2009/8/17-21 夏合宿

仙丈ケ岳・白峰三山山行計画書  作成者 生駒(30)

■日程 8/17夜-22(火ー土)前夜発山中四泊五日 (予備日1日)
■山域 南アルプス
■メンバー 5人
CL○生駒(30) SL○山下(27) ○井原(27) ○小谷田(29) ○平出(31)

■集合
新宿駅 京王線ホーム先頭2100集合
高尾駅 JR中央線ホーム先頭集合
■交通
行き 新宿2130-(京王線)-2219高尾2226-(中央線)-2333勝沼ぶどう郷 STB 勝沼ぶどう郷0648-0712甲府
甲府駅0740-(バス)-0841広河原0900-(バス)-0925北沢峠
(電車 1,700円 バス2,650円)
帰り 
奈良田-(バス)-身延駅
身延駅-(身延線)-甲府-(中央線)-高尾-(京王線)-新宿
奈良田のバスは925,1330,1420,1650
(バス1,750円 電車2,560円)
■行程

1日目 北沢峠〜4:00〜仙丈小屋泊(計4:00)
2日目 仙丈小屋〜3:00〜高望池〜2:20〜両俣小屋(計5:20)
3日目 両俣小屋〜5:00〜北岳〜0:55〜北岳山荘(計5:55)
4日目 北岳山荘〜1:40〜間ノ岳〜2:30〜農鳥岳〜3:50〜大門沢小屋(計8:00)
5日目 大門沢小屋〜3:35〜奈良田(計3:35)

■エスケープルート
〜仙丈ケ岳 引き返す
仙丈ケ岳〜両俣小屋 両俣小屋から林道を通り広河原
両俣小屋〜北岳〜農鳥岳 コースの状態を考えながら、両俣小屋から林道で広河原へ行くか、
北岳肩ノ小屋を経由して広河原へ降りるか選択する。
たとえば北岳山頂に近ければいったん山頂まで行って肩ノ小屋から降りるし、
間ノ岳に近ければ三峰岳を経由して両俣小屋へ向かう。
農鳥岳〜  そのまま下山。

■地図
2.5万分の1「仙丈ヶ岳・間ノ岳」
エアリア[北岳・甲斐駒」
■在京本部設置要請日時
2009/8/23 21:00
■捜索活動要請日時 
2009/8/24 9:00
■備考 
もしお暇なら出発の際見送りに来ていただければありがたいです。
一日目は山小屋泊になります。
山小屋についたら寺内先輩の近況を伝えましょう。
温泉は奈良田温泉で 奈良田の里温泉500円 もしくは 奈良田温泉白根館1000円です。
一応30000円ほど資金は持っていきましょう。
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夏合宿 白峰三山縦走記録  (文責・生駒)
日時 2009年8月17-21日
メンバー 生駒 山下 井原 小谷田 平出
天気 晴れときどき曇り

17日 ぶどう郷駅でSTB(生駒除く)
18日 14:30 生駒合流 協議の末、タクシーで広河原まで向かうことに。

   16:30 広河原着 そのまま広河原山荘のテント場で泊まる。

19日  4:20 広河原発 

   4:20-7:10 わき水のためか、道の上に水の流れができている個所が数か所あった。
増水時には危険かもしれない。

       7:20  二俣着 ここで協議の末、二泊三日コースをとることにし、八本歯ノコルを経由し北岳山荘へ向かう
コースをとることにした。二俣を越えたあたりからハエが周りを常に飛び回るようになっていた。

   10:00 八本歯ノコル  この前後の道は木のハシゴが多い。ハエが大量に手すりにたかっていて登りにくい。
ここからほぼガレ場になる。

   12:00 北岳山頂 北岳山荘との分岐でザックを置き、ピストン。山頂には女子高生の大群が…。
そこから北岳山荘までまたも稜線歩き。

   14:00 北岳山荘着 部活と思しき女子高生達も同じテン場。夕食の準備から騒がしかったが、
21時を回ってもまったくおさまらない。あまつさえ顧問まで一緒になって大声で話をし始めたため、
生駒が注意をしにいった。するとすぐに収まり、すこし罪悪感。

20日  5:00 北岳山荘発 ひたすら稜線歩き。森林限界を超えているため稜線が分かりやすく登りやすい。

    6:50 間ノ岳山頂着 

    7:10 間ノ岳山頂発 途中、道が途切れよじ登らなくてはならないところがあった。全員問題なく通過。

    8:00 西農鳥岳  実際は西農鳥岳手前の小ピークで休み。この辺りは二五万とエアリアの記述が
食い違っていたが二五万が正しいのだろう。西農鳥岳山頂はほとんど目印がない。

