2013/11/2 磐梯山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
磐梯山山行計画書ver.2.1確定版 作成者 小磯
 
■在京責任者 佐々木
■日程 11/2夜発、11/3
■山域 磐梯山
■メンバー
CL小磯 SL松本 小松崎
■集合
猪苗代スキー場登山口にて 5:30
 
■アプローチ
行き 高速乗合バス「新宿→会津若松」夢街道会津号会津行き
東京駅八重洲南口22:20—新宿駅新南口23:00—王子駅23:35—猪苗代駅04:50 往復6,800円
※要予約。乗車券は各自購入のこと。
参考URL: (http://www.aizubus.com/highway/shinjuku2_1.html#jikoku)
予約はここから: (https://www.kousokubus.net/PC/BPWS113_00.aspx?key=2312021)
 
猪苗代駅—(徒歩4.1km/タクシー15分)—猪苗代スキー場前
 
帰り 
裏磐梯高原ホテル発猪苗代駅行の無料送迎バス有。
裏磐梯高原ホテル発12:40/15:50—猪苗代駅着13:10/16:20
※前日までに予約が必要。
または
裏磐梯高原駅12:46/14:16/14:36/17:01—磐梯東都バス—猪苗代駅13:20/14:50/15:20/17:45
12:46と14:16の便870円(14:36と17:01の便は裏磐梯ロイヤルホテルで乗換が必要なため240+740=980円)
 
五色沼探勝路を使った場合
裏磐梯ロイヤルホテル12:53/13:27/14:23/14:47:16:02/17:12—磐梯東都バス—猪苗代駅13:20/14:00/14:50/15:20/16:35/17:45 740円
 
高速乗合バス「会津若松→新宿」夢街道会津号新宿行き
猪苗代駅15:00/17:30/23:30—王子駅18:31/21:01/05:36—池袋駅東口18:41/21:11/5:46—新宿駅東口19:05/21:35/06:10
 
■行程
猪苗代スキー場前—1:20—天の庭(一合目)—0:35—赤埴山分岐—0:45—天狗岩(三合目)—0:25—弘法清水小屋・岡部小屋—0:25—頂上(五合目) —0:20—弘法清水小屋・岡部小屋—0:55—中ノ湯跡—0:35—銅沼—0:40—スキー場入口—0:30—裏磐梯登山口
合計6:30
 
※余裕があればさらに
裏磐梯登山口—(五色沼自然探勝路/1:10)—五色沼入口
と散策も可能。
 
■エスケープルート
天狗岩(三合目)まで:引き返す
天狗岩(三合目)から銅沼まで:八方台登山口に下山
銅沼以降:そのまま進む
 
■地図
2.5万分の1 「磐梯山」「猪苗代」
エアリア 「磐梯・吾妻・安達太良」

■在京本部設置要請日時
2013/11/2 21:00
■捜索要請日時
2013/11/3 9:00
■備考
日の出(10/26)福島 6:04
日の入り(10/26) 福島 16:39
雨天の場合:1日13:00までに判断
 
磐梯東都バス: (http://www.totobus.co.jp/bandai/timetable.html)
 
温泉 裏磐梯高原ホテル
展望露天風呂「四季の湯」 利用時間13:00~15:00(最終受付14:30)
大人 1,200円
※バスタオル、フェイスタオルの備え付け有
(http://urabandai-kougen.com/spa/)

磐梯山行記録
作成:小磯/松本/小松崎
 
■日程:2013/11/3
■山域:磐梯山
■天候:曇/弱い晴れ→山頂付近・霧雨→曇
■メンバー:CL小磯、SL松本、小松崎(計3人)
■オーダー:特に決めず
 
■総括
紅葉狩りを目的に行ったが、山中では紅葉は既に褪せてしまっていた。登るなら10月中旬以降がよいだろう。天候は芳しくなくガスと風で寒かった。そのため行程時間はエアリア通りだったが休憩を長めにとり慎重にいった。山中にトイレがないことに注意。標識はあるがあまり良心的な位置にないことが多いので所々で簡単な読図をした方が良い。アプローチは高速バスが一番安く便利だが、すぐに満席になってしまうので天候が安定した季節に行くのが良いだろう。残念ながら今回は眺めがあまり良くなかったのでまた初夏あたりにリベンジしたい。 
■アプローチ
夜行バスの席が埋まってしまったので現地にバスでアプローチする人と電車でアプローチする人の二手に分かれてしまった。
 
