2011/6/19 丹沢・葛葉川本谷

----------------丹沢・葛葉川本谷遡行計画書---------------
■期日 2011/6/19(日)

■山域 丹沢
■メンバー
L宮崎 小谷田
■在京責任者  徳永
■在京本部設置要請日時 2011/6/19 20:00
■捜索活動要請日時  2011/6/20 10:00
■アプローチ

※「丹沢・大山フリーパスBキップ」

新宿601(代々木上原605)-小田急小田原線急行小田原行-708秦野-神奈川中央交通バス菩提経由渋沢駅行2番乗り場727 744 800 815
■行程 菩提(0:50)葛葉の泉(1:40)表丹沢林道 (0:40)三俣(0:40)三ノ塔尾根
下降路…三ノ塔尾根(2:00)大倉

■ エスケープ

引き返す、表丹沢林道、あるいは右岸左岸の尾根の登山道へ
■地図 「大山」「秦野」

■共装 ザイル、ツエルト

■個装

□メット □ハーネス □シュリンゲ・下降器・環付カラビナ適宜 □お助け紐 □笛 □沢足袋 □ザック □防寒具
□雨具(上)(□下山用シューズ) (□サンダル) □行動食 □非常食 □コンパス □ライター □地図 □ヘッドランプ □予備電池
□着替え□ポリタン(ペットボトル)□ロール □保険証コピー □救急用品、持病の薬 □温泉セット
■備考

*帰りバス(大倉→渋沢駅北口) 1215 40 1311 38 1408 38 1510 38 55... 最終2038
*鶴巻温泉 弘法の里湯 1000円 10-21時 月休 北口

丹沢*葛葉川本谷遡行記録
■ 日時 2011/6/19(日)  天候:曇
■ メンバー L宮崎(28期) 小谷田(29期)
■ 記録
7:08秦野駅-7:27バス出発-9:15葛葉の泉 入渓-10:00板立の滝-11:34ツメへの分岐-11:50遡行終了-13:50大倉バス停

 天気予報ではしばらく前までは晴れ間も出そうだったのに、直近になって曇り、時々雨になってきた。しかし結果的には雷にも遭わず、雨に降られることもなく行くことができた。バスは菩提でも菩提原でも変わらなそうだったので、菩提原で下りた。道を歩いていくと、ジョギングしている人、田植えの準備をしている人、サイクリングしている人など、のどかだった。

 葛葉の泉では次々に水を汲みに来る人が。駐車場には1台だけ停まっていた。トイレ有り。

入渓すると最初は非常に暗く、滝のホールドがよく見えないくらいだったが、小谷田サンが気に入ったよう。自分には暗すぎると思った。徐々に明るくなってくる。クモの巣が多かったらしい。

 ほとんどの滝は水流沿いあるいは脇の岩を登れた。板立の滝は左から、曲り滝は水流沿い。ここで林道が横切るので高架下で小休止。登るにつれてガスの中へ。飛行機の音か雷かわからない音が聞こえてくる。延々と滝が続く。富士型の滝を過ぎ、最後の滝はお助けを出してもいいくらいだと思った。ツメはマグカップがぶら下がっているところを左の枯れ沢へいくと左側に踏跡があり急傾斜の尾根を登っていく。ピンクリボンは枯れ沢を少し入った左側にあった。最初は見逃し、偵察で本流を少し登ってみたがすぐに水流は消えてガレになる。ツメは15分。三ノ塔尾根に出る。下りはいずれも単独行の人と4人ほどすれ違ったが最初のおじいさんがすごくいい人そうだった。


板立の滝

 近くから見た時、左はホールドがありそうだが小さく、右は上部にボルトが見えたものの、あり得ないほど立っていてそこまでどうやって到達するのか見当もつかなかった。そこで、宮崎が右から巻いて(巻き道は踏跡明瞭)、左壁の上部にある新しそうなボルト(2つあったが落ち口に近い方)でビレイして小谷田が登った。垂直に立っている。ホールドが細かいので、今回は落ちなかったが、落ちる可能性は十分にあったように思う。我々が登ったあとで、単独行のおじさんが左壁をフリーで登ってきた。正直驚いたが、その後無言のおじさんは曲り滝でわざと難しめの壁を登っていたりしたので、相当岩登りに自信のあるかただと思う。ただ、2人の意見としては、どれだけクライミングが上達しようが、左壁をフリーで登る気にはならないと思うし、安全意識としてはそちらの方がよいのではと思っている。雷鳥の99年の記録を見ると、右側にとりつけば初心者でも簡単に直登できる、とあるが、あとから考えるともう少し手前の壁のことを指していたように思う。そのルートは見逃していた。ちなみにそのおじさんは途中で下りてきて表丹沢林道を下っていった。また他団体の知り合いに聞いてみたところ、左壁上部の木の根にランニングをとって登ったと言っていた。

富士型の滝

 ガスの中に入り、遠くで雷が聞こえたため、早くつめようと思って右の溝になっているところから回り込んだ。直登するなら右側が登れそう。