    9:03 農鳥岳山頂着 

   10:10 大門沢降下点 ここまでずっと森林限界を超えた稜線歩きだった。鐘が目印。

   10:10-11:00 ハイマツ帯を蛇行して降りていく。一部の道が閉鎖され、蛇行路がとられているそうだが、
どこが閉鎖されているのか確認できなかった。

   11:00-14:00 針葉樹林帯の急坂。今回の山行でも1,2を争うぐらいきつかった。生駒が足をひねったほか、
転倒して尻もちをつく人が数人出た。
 渡渉点があり、鉄パイプでできたハシゴの上をわたるところが二か所あった。
エアリアにおいて「途中河原に出る」とあったが、道が河原に降りるわけではなかった。
 その場所は携帯電話が通じると書いた看板があったが、実際には天候の関係か通じなかった。

   14:00 大門沢小屋着 ここで全員銀マットだけ出して昼寝を楽しんだ。19時を過ぎてテントに入っていると、
なんと上にいた女子高生の集団が到着。この時間まで行動しているのは正直に言って危険だと思うのだが。

21日  5:05 大門沢小屋発 

    5:05-8:00  ここからは樹林帯の中を緩やかに下っていく。上にあったような川の流れの上を鉄パイプの
ハシゴで渡っていくところが3か所、あと鉄パイプでできた通路を渡らなくてはならないところもあった。
 そちらはパイプでできた手すりが非常に頼りなく注意を要した。
 吊り橋が三か所。二番目のつり橋は修理中のため一人づつしか渡れない。
 
    8:00 奈良田着 奈良田温泉は場所が少しわかりにくかった。マップがあるのでそれをよく見る必要あり。
 奈良田の里温泉。入湯料500円でタオルの貸出あり。
 
    9:25  バスで身延駅、そこから甲府、東京へ。夏合宿終了。


出発前から直後の出来事

前々日16日夕方に徳永から欠席で夏合宿を欠席するとの連絡あり。

17日の夕方、生駒、出発直前に眼鏡がこわれ、携帯が故障する。眼鏡はフレームが折れていて再起不能。
それを何とかしようと予備のメガネを探していると予定の電車に間に合わなくなった。
この時点で、全員に自分が山行にいけないであろうこと(自分は視力が両目とも0・1以下)、
共装は甲府駅まで翌日の朝には届けられることを連絡。

生駒以外のメンバーは、山下・平出・井原がJRで、小谷田が京王線。全員が高尾で落ち合い、協議。
在京にも連絡する。

ここで生駒は、欠席した徳永の分の共装であるカートが用意できていないことに気づき、山下に連絡。

残りのメンバーは、甲府駅で生駒に共装をわたしてもらい、カートは山小屋で調達することにして計画を
維持することを検討。しかし現地調達は危険であること、生駒が翌日になればメガネを用意できること
(注文はしてあった)などから断念。
翌日18日に生駒にカートを購入してもらい、そのまますぐの電車で甲府駅へ向かい、最終のバスで広河原まで
とりあえず行って翌日山行開始という案になった。
そのため仙丈ケ岳を断念し、白峰三山縦走のみになった。それにともない登山口も北沢峠から広河原に変更。
そして生駒以外が勝沼ぶどう郷でSTBをし、生駒は東京に残る。

18日生駒は8:00からメガネ屋で注文してあったメガネを受け取り、新宿のICIスポーツでカートを購入。
そこから京王線に乗り込み甲府へ向かう。
ICIスポーツ新宿店の開店時間が予想外に遅く、最終バスにはのれず14:30に甲府着。検討の結果、
少々高くつくがタクシーで広河原山荘まで向かうことに。そこから広河原山荘のテン場で一泊。


反省

反省としては直前にあわてることがないようにしっかりと余裕をもって行動をすることでした。
これはどのような時でもいえることですが、申し訳ありませんでした。
あと欠席者の共装を把握するのを怠ったことです。これは完全にCLとして失敗でした。申し訳ありませんでした。
また今回は集合場所を京王線にしたのですが、当日のうちにJRを使う連絡を入れる人が相次ぎ
(理由は電車賃だそうです)、全員が行動していなかったの問題だと思いました。自分としては、
その前日に集合場所を変更していたので、当日にまた変えてしまうと混乱を生むと考えました。
また見送りの人などは当日にメ—リスを流しても見られない人がいるかも知れず、また誰が来るかわからないため
こちらからも連絡できないこともあり間違えた場所に来てしまう恐れもありました。
ですが、結局本来の集合場所にもともと2人しか集まらず、また生駒が来られなかったため、
結果小谷田先輩しか集合場所に来ないことになってしまいました。この辺りはまだ議論の余地があると思います。

また今回は白峰三山縦走になりましたが、三泊四日にするのか二泊三日にするのかでも議論になりました。
二泊三日にする場合、メ—リスで「滑りやすくて危険」とかかれた八本歯ノコルを通らなくてはならず、
また行動時間も二日連続で7時間を越えるなどかなりきつくなります。ですが、前日前々日と雨が降っておらず
そこまで危険ではないであろうこと、また二俣の時点で全員に疲労のようなものはほとんど見られなかったため、
二泊三日となるコースを選択することになりました。
しかし電波の関係でそれを在京に伝えられたのが二日目の行動終了後まで遅れてしまい、
その点に関して申し訳ありませんでした。