3人パーティーが左から、2人パーティーが右からザイルで登っていた。
微妙にシャワークライムとなる左から登る。ガクトが先に登ってお助け紐でモンジを確保。登った
ところで左から支沢。ナメ床で一本とる。ぽつぽつと紅葉が始まっている。

ゴルジュ帯はいくつかの滝でガクトがモンジをお助け紐で確保しつつ難なく突破する。ゴルジュの
中休みでは、赤い岩肌が美しい支沢が左から入り、きれいな釜に注ぐ。ゴルジュ帯後半も難なく。

大きな滝を右から、さらにシュリンゲが垂れ下がっている滝は左から巻いて、ナメ床パラダイスへ。
あまりにナメナメなものだから途中(左から一本入るところ)で休憩をとる。青い空に白い雲。

その後の滝は楽勝。見える稜線は穏やかでツメがロマンティックであることを保証している。二俣
では僕ら字が読めないので右に入る。入ってすぐに緩やかな滝があり、あとは湿原の中トレースを
辿って行くのみ。幻想的な世界だったので歩調もゆっくりになる。芝生が朱に色づき始めていた。
秋の盛りには真っ赤な絨毯になるのだろう。山頂に着く前に一本とる。

山頂はしょぼいケルンがあるのみで興覚め。山頂付近はハイマツが生えている。稜線の向こう側
(北面)は紅葉が進んでいた。分岐まで行くと巻機山頂の標識などがあるが、どう見てもさっき居た
ピークの方が標高が高い。この分岐で写真を撮って帰って行った仁和寺の法師的100名山ハンタ
ーは多いと見た。モンジが早く非難小屋に行ってトイレに行きたいというもんだから、さらに10分
居ることにする。

湿原の中、木道を歩いて非難小屋へ。ロフトというか二階がある。そしてバイオトイレ。まりりんが
いれば興奮して収拾がつかなかったに違いない。鍋、包丁などを棚に見つけたモンジが興奮して
いる。

ちんたら下ったが、16時ごろに駐車場に着く。正味1時間半。夕日に染まるススキに秋を感じる。

越後湯沢のぽんしゅ館で温泉につかり、駅前の「さかえや」で肉を焼いた。

■総評
最高。