2013/9/17-19 中央アルプス縦走

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
中央アルプス縦走計画書 ver.2.0 作成者 佐々木

■日程 9月17~19日 山中2泊3日(予備日1日)

■山域 中央アルプス

■在京責任者 新井

■在京本部設置要請日時 20日 18:00

■捜索要請日時 21日 10:00

■メンバー
CL佐々木
SL川名
八川
加藤(み)


■集合
6:35 新宿高速バスターミナル

■交通
行き(変更の可能性あり)
新宿~駒ヶ根バス利用:新宿6:50~京王電鉄バス~駒ヶ根市(駒ヶ根バスターミナル)10:20、3600円。(予約済み)
駒ヶ根駅前10:30~中央アルプス駒ヶ根ロープウェイ線~しらび平10:15 1000円
(中央道駒ヶ根インターで降車し、女体入口10:37発から乗車することも出来る)
しらび平駅からロープウェイで千畳敷駅へ(10分くらい、1180円、予約不可)

バスは平日は7:00~16:00の間、30分間隔で運行。
休日は6:00~16:00の間、30分間隔で運行。
ロープウェイは8:00~17:00の間、上り下りともに30分間隔で運行
一時間くらいの混雑か。

遅れた場合
新宿7:00発JR特急スーパーあずさ1号~上諏訪9:14着
上諏訪9:19発JR飯田線豊橋行~駒ヶ根10:52着など

帰り
菅の平12:25/12:55//30分ごと//17:55(最終)~13分~駒ヶ根駅
駒ヶ根18:54(最終)~JR~新宿24:00

■行程
※木曽駒ケ岳や空木岳山頂で御来光を見ても良いだろう。
※宝剣山荘~極楽平のルートについて:
宝剣岳を目指しても良い。(宝剣岳経由の場合、宝剣岳~0:40程度~極楽平)ただし、エアリアによると夏場は混雑し時間がかかるらしい。岩場、鎖場であるため天候やメンバーの体調などを考慮してルート選択をしたい。

1日目 (計2:15)
駒ヶ根駅からしらび平駅までバスで移動
しらび平駅から千畳敷駅までロープウェイで移動

千畳敷駅~0:45~宝剣山荘~0:25~中岳~0:10(?)~頂上山荘キャンプ地~0:20(?)~駒ケ岳神社~0:15(?)~頂上山荘キャンプ地

2日目 (計6:50)
頂上山荘キャンプ地~0:25~宝剣山荘~0:35~千畳敷駅~0:30~極楽平~1:00~濁沢大峰~1:20~檜尾岳~1:10~熊沢岳~1:30~東川岳~0:20~木曽殿山荘

3日目 (計6:00)
木曽殿山荘~1:30~空木岳~0:05(?)~駒峰ヒュッテ~0:25(?)~空木避難小屋~0:20~2500m付近分岐~1:00~2350m付近~1:20~池山小屋~0:20~タカウチバ展望台~1:00~大駐車場(近くに駒ヶ根駅へのバス停)

■エスケープルート
駒ケ岳から木曽殿山荘まで:千畳敷まで引き返す
木曽殿山荘から:そのまま進む
(上記は暫定的なもの。日時や天候によっては適当に変更する。)

■地図
2.5万分の1地形図 「赤穂」「木曽駒」「空木岳」
エアリア 「42 木曽駒・空木岳」

■共同装備
テント(赤ダン):佐々木
ポール:佐々木→加藤
鍋(大/小):川名
おたま、しゃもじ:川名
カート×3:佐々木→八川
ヘッド×2:川名→八川
救急箱:佐々木→加藤

■食当
朝 夕
1日目 ---- 八川
2日目 加藤 川名
3日目 佐々木 ----
予備食 佐々木、川名
一日目、二日目共に水場あり

■個人装備
□ザック □ザックカバー □サブザック □登山靴 □替え靴ひも
□ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □防寒具 □着替え □水 □非常食
□行動食 □予備食 □ゴミ袋 □コッヘル □地図 □コンパス □ライター
□計画書 □常備薬 □学生証 □保険証 □現金 □新聞紙 □武器 □軍手
□シュラフ□銀マット □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む)
□筆記用具 □日焼け止め □トイレットペーパー □風呂セット

■備考
○日の出5:32(9/15駒ヶ根)
日の入り18:08(9/15駒ヶ根)

○宿泊
・空木(平)避難小屋:
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%9C%A8%E5%B9%B3%E9%81%BF%E9%9B%A3%E5%B0%8F%E5%B1%8B)
素泊まり 1000円 2~30人収容 近くの水場は枯れやすい
・空木駒峰ヒュッテ:(http://www.komaho.net/hutte/utsugi_hutte1.html)
素泊まり(寝具なし)3500円 30人収容 水500ml200円
・木曽殿山荘:(http://www.kisoji.com/kisoji/spa/agematsucho/2001_3.html)
素泊まり 5500円 120人収容 近くに水場あり(枯れることも)
TEL : 0573-72-4380 (澤木) 携帯 090-5638-8193
・檜尾避難小屋(http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1583)
水場なし テン泊禁止だが、テン泊するだけの広さはあるということ
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122601.html)
・駒ヶ岳頂上山荘(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122601.html)
80張り・600円(800円?) 水場あり
tel: 09055076345

○交通

・中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ(http://www.chuo-alps.com/ropeway/fare/index.html)

○悪天候による中止or延期の判断は前日の15時までに行う。

○登山道の崩落などの情報は、山小屋に連絡をとるなどして収集する。

中央アルプス縦走山行記録

■作成:佐々木

■日程: 2013/9/17(水)~9/19(金) 山中2泊3日 予備日1日

■山域: 中央アルプス

■天候: 3日とも晴れ

■メンバー、オーダー:
2日目、頂上山荘キャンプ地~千畳敷駅: 八川、加藤、SL川名、CL佐々木
2日目、熊沢岳~木曽殿山荘: CL佐々木、八川、加藤、SL川名
上記以外: CL佐々木、加藤、八川、SL川名

