2013/8/18-23 裏銀座縦走・水晶岳
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
裏銀座縦走・水晶岳計画書ver1.1(8/16更新) 作成:荒田
■在京責任者 石塚
■在京本部設置要請日時 25日 18:00
■捜索活動要請日時 26日 10:00
■日程
8月18日(日)~23日(金)
山中5泊6日 予備日2日
■山域 北アルプス
■メンバー 4名
CL荒田 SL高木 佐々木 小山
■集合
8月18日(日) JR高尾駅9:48発 普通列車 松本行き 先頭車両
または,8月18日(日) JR信濃大町駅 15時すぎ(荒田,高木)
■交通
【行き】
高尾948-1400松本1409-1503信濃大町 3890円,学割3110円,青春18の場合は各自で
遅れた場合:Sあずさ11号 八王子1034-1128甲府 特急料金900円 86.7km
八王子-信濃大町間の学割乗車券(3110円)を買う(八王子-甲府の乗車券1450円+18きっぷ2300円よりも安い)
信濃大町〜(タクシー)〜高瀬ダム 約8500円
(荒田:福野~高岡~糸魚川~南小谷~信濃大町 3260円,学割2600円)
【帰り】
新穂高温泉〜(アルピコ交通/濃飛バス 松本ー新穂高線)〜松本 新穂高1130発/1330発 2800円 2時間 8月25日まで
または
新穂高温泉〜(濃飛バス 平湯・新穂高線)〜平湯温泉 870円
新穂高ロープウェイ1346〜1428/1455〜1528/1555〜1628(これ以降は平湯温泉での乗継なし/1655〜1728/1755〜1828/1825〜1858)平湯温泉
平湯温泉〜(アルピコ交通/濃飛バス 松本ー高山線)〜松本 2300円 1時間25分
1445〜1610/1605〜1730/1705〜1830
松本〜(中央本線 普通)〜高尾 3260円(学割2600円)
松本1330着:松本1426〜1622甲府〜1650塩山/甲府1646〜1859立川
松本1830着:松本1837〜甲府、大月で乗継〜高尾2213〜2333東京
富山方面:
新穂高温泉〜(濃飛バス 平湯・新穂高線)〜高山 2100円 1時間半
高山〜猪谷〜富山〜高岡〜福野 JR普通 2210円(学割1760円)
新穂高温泉〜(濃飛バス 平湯・新穂高線)〜平湯温泉 870円 34分
平湯温泉〜(濃飛バス 富山線)〜富山駅前 2000円 3時間
■行程
0日目(18日):移動日
夕方にタクシーで高瀬ダムまで行って幕営
1日目(19日):烏帽子岳 (計6:55)
高瀬ダムから烏帽子小屋5:20
烏帽子岳ピストン1:35
2日目(20日):裏銀座縦走 (計6:00)
烏帽子小屋~野口五郎小屋3:30
野口五郎小屋~水晶小屋2:30
3日目(21日):水晶岳・鷲羽岳・雲ノ平(計6:05)
水晶岳ピストン1:10
水晶小屋~ワリモ北分岐0:40
鷲羽岳ピストン2:10
ワリモ北分岐~祖父岳~雲ノ平2:05
時間が余れば雲ノ平散策
4日目(22日):三俣蓮華岳経由双六小屋へ(計6:00)
雲ノ平キャンプ場~三俣山荘2:55
~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋3:05
5日目(23日):小池新道経由新穂高温泉へ (計5:25)
双六小屋~小池新道経由~新穂高温泉5:25
■エスケープルート
(以下のものは暫定。地形、ルートの高低差などを考慮して決める。)
水晶小屋まで:引き返す
裏銀座経由、高瀬ダムまで8:40
竹村新道経由、高瀬ダムまで9:15
岩苔乗越まで:引き返す
水晶小屋まで0:50、裏銀座経由高瀬ダムまで9:30
三俣山荘まで1:25、双六小屋経由新穂高まで9:10
鷲羽岳頂上付近:三俣山荘へ
祖父岳付近:雲ノ平山荘まで1:10,薬師沢経由折立まで9:40
