2014/7/26 西平山読図山行
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
西平山読図山行計画書ver.1.0(7/25版)
作成者:久光
■日程 7/27(日)
■山域 奥武蔵
■在京責任者 遠藤
■在京本部設置要請日時 2014/7/27 20:00
■捜索要請日時 2014/7/28 8:00
■メンバー 5人
CL久光 SL田代・荒田・渡辺・石川
■集合
入間市駅北口前 8:30
■交通
久光車
(自宅—(40分)—)入間市駅前—(50分)—鳥居観音
(ガソリン代として1人200円程度頂けると幸いです)
■行程
(鳥居観音—)小殿—(0:45?)—西平山(732P)—(0:50?)—藤棚山—(0:40)—大ヨケノ頭—(0:30)—中登坂—(0:35)—金毘羅神社奥の院—(0:45)—鳥居観音
行動時間は6:00程度と想定
■エスケープルート
藤棚山まで:引き返す
藤棚山から西平山まで:炭谷入林道へ
西平山から:そのまま進む
■地図
2.5万分の1 「原市場」
エアリア 「22奥武蔵・秩父」
■共同装備
救急箱:久光
■食当
各自
■個人装備
□ザック □ザックカバー □登山靴 □替え靴紐 □ヘッドランプ □予備電池 □雨具 □スパッツ □ヘルメット □防寒具 □帽子 □水(3L以上) □非常食 □行動食 □ゴミ袋 □コッヘル □武器 □軍手 □新聞紙 □トイレットペーパー □地図 □コンパス □筆記用具 □計画書 □遭対マニュアル(緊急連絡カード含む) □学生証 □保険証 □現金 □ライター □常備薬 □日焼け止め □風呂セット
■備考
日の出(名栗 6/1)4:28
日の入(名栗 6/1)18:54
NHKラジオ第一(東京)594kHz
NHKラジオ第二(東京)693kHz
飯能警察署 042-972-0110
雨天時:前日19:00までに判断
温泉:さわらびの湯
西平山読図山行記録
■作成: 久光
■日程: 2014/7/27
■山域: 奥武蔵
■天候: 晴→雷雨
■メンバー: CL久光 SL田代 荒田 渡辺 石川
■オーダー:
久光-渡辺-石川-荒田-田代
■コースタイム
小殿~(0:50)~592P~(0:45)~西平山~(0:30)~大遠見山~(0:25)~西平山直下の峠~(1:15)~小殿
■記録
入間市駅より車で鳥居観音へ。入間市駅の北口は驚くほど何もなく、車も入ってこないので集合には便利。ただし国道16号への出方が分かりにくい。
鳥居観音前の駐車場はそこそこ広い上にガラガラだった。
10:10 鳥居観音発。あまりに暑く、そもそも外出すること自体間違っているのではと感じる。ミンミンゼミの声が山村の夏空に響き、課題も放置して何やってるんだろう感を否応なく煽り立てる。これから川遊びだろうか、目の前のキャンプ場の水着を着た少年たちを尻目にしばらく車道を歩く。
10:23 小殿
炭谷入林道に入り、墓場脇の階段より入山。直後は踏み跡程度の道しか見当たらず、一瞬覚悟を決めるが、程なくして道が現れる。
10:43-10:50 一本。尋常ではない量の汗が噴き出る。
暑さもあり、とにかくゆっくりしか進めない。
11:23 592P通過
踏み跡は明瞭であるというより、ほぼ完全に登山道である。
11:45-11:55 西平山直下の林道横断箇所で一本。地図には未記載だが、林道が炭谷入沢から登ってきて尾根を越え、北側まで延びている。この辺りから日が陰る。
12:08 西平山(732P)通過
しばらくして、遠くで花火とも雷ともつかぬ音が鳴り始める。この間、西平山と大遠見山の鞍部でもう一度林道との接触点がある。
12:35 大遠見山(733P)
ここで例の音が雷であると確信する。北側の遠方に灰色の雲が見え、前方の雲も何となく怪しい。このまま進めば藤棚山付近の尾根上で間違いなく雨に降られる上、エスケープも確保しにくい。協議の上、撤退と林道経由でのエスケープを決定。
12:40 撤退開始
鞍部より林道に。雷は断続的に鳴り響いている。撤退判断が正しかったことを確信。林道上は展望がすばらしく、奥武蔵の山々がよく見える。
13:06 西平山直下の峠
程なくして雨が降りだし、すぐに土砂降りになる。急いで雨具を着る。林道は等高線に沿う形で谷に下りていく。山側は岩肌がむき出しで、しばらくは木陰のない状態が続くが、高度を下げるにつれて森林の中へ入っていく。
13:37 ここより谷へ。地図上の炭谷入林道最終地点と思われる付近。泥水が林道表面を川のように流れていき、容赦なく道路に谷を刻んでいる。小学校の頃の泥遊びを思い出す。
13:45 一本。雨は一瞬止んだかに思えたが、再び土砂降りになる。
13:55 出発。左斜面から勢いよく流れ込む沢や道路上の小川を集め、右手に見下ろす炭谷入は、朝とは打って変わって凄まじい濁流である。
14:30 小殿着。雨はようやく小降りになり、晴れ間が見える。
その後、車でさわらびの湯まで移動し、入浴後帰宅。
■反省・備考・感想
□撤退の判断は正解だった。
□今日歩いた範囲については、全体的に踏み跡というよりもはや道である。1年生でも問題ない。
□分かりにくい所は特になかったが、他の大きな尾根にも踏み跡がついている場合があり、読図の必要はさすがにある。ただ、練習としては上りより下りの方が難易度的にも丁度良さそう。
□林道は西平山直下、西平山-大遠見山鞍部の2か所で登山道と交わっており、エスケープルートに使用可能。
□林道は地形図における炭谷入林道終点付近から、等高線に沿うようにして支尾根を切り通しながら高度を上げ、西平山(732P)の直下で尾根を越える。その後西平山を巻くようにして北側斜面にまわり、大遠見山との鞍部で一旦登山道と連絡したあと、更に西方へ高度を保ちながら続いている。あとで調べたところでは、西名栗林道といい、人見集落から延びる人見入林道に接続しているらしい。なお、炭谷入林道から名栗湖方面に抜ける林道もあり、そちらも大ヨケの頭—中登坂で登山道を横断しているという。
□もしリベンジするなら、秋に読図演習として逆ルートか。前回の棒ノ折のようなコンセプトならコースとしては妥当だと思う。
□とにかく暑かった。水を多く持っていったことや遅めのペースにより、熱中症は幸いにも出なかったが、この時期には向いていない。