2013/8/9-11 八ヶ岳

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
八ヶ岳山行計画書 ver.3.1 作成者 川名

■日程 8/9(金)-8/11(日) 山中2泊3日(予備日1日)

■山域 八ヶ岳

■在京責任者 高木

■在京本部設置要請日時
8/12(水) 19:00

■捜索要請日時
8/13(木) 10:00

■メンバー
CL川名 SL成毛 位高 加藤(綾) 遠藤

■集合
高尾駅7:04発中央本線甲府行き 先頭車両

■交通
行き
高尾7:04~(中央本線 甲府行き)~甲府8:42
甲府8:53~(中央本線 松本行き)~茅野10:12 2520円
茅野10:25~(諏訪バス 美濃戸口行き)~美濃戸口11:02 900円

遅れた場合
高尾8:20~(中央線快速 東京行き)~八王子8:26
八王子8:34~(スーパーあずさ5号 松本行き)~茅野10:06 4450円(内特急自由席
料金1780円)

帰り
渋の湯~(諏訪バス 茅野駅行き)~茅野 11:30/14:50(最終)~12:21/15:41 1100円
茅野~(中央本線)~高尾 最終茅野20:23発新宿24:09着

※往復の電車は青春18きっぷ、または学割を利用することをお勧めします。

■行程
1日目 計3:00
美濃戸口~1:00~美濃戸山荘~2:00~行者小屋

2日目 計6:25
行者小屋~1:00~中岳のコル~0:25~阿弥陀岳(ピストン)~0:20~中岳
のコル~0:30~赤岳~0:40~赤岳頂上山荘~0:25~地蔵の頭~0:45~三叉
峰~1:00~ロボット雨量計跡分岐~0:40~夏沢峠前分岐~0:40~本沢温泉

3日目 計4:50
本沢温泉~1:45~東天狗~0:20~西天狗~1:55~唐沢鉱泉~0:50~渋の
湯

*本沢温泉、渋の湯にて入浴可
本沢温泉 露天風呂(混浴) 600円 内風呂 800円
渋御殿湯or支部の湯ホテル 800円

■エスケープルート
赤岳まで 行者小屋経由美濃戸口へ
地蔵の頭まで 県界尾根経由野辺山へ
台座の頭まで 杣添尾根経由横岳登山口へ
東天狗前分岐まで 本沢温泉経由本沢入口へ
西天狗まで 黒百合平経由渋の湯へ
西天狗から そのまま進む

■地図
2.5万分の1 「蓼科」「八ヶ岳西部」「八ヶ岳東部」
エアリア 「八ヶ岳」

■共同装備
赤ダン0:川名
鍋(銀2,3):?(メンバーと相談中)→成毛
おたま、しゃもじ:遠藤→位高
カート*3:遠藤
ヘッド*2:遠藤→位高
救急箱(アゲハ):遠藤→加藤  

■食当
    朝   夕
1日目 ーー  加藤
2日目 位高  遠藤
3日目 成毛  ーー

■個人装備
□ザック □ザックカバー □サブザック □登山靴 □替え靴ひも
□ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □着替え □水 □非常食
□行動食 □予備食 □ゴミ袋 □コッヘル □地図 □コンパス □ライター
□計画書 □常備薬 □学生証 □保険証 □現金 □新聞紙 □武器 □軍手
□シュラフ□銀マット □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)
□筆記用具 □日焼け止め □トイレットペーパー □風呂セット

■備考、参考資料等
日の出(甲府) 8/10 05:00
日の入(甲府) 8/10 18:41
NHKラジオ第一 甲府 927kHz 岡谷諏訪 1584kHz
NHKラジオ第二 甲府 1602kHz 岡谷諏訪 1359kHz
アルピコ交通 (http://www.alpico.co.jp/access/suwa/)
日本アルプス登山ルートガイド (http://www.japanesealps.net/index.html)
本沢温泉 (http://www.yatsu-honzawaonsen.com/)
渋御殿湯 (http://www.gotenyu.com/)
過去の山行記録

八ヶ岳山行記録 作成者:川名

■日程 2013/8/9(金)-8/11(日)