雲ノ平:薬師沢経由折立へ(キャンプ場から8:55)
黒部源流付近:三俣山荘へ(新穂高まで8:30)
三俣山荘から:巻道ルートで双六小屋へ、あとはそのまま進む
(参考:登山口までのコースタイム)
黒部源流から:
裏銀座経由、高瀬ダムまで10:30
竹村新道経由、高瀬ダムまで11:05
雲ノ平経由、折立まで11:15
黒部五郎経由、折立まで12:40
小池新道経由、新穂高温泉まで8:30
岩苔乗越から:
裏銀座経由、高瀬ダムまで9:30
竹村新道経由、高瀬ダムまで10:05
雲ノ平経由、折立まで10:20
黒部五郎経由、折立まで13:20
小池新道経由、新穂高温泉まで9:10
■地図
2.5万分の1:「烏帽子岳」「薬師岳」「三俣蓮華岳」「笠ヶ岳」
エアリア:「鹿島槍・五竜岳」または「剱・立山」、「槍ヶ岳・穂高岳」
■備考
水晶小屋素泊り 5500円
日出:5:13,日没:18:30(8月23日,N36 24,E137 36)
NHKラジオ第1 松本:540kHz 富山:648kHz 高山:792kHz 神岡:1341kHz
NHKラジオ第2 松本:1512kHz 富山:1035kHz 高山:1125kHz 神岡:1539kHz
NHK FM 松本:84.8MHz 富山:81.5Mhz 高山:86.1MHz 神岡:85.3MHz
中崎山荘奥飛騨の湯 800円
3日目までは有料の水場しかないので注意.荷物・体力に余裕のある人は水を多めに.
■参考資料、サイトなど
七倉〜高瀬ダムのタクシーについて (http://www.kanko-omachi.gr.jp/mountain/qa.html)
野口五郎小屋 (http://www.noguchigorou.com/)
水晶小屋 (http://kumonodaira.net/suisho.html)
アルピコグループ (http://www.alpico.co.jp/)
濃飛バス (http://www.nouhibus.co.jp/)
特急バス松本ー高山線、松本ー新穂高線 (http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_takayama/) 松本ー新穂高線は8月25日まで
新穂高温泉 (http://shinhotaka.com/index.html)
裏銀座縦走・水晶岳山行記録 作成:荒田
■日程 8月18日(日)~23日(金) 山中5泊6日 予備日2日
■山域 北アルプス
■メンバー・オーダー:CL荒田,小山,佐々木,SL高木
■集合前
・タクシーは2〜3日前に電話で予約。
・水晶小屋は系列の三俣山荘の衛星電話に電話して予約する感じだが,なかなか電話をかけても繋がらず18日になってようやく通じた。
・信濃大町駅では登山カードを書いて提出した。
■0日目 8月18日 晴れ
15時過ぎ 信濃大町駅にて集合。駅の売店で食料を買い,荒田が予約しておいたタクシーに乗り込む。
16時前 高瀬ダムに到着。7900円。ダムの展望台から槍が見えた。
その後,テント場に移動して幕営。我々の他に,高校生のパーティーがテントを5張りほど張っていた(このパーティーとは烏帽子小屋でも一緒になった。それ以降は我々と同じコースを我々より先に行った模様)。
その夜は星が良く見えた。
□信濃大町駅について
・やたら「黒部」をアピールしていて富山県出身者としては複雑な気分。
・登山カード&ポストがある。タクシーに乗るときに,登山カードを提出したか聞かれた。
・駅に売店や土産物店がある。
・駅から国道の方に少し歩くと交差点にでかいスーパーがある。
□高瀬ダムのテント場(濁沢)について
・簡易トイレがある。
・水場は登山口のところにあり,テント場からしばらく歩く。要煮沸らしい。
水場と呼ぶにはあまりにもお粗末だと感じたが,これが最後だから仕方がない。
・テン場代は一人500円で,高瀬館または烏帽子小屋で支払う。
