2009/8/23 小常木谷
--------------小常木谷遡行計画書-----------------
■期日 2009/8/23(Sun)・朝発日帰り沢
■山域 奥秩父
■メンバー 3人
関(26) 山崎(26) 西井(18)
■在京本部設置要請日時 2009/8/23 21:00
■捜索活動要請日時 2009/8/24 10:00
■アプローチ
集合 4:00東大弥生門(関,西井),4:10駒込駅(山崎)
車にて余慶橋へ(駐車場有)
■行程
余慶橋—3:30—ネジレの滝上—1:00—檜沢出合—1:30—栗山尾根—2:00—余慶橋
■エスケープ
岩岳尾根(大常木林道)or栗山尾根
■地図 二五万;「丹波」
■共装
ザイル=山崎
ツェルト=西井
ハーケン・ハンマー=西井,山崎
■個装
ハーネス・ヘルメット・沢たび・ザック・防寒具・雨具
(下山用シューズ)・行動食・非常食・コンパス・地図・笛
ヘッドランプ・予備電池・ポリタン(ペットボトル)・ロール
保険証コピー・温泉セット・ライター
■参考
東京周辺の沢
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小常木谷遡行記録 (文責・西井)
日時 2009年8月23日
メンバー 関、山崎、西井
天気 晴れときどき曇り
装備 ロープ(9ミリx45m)、8個位の中間支点、他
アプローチ
東京を関の車で4時ごろ出発。中央高速上野原経由で余慶橋まで行ったが、
下道は時間が掛かるし酔うので、奥多摩経由のほうが
良かったかもしれない。
630 余慶橋到着
655 余慶橋発
700-20 余慶橋のすぐ上流にある観光用看板の脇にある中途半端な
階段を下る。途中からワイヤーがあるが気持ち悪いので懸垂下降。
720 小常木谷出合。スクラム渡渉の練習。
730 大常木林道の橋
823-915 銚子の滝。左壁をザイルを出して登る。山崎リード。
後の二人は確保してもらって落ち口をトラバース。
山崎はビレイ点から懸垂下降。
915-953 8mトヨ状滝(逆くの字)。左をザイル出して登る。
西井リード。釜を腰まで使って取り付く。
トヨ状部分は滑りそうで怖かったので左壁に逃げる。
1010-1041 不動の滝。休憩してから左のルンゼから巻く。
途中思ったより悪かったのでザイルを出してコンテで登る。
(右からも巻けたかもしれない)
1042 不動の滝すぐ上の5m滝は右をトラロープのあるところまで登って
トラバース。
1110-1224 大滝2段15(or20)m。休憩してから水流の左を登る。
空身になって西井リード。西井の60Lザックに山崎の
ザックを入れて、山崎に登ってもらう。
上は飛まつを若干浴びる。ややかぶっているが残置ハーケンが
たくさんある。落ち口にハーケンで作ったビレイ点があったが
脆そうだったので、落ち口から更に登って立ち木でビレイする。
1226-1341 ねじれの滝。空身になって山崎リード。左から。
下段の滝の落ち口あたりが残置がなくちょっと怖い。
上は急だが乾いていて残置がたくさんある。
1400 岩岳沢上の10m滝。左から巻き気味に登る。あとは小滝が時々出てくる。
1515 檜沢出合?傾斜が急になってくる。
1655 源頭部。右上の笹薮の中の踏み跡を辿って若干藪こぎ。
程なく下草のない樹林帯に出る。さらに登ると尾根にでる。
1735-1755 栗山尾根と岩岳尾根の合流点。石の水準点がある。休憩。
一応前飛竜の方に登って登山道を確認する.
携帯が通じたので在京に電話連絡。
1830頃 日が暮れる
2000頃 1100m付近で道に迷う。左下へ急に曲がる踏み跡に
気づかなかったため。
2055 小常木谷に掛かる橋。
2125 余慶橋着。
コメント
ガイドには余慶橋からネジレの滝上までで3時間半となっている。
ロープを多く出すので倍かかるとして7時間程度見積もっており、
実際ほぼその通り通過できた。しかし、そこから遡行終了点まで
2時間半、下山に2時間とガイドに書いてあり、そのとおりに
見積もっていたが、実際にはそれぞれ3時間半、3時間半
かかったため2時間半超過してしまった。
ガイドの参考時間は、自分達にとっては早すぎることが多いが、
核心部を越えた後に時間が掛かりすぎるとは思っていなかった。
今回、7時に遡行開始となったが、他の人の記録では
前夜発で入渓点付近で泊まり、もっと早く出発しているものが
あり、それを見習えばよかった思う。
沢中で泊まっている記録もあったが、登攀的なので
泊まりの荷物を持って重くなりたくはない。
また、もともと夜間行動を覚悟していたので、
在京本部設置時間はもう少しあとでもよかったかもしれない。
せめて在京にはそのあたりの事情をあらかじめ伝えておくべきだった。
エスケープルートは右岸の沢にとれるようだが、あまり情報が
なかったので本流を忠実に詰めた。しかし時間が掛かることが
分かっていたので、時間短縮ができる岩岳沢などのルートについて
情報収集をちゃんとしておき、あらかじめ計画段階で考慮して
おくべきだった。
なお、こうして時間を書き出すと、1回ザイルを出すと1時間以上
かかっていることがわかる。なんとか短縮したいものである。
以上
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