■山域 八ヶ岳

■天候
 1日目 晴れ
 2日目 晴れ
 3日目 快晴

■メンバー 5名 (敬称略)
CL川名 SL成毛 遠藤 位高 加藤綾

■オーダー
1日目 遠藤 加藤綾 川名 位高 成毛
2日目 成毛 加藤綾 遠藤 位高 川名
3日目 川名 加藤綾 成毛 位高 遠藤

■行程
1日目
11:05 予定通り美濃戸口着。
11:22 美濃戸口発。平坦な道を進む。
12:11 赤岳山荘着。小休止をとる。
12:20 赤岳山荘発。
12:27 美濃戸山荘着。ここで休憩しても良かったかも。
12:49 2度目の渡渉で右岸へ。ここから先は登山道らしくなってきて、上りが急になり、木の根や石で歩きづらくなる。
13:13 休憩。
13:24 出発。
13:45 幾度か渡渉する。25,000分の1地形図、エアリアで見るよりも渡渉の回数は多い。
14:08 休憩。
14:20 出発。途中で河原が広くなって展望が開ける。正面に横岳がよく見える。
15:07 行者小屋着。テントを張り終えたあと、荷物を置いて中山展望台に向かう。
15:45 行者小屋発。
15:55 中山展望台着。阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳が見える素晴らしい景色。
去年にここで読図を教えてもらったことを思い出し、読図の練習をする。
16:43 中山展望台発。
16:54 行者小屋着。夕食(汁ビーフン)を済ませたあとは各々就寝するが、川名は一人夜空を眺める。天の川がはっきり見える好天だった。夜はシュラフなしで寝ようと試みたのだが、さすがに冷え込みあきらめた。しかし成毛さんはマット、シュラフ無しで一晩乗り切っていた。

2日目
03:30 起床。この日の朝食はうどん。
05:33 行者小屋出発。すでに十分明るいが、横岳に遮られてまだ日は出ていない。
05:42 文三郎尾根への分岐を過ぎ、樹林帯の中を歩く。エアリアでは途中に水場が載っているのだが見つけられなかった。
06:00 ようやく日が出る。甲府の日の出予想時刻の1時間後だった。
06:25 森林限界を越え、急坂にさしかかる。ロープが設置してあるが、使わなく
ても登れる。
06:30 中岳のコル着。休憩。
06:46 サブザック行動にして阿弥陀岳に向かう。岩場が続き、落石の危険もあるので、ザックは置いていくのが賢明だろう。途中、高山植物かは分からないがきれいな花が咲いていた。
07:14 阿弥陀岳着。赤岳の背後に太陽があって神々しい。また、北八ヶ岳、蓼科の峰々も見えていい景色。
07:24 阿弥陀岳発。途中10人以上の団体と岩場ですれ違いになり、時間がかかる。
07:59 中岳のコル着。
08:05 中岳のコル発。
08:20 中岳着。
08:30 赤岳と中岳の間のコル着。ここからは急坂なので、休憩を取る。
08:40 出発。
08:57 文三郎尾根への分岐着。ここにも良い休憩場所があったので、ここで休めばよかった。
09:10 権現岳へのキレットへ向かう分岐で小休止をとる。
09:15 出発。赤岳頂上までは岩場がある。
09:40 赤岳頂上着。
09:43 赤岳頂上山荘着。
10:37 赤岳頂上山荘発。展望が良すぎたためか、赤岳への上りがきつかったためか、1時間近くだらだらしてしまった。
11:17 赤岳展望荘着。ここまでの下りはザレた急坂でやや歩きづらい。
11:47 二十三夜峰を過ぎたあたりで休憩を取る。
11:55 出発。鎖、ハシゴが続く。また、この頃は横岳を挟んで東側はガスっていた。
12:26 石尊峰着。休憩。
12:40 出発。
12:50 三叉峰着。
13:06 横岳頂上(奥の院)着。ここまでの道のりは高山植物が咲いていて綺麗だが、岩場が続きやや大変。
13:15 横岳頂上発。台座の頭までは危険なところがあるが、そこを超えて硫黄岳までの稜線にでると歩きやすく、景色も良い。またコマクサが多数咲いていた。
13:54 硫黄岳山荘着。休憩。
14:10 硫黄岳山荘発。硫黄岳までの稜線はかなり広いガレ場で、濃霧時のためにケルンがある。
14:30 硫黄岳頂上着。どこがピークなのか、標がなければわからないぐらい平らな山頂。小休止。
14:35 硫黄岳頂上発。
15:12 夏沢峠着。ここから森林限界を下回る。
15:20 夏沢峠発。やや急な坂を下る。途中本沢温泉の小屋まで5分強の場所で、露天風呂が見える。
16:05 本沢温泉着。テン場は小屋からさらに5分ほど下り、2回沢を越えたところにある。
 夕食の準備をしてもらっている間、川名は一人温泉に向かう。温泉は沢沿いの開けた場所にあり、硫黄岳の火口も見えて絶景である。着替え場はなく、 着替えた後浴槽まで砂地を若干歩かなければいけない。また、近くの砂や浴槽の木くずが浮いているので、綺麗になった気はしない・・・。ちなみに他の客は、入浴して 5分後くらいまでおじさん3人組が、川名が温泉を出た直後に若い夫婦がいた。
 温泉から帰り、麻婆春雨を食し就寝する。この日も、川名は視界が開けている小屋前で一人星を見る。本当は温泉に浸かりながら眺めたかったところだが、夜間の利用は控えるよう注意書きがあった。天の川の他に流れ星も見える最高の夜空。天体観測を終えてテントに戻ると、この日も成毛さんは マット、シュラフ無しだった。