■1日目 8月19日 晴れ
行程:濁沢キャンプ場~登山口~(ブナ立尾根)~烏帽子小屋~烏帽子岳~烏帽子小屋
4時起床。
5:15 出発。
5:30 水場。空のペットボトルがある人は水を汲んだ。
裏銀座登山口。登山口から烏帽子小屋までの間に,「12」から「0」までの札が設置してあるらしい。
「12」が登山口で,「0」が烏帽子小屋。(しかし「1」がどこにあるのかは分からなかった)
5:48 「11」通過。
6:06 「10」休憩。21発。
6:34 「9」権太落とし。ただの巨石。通過。
6:45 「8」休憩。58発。
7:09 「7」通過。
7:24 休憩。40発。
7:49 「6」通過。
8:13 「5」休憩。32発。
8:51 「4」三角点。休憩。9:11発。
9:19 タヌキ岩。
9:31 「3」通過。右手は崖。
9:37 休憩。10:00発。
10:08 「2」通過。
10:22 見晴らしのいい場所で休憩。44発。
11:00 烏帽子小屋着。テン場代を払い幕営する。
11:48 しばらく休んだ後,烏帽子岳に向かうことにする。
小屋から見えるそれらしい山は烏帽子岳ではなく前烏帽子岳であった。
12:00 前烏帽子岳到着。山頂でしばし休憩。晴れていて展望が良い。30発。
13:05 烏帽子岳到着。烏帽子岳の山頂付近は急な岩場になっており,途中鎖を使って岩壁を登るような箇所があった。規模は小さいが槍の穂先を彷彿とさせる。頂上は槍と違って平らになっておらず,巨石が何個か乗っかっている。50発。
14:30 テン場に帰還。
17時ごろ夕食。
前烏帽子はニセ烏帽子とも呼ばれているが,ニセ烏帽子と呼ぶのはちょっと失礼ではないかと思う。
烏帽子岳は岩場を登らなければならないこと,頂上が平らでないことなどを考えると,手軽に展望を楽しめるという点で前烏帽子岳の方がコストパフォーマンスが良いのではないかと思った。
□烏帽子小屋について
・水は1L200円。
・冷たいポンジュースが売られている。
・テント場は小屋から少し歩いた野口五郎側にある。
・小屋の前に花が咲いている。
・テン場代は一人500円。
■2日目 8月20日 霧
行程:烏帽子小屋~野口五郎小屋~野口五郎岳~真砂分岐~東沢乗越~水晶小屋(~水晶岳~水晶小屋)
夜中雨が降っていたが,日の出とともに雨は収まったようだ。しかし昨日のような展望は得られない。
4時半前 起床(寝坊)
6:10 出発
6:34 先頭を歩いていた荒田がライチョウ1羽を目撃。ライチョウはすぐにハイマツの茂みの中に消えた。小山さんも見られたようだが,後ろを歩いていた高木と佐々木は見逃したようだ。ライチョウ運はこの程度で尽きないと信じたい。
7:00 休憩。10発。
7:27 「お花畑コース」=巻道と「展望コース」=稜線の分岐。この天気では展望は望めそうもないし,なるべく楽をしたいのでお花畑コースを選ぶ。
8:00 休憩。10発。
8:37 野口五郎小屋。地形図をよく見れば分かることだが,北側の登山道からは野口五郎小屋は山の陰になっており,見えない。58発。
9:10 野口五郎岳山頂。風が強いため長居はしない。
左側前方に黄色く禿げた山肌が見えた。おそらく湯俣温泉付近であろう。
9:40 真砂分岐。地形図をよく見れば分かることだが,分岐点は斜面のど真ん中にある。
9:48 休憩。10:00発。
10:54 東沢乗越。ここから水晶小屋へは登りとなる。11:07発。
11:45 水晶小屋着。
天候が芳しくないため,水晶岳に登れるかは怪しい。このまま雲ノ平まで行ってしまう案が出たが,風が弱まるのを待って水晶岳に登ることを考えると水晶小屋に泊まるべきである。結局,計画通り水晶小屋に泊まることになった。
水晶小屋に大きな荷物を置いて水晶岳にアタックしようとするが,風雨が思ったよりも強かったため断念。