【夜行バス(小磯)】
11/2 22:40 小磯、東大弥生を出発する。自転車で王子へ
23:00 王子到着。食料調達のため周囲を散策するもスーパーなどはなくコンビニのみ。居酒屋が多いので帰りに使うのも良いだろう。北口公共駐輪場に自転車を置く。
1日100円
23:35 バス出発。満席の筈だったが運良く隣の席が空いた。2階建て。
24:30 羽生PAで休憩。以降車内は暗くなる。何とか眠れたものの寝違えて首を痛めてしまった。
11/3 4:30 猪苗代駅で放り出される。車内との寒さのギャップに驚く。途方に暮れていたら自転車で近づいてくる謎のおばさんに声をかけられ駅の前ドアと中ドアの間にはいつでも入れることを教えてもらった。その中は若干寒さを凌げる。次回以降駅寝をするならここだがスペース的に3人が限度。ここで着替え、タクろうとしたがエアリアに載っているタクシー会社2社とも電話に出ない…この付近では夜間緊急の場合タクシーは使えないということか。
4:50 徒歩で登山口に向かうことを決意。約3km。あまりに寒いので走った。街灯がない区画もあり怖い。コンビニは皆無。天の川までは見えないが結構な星空。
5:30 残り2人が泊まるほりい荘へ到着。トイレを借りる。横目で朝食を見たがおかずよりも皿の占める面積の方が多いという貧相なものだった。
6:00 猪苗代スキー場登山口到着。
 
【電車(松本・小松崎) 文責:松本】
夜行バスの予約が間に合わなかった小松崎と松本は、鉄道で會津へ国入りすることと相成った。
 
【鉄道】
11/2
新宿06:22─(埼京線快速・川越行)─赤羽06:36
赤羽06:58─(宇都宮線快速ラビット・宇都宮行)─宇都宮08:18
宇都宮08:20─(東北本線・郡山行)─郡山10:40
郡山10:44─(磐越西線あいづライナー1号・喜多方行)─会津若松11:52
 
会津若松駅前の目抜き通り正面に見えるのが、白虎隊終焉の地・飯盛山である。バス代を惜しんで徒歩で向かう。途中、「扇町1号公園応急仮設住宅」の案内板。未だ東日本大震災の爪痕が残るのを目の当たりにした。長屋の一部屋一部屋に非日常の日常生活が在ると思うと─。
歩くこと三〇分余、漸く麓に到着。白虎隊士の墓までは長い石段が続き、有料エスカレーターの橋桁下で昼食。横から回って中腹に佇む栄螺堂へ。三重六角形で二重螺旋構造、内部に階段は無く一筆書で上って降りる大変奇妙な造りである。学生300円。
白虎隊士の墓は観光客でごった返す。隊士たちが燃え上がる城下を眺め自刃したと云う場所からは、今もなお會津城天守を幽かながら遠く望むことが出来る。帰路に白虎隊記念館へ立ち寄る。
周遊バス「ハイカラさん」に揺られること四〇分で會津若松城に到着(15:00)。赤瓦に葺き替えられた天守は何とも新鮮。お堀端の木々は赤く染まって見頃。
日も暮れかけていたが、まだ時間もあろうと「野口英世青春館」へ。野口英世が火傷の手術を受け医学に目覚めた旧会陽医院である。(100円)
次の電車まで時間もあったから、スーパーで翌日の食糧を買い揃え、ご当地グルメでも堪能しようと思ったが、結局は“駅そば”に落ち着く。
 
【鉄道】
会津若松18:11─(磐越西線・郡山行)─猪苗代18:46
 
猪苗代駅前商店街は既に店じまい、何処も真ッ暗である。旅館まで3kmほどの道を、ヘッドランプを付けて只管歩いたが、若松で散々歩いたあとでこれは堪えた。本日のお宿「ほりい荘」に辿り着いたのは一九時四〇分、何とか最終チェックインの二〇時には間に合わせた(小松崎が電話した時は最終一八時と言われたらしいが、何分会津弁で聞き取りづらい上、確認しようにも直ぐに電話を切られてしまい、随分いい加減な対応だったから、実際の処よく判らない)。
「ほりい荘」は猪苗代きっての安宿で素泊まり3,500円。HPに載せられた写真からは清潔そうな部屋や食堂が想像される。これなら安いと値段に釣られて予約したものの、案内されたのは(まだ)綺麗な本館ではなく道を挟んだ別館。二階に上がり部屋に這入ると、畳敷きで意外にも広く、テレビまである。ああそれ程悪くないナと思ったのも束の間、暖房器具のまるで無いのに気づく。壁にはカメムシが。逃がそうにも窓が開かない。押入れから布団を引っ張り出すと、いつ洗濯したか知れない黄ばんだ毛布には髪の毛がくっついている。寒いから布団三枚重ねにするほかない。風呂(本館にある、入浴料150円)でも行くかと部屋を出てみると、鍵がかからない。しかし温泉はナカナカのもので、風呂上りには「余ったからどうぞ」とうまい味噌汁を御馳走になった。HPで「多くの浴槽」と宣伝しておきながら、結局入れたのは一つだけ。まァ気さくなオーナーの御婆さんがこの宿の看板といったところか。
宿のパンフレットを頂戴し部屋で検証したところ、女性の髪形や水着から80年代後半のものと予想し、「国設猪苗代スキー場」の名称や、地図にはまだ会津鉄道がないこと(つまり国鉄時代)、新幹線が上野までしか伸びてないことから85~87年と判明した。小松崎とはくだらない慰みごとをしたものである。
翌朝はタクシーを捕まえ損ねた小磯さんが宿まで走って迎えに来て下さり、五時半に合流して一緒に登山口へ。
 
