2010/5/22-23 金峰・瑞牆
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
一般山行計画書 作成者 徳永
■在京責任者 小谷田
■日程 5/22,23 山中1泊2日 (予備日なし)
■山域 奥秩父
■メンバー6人
CL○徳永 SL○新井(杏) ○平出 ○山田 ○大向 ○村中
■集合
高尾駅702発(立川駅643発) JR中央本線甲府行 先頭車両車内でお会いしましょう。
■交通
高尾駅702-(中央本線 甲府行)-甲府駅838
甲府駅853-(中央本線 松本行)-韮崎駅906 186分 片道計2520円
韮崎駅930-(山梨峡北交通バス みずがき山荘行3便)-みずがき山荘1043 73分片道2000円
遅れた場合
高尾発の場合:高尾駅746-(中央本線 河口湖行)-大月駅828
大月駅831-(中央東線 特急あずさ3号 南小谷行)-韮崎駅918 92分3280円(特急料金込) 遅れた人のみ乗車
立川発の場合:立川駅753-(中央東線 特急あずさ3号 南小谷行)-韮崎駅918 85分4180円(特急料金込) 遅れた人のみ乗車
(韮崎駅1055-(山梨峡北交通バス みずがき山荘行7便)-みずがき山荘1218 バスに遅れた場合瑞牆山カット 初日に大日小屋まで前進)
帰り
みずがき山荘:山梨峡北交通バス 韮崎駅行1255 1420 1530 最終1640 日帰り入浴増富の湯で下車 片道800円
日帰り入浴増富の湯:山梨峡北交通バス 韮崎駅行 1441 1551 最終1701 片道1300円
最終:韮崎駅2120(中央本線 甲府行) 幕張本郷駅:24日109着
■行程
1日目 瑞牆山荘~0:50~富士見平~0:30~伐採小屋跡~1:30~鋸岩(瑞牆山頂)~1:00~伐採小屋跡~0:30~富士見平小屋(計4:20)
2日目 富士見平小屋(ピストンへ)~1:00~大日小屋~0:30~大日岩~1:50~五丈石(金峰山頂)~1:20~大日岩~0:20~大日小屋~0:45~富士見平小屋~0:40~瑞牆山荘(計6:25)
■エスケープルート
瑞牆山荘~鋸岩~富士見平小屋:戻る
富士見平小屋~大日小屋:富士見平小屋を通り瑞牆山荘へ
大日小屋~五丈石:金峰山小屋から廻り目平、林道方面へ
■地図
2.5万分の1「瑞牆山」(新)
エアリア[金峰山・甲武信]
■在京本部設置要請日時
2010/5/23 21:00
■捜索活動要請日時
2010/5/24 9:00
■備考
日没:18時49分(甲府)
日の出:4時36分(甲府)
雨天時は当日朝420に判断。中止の場合は連絡。
金峰山・瑞牆山山行記録 (徳永)
日時 2010年5月22,23日
メンバー 新井杏(SL) 大向(新入生) 平出 山田(新入生) 村中(新入生) 徳永(CL)
天気 22日晴れ 23日雨、雪
1日目
1040 瑞牆山荘から入山。やや緩やかな登り。瑞牆山荘で富士見平小屋のテン場代を支払う。この時人数単位で料金を請求された。一人300円。
1120 富士見平小屋到着。メインザックを下ろし、サブザックに切り替える。
1137 富士見平小屋出発。樹林帯を登り、天鳥川に向かって降りる。天鳥川を徒渉した後、3分後徒渉し登りに転換する、登山道は岩が多い。
1317 瑞牆山頂到着。山頂付近の登山道脇に一部凍結箇所があったが、通行に支障はない。南面、東面の視界がよく、金峰山頂や八ヶ岳が見える。富士山や南アルプスは雲がかかり見渡せない。南面は絶壁。
1406 下山開始。大向さんのご両親と、黒いラブラドールにお会いする。岩に気をつけながら下山。
1505 天鳥川徒渉。登りに切り替わった後、下る。
1520 富士見平小屋到着。テント設営、夕食の後20時ころ就寝。赤ダンは6人丁度の大きさで、メインザックはザックカバーを付け外に出す。
2日目
430 起床。数十分後雨が降り始める。この後終日雨は降り続く。
520 テント、メインザックを置いて前進開始。樹林帯を歩く。
600 大日小屋で雨宿りをしながら休憩。610出発。
625 大日岩到着。登らず先を急ぐ。砂払ノ頭に至るまでに雨が雪に変化。
735 砂払ノ頭付近で雪が本格的に降り出す。一部凍結箇所があったが、岩が多く露出しているため、軽アイゼンを装着せず前進。樹林帯を抜け稜線歩きに移る。風が強くなる。
金峰山小屋分岐。雪が岩に積もり始める。前回休憩時より50分以上を経過するが、風雪を防ぐ場所が見つからなかったため前進を続ける。
820頃五丈岩の影で休憩。積雪と風のため撤退を決定。足場に注意しながら837下山を開始。
912 金峰山小屋分岐。一時間ほどの間に雪は1cm程度まで積もっていた。
砂払ノ頭付近から樹林帯に入り雪と風が弱まる。雪が雨に変化する。
1000 大日岩を通過。雨をよける場所を探し下山を続ける。
1012 大日岩南面付近で雨で出来た流れを徒渉。
大日小屋で休憩。
富士見平小屋に到着。テントを撤収しサブザックをメインザックにしまう。1230頃下山開始。バスに間に合うため少し急いで下山する。
1255 瑞牆山荘に下山完了。
今年度雪が多いことは事前に分かってものの、山頂付近でまとまった積雪があることは想定していなかった。
メンバーはサブザック行動中の夏山用の装備であり、雪が降り始めた後、山頂までの距離が短いと判断し前進を続けたことは適切ではなかった。
南風が強くなり、雪が岩に積もり始めた金峰山小屋分岐が、本来撤退する地点であったと思う。頂上まで5分の地点である五丈石で撤退を決めた理由は、
五丈岩において寒さで震えているメンバーもいて、これより以前に撤退を決めるべきであったという反省と、積雪のスピードが早く判断が遅れるにつれてより下山が困難になると考えたためだ。
5月23日は比較的気温の低下も抑えられその後は問題なく下山したが、もし時期が早く気温が5℃低いとしたら今回とは異なる展開になっていたかもしれない。