その後,しばらくすると風雨は弱まった。もう一度挑戦するか?各自の意思を聞いた結果,荒田と佐々木はアタックして,高木と小山さんは小屋に残ることになった。
13:55 佐々木,荒田が水晶小屋を出発。最初は平坦な道。途中から岩場になり,ハシゴが出現する。
14:18 山頂に到着。25発。
14:50 小屋に帰還。
食事の後,ささやかな(しかし山にしては豪華な)佐々木の誕生日パーティーが行われる。
寝る前に,今後のルートを検討する。水晶小屋→岩苔乗越→黒部源流→三俣か,水晶小屋→岩苔乗越→雲ノ平→黒部源流→三俣が候補。実際にどちらに行くかは岩苔乗越までに雨の様子を見て決めることにする。
20:00 消灯。
□水晶小屋について
・行ったときは渇水期だった。チェックイン時に水の引き換え券を受け取り,水を買うときには引き換え券と代金を渡す形式。
・小屋に入ってすぐのところは土間になっており,自炊ができる。
・水は500mL100円。
・トイレに行くには小屋の外に出なくてはならない。一応傘は小屋に置いてあるが…。トイレ自体は綺麗。
・2階は天井が低いので背の高い人は要注意。
・ドコモの電波は通じる。
テント泊と違い,山小屋では様々なパーティーが同じ空間で過ごす。そのため,いろいろな人の話が聞けて面白い。
■3日目 8月21日 雨
行程:水晶小屋~ワリモ北分岐~岩苔乗越~祖父岳~祖父岳分岐~雲ノ平山荘~祖父岳分岐~黒部源流~三俣山荘
4:30 起床。朝食を作る。
6:30 風雨が弱まるのを待って出発。
6:52 ワリモ北分岐。通過。
すれ違った登山客に,ライチョウが2羽いることを教えてもらう。周囲をよく見てみるとその通りだった。今度は高木と佐々木も見られた。つがいだろうか。
7:00 岩苔乗越。
水場を探す。高天原方面に少し下ると水の音が聞こえる。さらに下ると水の流れが見えてきたので水をくむ。冷たい。
荒田が水をくんでいる間に通りかかった登山客が天気について教えてくれ,午後から数時間天気が回復する可能性があるとのこと。雲ノ平を経由することにする。15発。
7:45 祖父岳。霧の中,黒い石でできたケルンがそこかしこに立っているさまはどことなく不気味で,LotRにでも出てきそうだと思った。山頂は単調で迷いやすそうだが,地面にロープが敷かれていて目印になっている。50発。
8:04 祖父岳分岐。休憩。14発。
8:40 スイス庭園。道が分岐していて高天原方面に少し歩くとベンチなどがある(行き止まり)。50発。
8:55 雲ノ平キャンプ場分岐。通過。
9:07 雲ノ平山荘。9:45発(祖父岳方面に引き返す)。
9:48 高天原方面分岐。通過。
9:59 キャンプ場分岐。通過。
10:03 スイス庭園。通過。
10:28 祖父岳分岐。休憩。35発。
10:39 ライチョウを目撃。親1羽+若鳥3羽。42発。
11:35 黒部源流を渡渉。空中に張ってあるロープでバランスを取れということらしい。
11:42 黒部源流碑。小さな広場のようになっている。三脚を使って記念撮影。12:05発。
12:36 三俣山荘着。
三俣蓮華岳周辺のどこかで事故があったらしく,ヘルメットやハーネスをつけたレスキューっぽい一団が負傷者と思しき人を三俣山荘に搬送する様子が見えた。その後,ヘリが飛んでその負傷者は搬送されたようだ。
そういえば水晶小屋でもねんざだか何だかで自力下山できない人を見かけた。
次の日の計画を考える。天気がよければ鷲羽岳にアタック,天気が悪ければ双六あるいはわさび平まで行く,どちらとも言えない場合は9時か10時ごろまでは小屋で待機。
□三俣山荘について
・小屋の2階に展望食堂がある。行ったときは物資不足のためか軽食はハヤシライス(1000円)のみだったが,本来はカレーライス(1000円),ラーメン(1000円),うどん(900円),スパゲティ(1000円),オムライス(1200円)などがあるらしい。1日遅ければ物資が飛んできてオムライスを食えたかもしれない?