 
■行程
6:08 出発。
7:02 交流の家付近にてシカなのかイヌなのかわからない動物に遭遇。約10分休憩。スキー場を登っているので傾斜がキツいのと階段のような足をかける場所がない。このあたりは紅葉が若干残っていた。
7:55 赤埴山分岐到着。展望がよいようなので赤埴山に進む。
8:02 赤埴山到着。標識などはなし。風が強く寒いので通過。風をしのげる場所で10分休憩。
8:40 エアリアにある林道との分岐標識に到着。地形図にもエアリアにも載っていない道がありわかりにくかった。読図により進む方向はわかるがもう少し標識が欲しいところ。ここまで他の登山客とは殆ど行きあわなかった。
9:31 弘法清水・岡部小屋に到着。風が激しすぎてこれ以上強くなると断念せざるを得ない状況。寒いので小屋で暖をとる。トイレはなく、簡易持ち運びトイレを300円で購入し用を足せとのこと。小松崎が豚汁300円を買って食べたが、肉は全く入っていなかった。20分くらい休憩。
10:21 磐梯山頂に到着。ガスっていて何も見えない。足元は岩だらけで湿っていて危ない。四方全てを霧で囲まれ視界不良。
10:31 下山開始。このあたりから登山客も多くなり、狭い道も重なって進みづらい。滑らないように慎重に下る。お花畑にいくためには、下りから見て弘法清水の最初の分岐で左に曲がるのではなく一端岡部小屋まで戻り別の分岐を探す必要がある。お花畑経由で下山する登山者に会ったが11月にもなると何も咲いていないようだ。途中開けた場所にでた。ガスは切れ、桧原湖と銅沼がとても良く見えた。火山特有の黄土色の山肌が見えた。中ノ湯跡までの間でお花摘みをせざるを得なくなった。磐梯山にはトイレがないので簡易トイレを持参することを強く薦める。
12:30 銅沼到着。UFOが飛んでいると思いきや、どこぞの研究グループが火山のデータを取るために飛ばしていた小型ヘリだと判明。銅沼の奇勝は一見の価値あり。これを見るだけでも来たかいはあった。15分ほど休憩。
12:54 裏磐梯スキー場に到着。傾斜が急なので裏磐梯が一望できる。
13:40 下山。裏磐梯の方が紅葉は残っていた。裏磐梯高原ホテルで温泉に入ることができるが、登山者の薄汚い格好ではホテル内に入るのも憚れるほど綺麗なホテルであった。バスの時間もあるので温泉は断念して近くの休憩所で昼食&お土産購入。猪苗代駅周辺よりもこのあたりの方が活気があり、お土産屋食堂が軒を並べる。暇つぶしには事欠かない。
14:10 高速バスの時間があるので小磯は2人と分かれ猪苗代駅行のバスに乗車。
 
 
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≪松本・小松崎→五色沼探勝路へ 文責:小松崎≫
14時45分裏磐梯物産館の裏から五色沼の散策路に入る。7つくらいの沼が見られてそれぞれ色が違っていた。青、赤、瑠璃色、緑の沼があった。紅葉はピークを迎えていて、多くの人で賑わっていた。
15時50分に散策路を出て16時5分に五色沼入口のバス停から猪苗代駅行きのバスに乗った。(16時発のバスだったが遅れてきた。)
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■帰路
【高速バス(小磯)】
15:00 猪苗代駅より発車。
16時ころ 阿武隈PA。上りが連休のUターンで渋滞していることを知らされる。
17:30 鹿沼PA。ひどい渋滞。前の座席で上京する女子大生とおばさんがひたすらおしゃべりしていた。東京の鉄道事情から人間関係や倫理についてまで。旅情溢れる場面。旅は未知連れとはよく言ったものだ。
20時ころ 羽生PA到着。上りのPAは現在工事中で売店がとても狭かった。改装後は江戸時代の街道様になるらしい。
21時 王子駅到着。駐輪場で自転車を取り返したが、料金を払うにも事務所が既に閉まっているので払うに払えない。仕方ないからまた今度。大学に寄り、自転車で帰宅。
 
【電車(松本・小松崎) 文責:小松崎】
16時47分に猪苗代駅に着き16時51分の普通郡山行きの電車に乗った。17時51分に郡山に着き、駅前をぶらぶらしながら、黒磯行きの電車を待った。18時21分の黒磯行きに乗り、黒磯に19時23分に着き19時31分発の宇都宮行きに乗り換えた。20時21分に宇都宮に着き駅前でご当地の餃子を食べようとしたが宇都宮餃子祭りの影響でどこの店も行列をできていた。すいている店を探して食べ終わったのが21時45分くらいだった。終電もあり松本君は新幹線で帰ることになったのでここで解散となった。