2014/8/4-7 白峰三山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
白峰三山夏合宿計画書ver.1.0(7/9版)
作成者:尾田
 
■日程 8/4-7(月~木)
*山中3泊4日
*予備日 8/8(金)
■山域 南アルプス北部
■在京責任者 福田
■在京本部設置要請日時 2014/8/8 18:00
■捜索要請日時 2014/8/9 10:00
■メンバー 6名 
SL 尾田 CL 遠藤 ・大庭 ・大林 ・木下 ・島原
■集合(8/3です!)
甲府駅20:00
■交通
(行き)
甲府駅(南口6番)4:35発 山梨交通バス
広河原 6:28着
(帰り)
奈良田温泉~1:00~飯富ふれあいセンター~0:30~身延駅(早川町乗合バス、飯富ふれあいセンターまで800円、身延まで1000円)
*奈良田発09:50/13:50/15:55(最終)
*高速バスを利用して飯富から新宿駅に帰ることも可能(飯富→新宿、13:29→16:31、15:29→18:31、17:29→20:31、2700円)
その場合、乗合バスを飯富ふれあいセンターで下車
 
■行程
○1日目
広河原~2:10~白根御池小屋~2:30~小太郎尾根分岐~0:30~北岳肩ノ小屋(計5:10)
○2日目
北岳肩ノ小屋~0:50~北岳~0:55~北岳山荘~0:40~中白根山~1:00~間ノ岳~1:00~農鳥小屋(計4:25)
○3日目
農鳥小屋~0:50~西農鳥岳~0:40~農鳥岳~0:40~大門沢下降点~2:30~大門沢小屋(計4:40)
○4日目
大門沢小屋~1:40~八丁坂~0:55~大門沢登山道入口~0:30~奈良田第一発電所~0:20~丸山参道入口~0:10~奈良田 (計:3:35)
■エスケープルート
農鳥小屋まで:左俣経由広河原へ(左俣コースの雪渓、気象の状況によっては右俣コースへ)
農鳥小屋から:そのまま進む
■地図
2.5万分の1 「間ノ岳」「仙丈ケ岳」「鳳凰山」「夜叉神峠」
エアリア 「41北岳・甲斐駒」
■備考
日の出(北岳 8/4)4:52
日の入(北岳 8/4)18:49
山梨交通 バス事業部業務課 055-223-0821 *
高速バス(甲府駅前山梨交通バスセンター) 055-237-0135*

夏合宿白峰三山山行記録
作成者:尾田
■日程 2014/8/4-6
■山域 南アルプス
■天候 1日目:くもり 2日目:