・展望は,鷲羽岳,常念岳,北鎌尾根,硫黄尾根,などなど。硫黄尾根は初見でも分かりやすかった。槍ヶ岳は雲のため見えなかった。
・小屋にテレビがある。
・トイレは小屋の中。
・テント場は一人500円。
・テント場に水場がある。
・ドコモの電波は通じない。
・鷲羽岳方面の登山道を少し歩くと伊藤新道の分岐がある。途中までは歩けないこともないのだろうが,踏まれていないため歩きにくそう。エアリアの点線ルートに相当するだろうか。遠くから見ると鷲羽岳の斜面を一直線に切ったように見える。
■4日目 8月22日 霧のち晴れ
行程:三俣山荘~三俣峠~三俣蓮華岳~三俣峠~(巻道ルート)~双六小屋~弓折乗越~鏡平~(小池新道)~わさび平小屋
3:30ごろ起床
6時過ぎ 準備して小屋で待機。
7:30 霧が晴れないため鷲羽登頂を断念。撤収開始。
8:27 出発。
8:59 三俣峠。9:05三俣蓮華岳に向けて出発。
9:17 三俣蓮華岳発。9:27三俣峠に帰還。
9:37 三俣峠出発。巻道ルートを使う。
10:10 水場らしき地点。休憩。10:20発。
10:46 分岐。
10:58 双六小屋。真北には鷲羽岳が見える。
とりあえず休憩。その後,双六小屋で幕営するかわさび平まで下るか判断。
個人的には北アルプスの稜線が名残惜しく双六小屋に留まりたかったが,小屋の人の話(下界の天気予報)からすると明日の天気が悪化する可能性があり,天候の安定している今日の内に下ってしまうべきであるという他のメンバーの意見に理があるのは明らかなため,下山を決める。
わさび平までのコースタイムは4時間ちょい。
11:30 双六小屋出発。これ以降,ペースを早めにした。
11:58 くろゆりベンチ。休憩。12:03発。
12:17 花見平。通過。
12:27 弓折乗越。通過。
下方に鏡平が見える。ちょうどその付近だけ日が当たっていて,あたかも宙に浮かんでいるようであった。幻想的である。
12:42 弓折中段通過。
天気がよければ槍ヶ岳の偉容が見えたのだろう。この時は3000m以上の部分はほとんど雲に隠れていたが,一瞬だけ槍の姿が見えた。槍ヶ岳をこれほど近くで見たのは1年振りだった。
ヘリが鏡平小屋に物資を投下する様子が見えた。
12:57 鏡平。13:12発。
13:23 熊のおどり場。通過。
13:37 シシウドヶ原。休憩。ドコモ入る。47発。
14:03 イタドリヶ原。通過。
14:15 チボ岩。通過。
14:19 秩父小沢。通過。
14:25 秩父沢。休憩。34発。
15:08 林道出合。
15:23 わさび平小屋到着。双六小屋を出発してから4時間弱であった。
□双六小屋について
・軽食としてカレーやラーメンが売っている。おでん600円,うどん800円,カレーライス800円,(牛丼もあったらしいがメニューからは消されていた),ラーメン800円
・鷲羽岳がよく見える。
・テント場は広い。
・ドコモの電波は通じない。(ちょっと上の分岐のところまで行けば通じる)
□わさび平小屋について
・林道が通っているため,(許可を取れば?)車で来られる。
・新鮮な野菜や果物が売っている。そうめんが名物らしい。
・テント場は一人400円。
・ドコモの電波は通じない。
■5日目 8月23日 雨