■集合前
・16日に台風18号が本州に上陸したため、当初の計画より出発を一日遅らせた。17日の朝には台風が北海道を抜ける予報だったことと、山小屋で得た登山道の状況などの情報から17日に山行を実施することを決定した。
・駒ヶ根までのアプローチにバスを利用した。電車では5:50かかる新宿-駒ヶ根間を3:30で移動できたため。バス利用の際は予約が必要なので注意。

■行動記録
○1日目
6:35 新宿高速バスターミナル集合。50発
10:35 駒ヶ根駅前着。11:00発のしらび平行きのバスに乗車。
11:45 しらび平着。平日だったためか、ロープウェイはさほど混雑していなかった。12:00発のロープウェイに乗車。
12:12 千畳敷駅着。千畳敷カールと南アルプスの展望がすばらしい。35発。
12:52 2700m付近。加藤さんがしんどそうなので共装などを再振り分けする。13:00発。
13:40 宝剣山荘着。45発。宝剣岳までザックをデポしてピストン。
14:00 宝剣山頂着。宝剣岳までの道は岩場で危険箇所もあり注意が必要。宝剣のピークは槍の穂先のような感じ。15発。
14:28 宝剣山荘着。こちらでテンバ代の支払いを受け付けている。一人800円。35発。
14:50 中岳着。55発。
15:00 テンバ着。70張りほど張れそうな広いテンバ。水場は洗面所の水だが金属くさい。近くの頂上山荘は閉館?だった。テントを張りザックをデポして木曽駒までピストン。37発。
15:52 木曽駒山頂着。360度景色を見渡せるなだらかなピーク。御嶽、乗鞍、北ア(槍穂など)、八ヶ岳、秩父連山、南アルプス、富士山などが望めた。快晴だったのでまさに絶景であった。16:28発。
16:38 テンバ着。夕食。夕食後は星空観察など。川名が宙ガールに笑。
20:30 就寝。ほぼ無風だったが9月中旬ということもありかなり冷え込んだため、よく眠れなかったという人もいた。

○2日目
3:00 起床。朝食を食べ、御来光を拝むため木曽駒山頂へ。4:50発。
5:00 木曽駒山頂着。
5:26 日の出。40発。
5:53 テンバ着。テントを撤収していると、赤ダン2の入り口付近や底面に穴が空いているのを発見。補修が必要と思われます。6:30発。
6:45 中岳着。53発。
7:52 千畳敷駅着。剣が池方向のルートを利用。8:20発。
8:48 極楽平着。55発。
9:35 2711m付近にて休憩。45発。
10:54 2536m付近にて休憩。極楽平から空木岳までの稜線は主に岩稜地帯で鎖場などもある。11:05発。
11:42 檜尾岳山頂着。55発。
12:32 2700m付近にて休憩。45発。
13:53 熊沢岳山頂着。八川さんがしんどそうなので共装を再振り分け、オーダー変更。14:15発。
15:07 2703m付近にて休憩。細かなアップダウンが続く。12発。
15:50 東川岳山頂着。16:00発。
16:23 木曽殿山荘着。30人くらい泊まれそうな老夫婦の運営する(たぶん)山荘。素泊まり5500円、水場あり。小屋の夕食が済むまでは寝場所に案内してもらえなかった。
16:40 佐々木、川名が水場まで水を汲みに行く。往復で20分。その後夕食。
20:00 消灯。他の宿泊者のイビキがうるさかったものの、暖かい布団で快適に寝られた。

○3日目
3:00 起床。佐々木、川名が水場まで水汲み。朝食。宿泊者の朝食の時間に小屋の方から登山道の注意事項を伺うことができる。5:10発。
6:00 空木岳第一ピーク着。05発。
6:45 空木岳山頂着。岩場や鎖場が続く。木曽駒より鋭いピーク。360度の展望。特に南アルプスの眺めが良い。7:05発。
7:10 駒峰ヒュッテ通過。
7:36 駒石着。佐々木、川名は駒石を登ろうとするも途中で撤退。45発。
8:03 分岐着。空木岳からここまではなだらかな稜線。07発。
8:55 2250m付近にて休憩。このあたりは迷尾根とよばれるが、道標やマークがしっかりしているので天候が悪くなければ迷うことはない。やせ尾根になっているので滑落に注意したい。9:00発。
9:57 マセナギ着。やせ尾根上の急な岩場をアップダウンさせられしんどい。10:10発。
11:34 木道終点着。池山を登りにきたと思われる中学生の集団とすれ違う。11:50発。
13:00 菅の台着。全行程終了。下山ご利用したこまくさの湯は露天風呂から宝剣岳が眺められる良い温泉でした。

■コメントなど
・木曽駒ケ岳は初心者にお勧めの山である。ロープウェイを利用すれば十分日帰りも可能であり、天候が良ければ周囲の山々を一望でき、アルプスならではの高度感を味わえる。山頂に立てばかなりの満足感が得られるだろう。
・台風通過の翌日から山行を開始するということで道の崩落などが心配されたがほぼ登山道に影響は無かった。
・極楽平~東川岳までの稜線、空木岳のピーク付近と池山尾根は岩場の急登などあって体力を削られるので注意。
・ 今回の山行中CLが飛ばしすぎて隊が二つに分かれるということがよく起こっていたのだが、これは万一事故が発生した場合に対応できない、また、後ろの隊を急がせていたずらに疲労させることになるので反省すべき点である。