3日目
04:30 起床。うどんと味噌汁がこの日の朝食。
06:37 本沢温泉発。30分ほどはなだらかな上りだが、そこを過ぎると急坂になる。
07:23 急坂の途中、狭いスペースで休憩。すれ違う人がいなくて幸運だった。
07:30 出発。10分ほど歩いて稜線に乗ったところに平らな場所があった。ここで休憩したほうが良い。
07:55 主稜線に乗る直前に森林限界を超える。
08:02 主稜線に出て休憩を取る。前2日も天気が良かったが、この日は遠方にも霞がない最高の天気。
08:07 出発。東天狗岳の直前には鉄橋がある。
08:26 東天狗岳着。少ししか歩いていないが、とても素晴らしい景色なので休憩を取る。今まで歩いた峰々に加え、北・中央・南アルプスが見え、北アルプスの雪渓も はっきり見えるほどの快晴だった。
08:40 東天狗岳発。
09:00 西天狗岳着。ここでも景色がよく小休止を取る。
09:10 西天狗岳発。この先の下りは大岩の急坂で歩きづらい。急坂を終えた以降はずっと森林限界を下回る。
09:44 第2展望台を過ぎる。
10:15 第1展望台(エアリアに記載されているのはこちら)着。ここが最後の展望が望める場所だった。
10:20 第1展望台発。
10:45 2138付近の分岐着。やや急ぎのペースだったので長めの休憩を取る。
11:04 分岐発。
11:39 唐沢鉱泉着。駐車場があり、下界に着いたようだがまだ行程は残っている。小屋の西側の駐車場から裏手に回ると、木の根の隙間などにヒカリゴケがある。渋の湯への道も駐車場の脇にある。
12:00 唐沢鉱泉発。ここにきての急な登り坂があるが、そこを越えるとかなりゆるい下りで歩きやすい道である。
12:45 登山道が終わり車道に出る。渋の湯へはさらに5分ほど歩く。なお、渋の湯には休憩室や時間を潰せる場所はないので、あまり早く着き過ぎると時間を持て余す かも。

■反省・感想
・2日目の小屋着が遅くなってしまった。行動時間が長いことは把握していて、朝も早発を心がけたのだが途中休憩が多かった。特に赤岳頂上は長く休み過ぎ。以降の行程を考慮した行動をすべきだった。
・横岳の稜線は転落が重大事故になる場所なので、新入生を連れて行く場合は御殿下のウォールで練習してからのほうがいいかもしれない。また、あまり人数が多いと通過に予想以上の時間を要するだろう。
・高所にいるのに暑いと思ったら、下界では最高気温が40℃を超えていたそうである。それでも夜は冷え込むのだから、山での防寒はやはり大事だと 痛感した。
・山行はやはり好天の時が望ましい。登山道は歩きやすく、風景、夜空も楽しめた。