行程:わさび平小屋〜新穂高温泉
前日に小池新道を下っておいたおかげで,この日の行程は林道歩きのみ。
割と遅めに起きて,朝食を作って,出発した。
(去年新穂高温泉に行ったのに,何時から温泉が営業しているか計画書に書いておくのを忘れた)
ゲート近くにニューホタカとかいう日帰りの温泉(500円)があったが,バス停の近くの温泉の方がいいだろうということになり新穂高温泉まで移動。
去年と同じ温泉(中崎山荘奥飛騨の湯)に入る。食事もそこでとる。
川周辺の工事が進んで新穂高温泉バス停の周辺も様変わりしていた。
温泉に入った後は新穂高RW駅で時間を潰す。
新穂高温泉〜松本の交通費について,計画書には
> 新穂高温泉〜(アルピコ交通/濃飛バス 松本ー新穂高線)〜松本 新穂高1130発/1330発 2800円 2時間 8月25日まで
> または
> 新穂高温泉〜(濃飛バス 平湯・新穂高線)〜平湯温泉 870円
> 平湯温泉〜(アルピコ交通/濃飛バス 松本ー高山線)〜松本 2300円 1時間25分
と書いたが,実は新穂高RW駅で乗車券を買えば平湯温泉で乗り換える場合でも新穂高温泉〜松本を2800円で移動できるらしい。
新穂高温泉〜松本直通のバスは2本だけだが,平湯温泉で乗り換えることにすれば11:30よりも早く新穂高温泉を出発(=より早い時間に帰京)できたかもしれない。
■食事
料理名だけでも書いておけば何かの参考になるだろうと思うので書いておく。なんか重複があるように見えるのは気のせいだろう。
1日目夜:麻婆春雨
2日目朝:茶漬け+コーンスープ
2日目夜:具沢山の麻婆春雨
デザート:パウンドケーキ
3日目朝:うどん
3日目夜:ちらし寿司
デザート:杏仁豆腐
4日目朝:ぞうすい
4日目夜:麻婆春雨
デザート:こんにゃくゼリー
5日目朝:カレーうどん
■ラジオ
烏帽子小屋,水晶小屋,三俣山荘では松本のNHK第二が入った。その他は未確認。
■雑感
・1日目の登りがきつかった。途中からは20分歩いて20分休憩するという体たらくだった。もちろん,急な登りに重い荷物ということもあるのだろうが,自分に関して言えば夜遅くまで・朝早くから星を撮っていたため睡眠が十分ではなかったことがあると思う。万全の状態で臨まなければならない。
・2日目以降の行程は,おおむね50分歩いて10分休憩するというリズムでサクサク行けた。
・最初に計画書をMLに流した時に「雷鳥に会えるかも」と書いたが,雷鳥に会えると断言しておいても良かった。
・最初に遭遇した1羽に関しては,列の前を歩いていた2人だけが目撃したが,これは先頭を歩くことによる役得と言っていいだろう。
・後輩が1人ぐらい来てくれても良かったと思う。別に他の山行と比べて特別危険なところを歩くわけでもない。もちろん,十分な準備と心構えは必要である。
・水晶岳に登った時には展望はゼロだったし,雲ノ平も雨の中だったし,鷲羽岳には登れなかったので,この辺りの山域にはいつか再挑戦したい。できれば晴れることが期待できる8月前半が良い。
・トイレのチップや有料の水(セルフサービス)で100円玉が必要になったが,手持ちが少なくて困った。お札はなるべく1000円札で持ってくるようにしていたが,これに加えて100円玉も大量に持ってくるべきかもしれない。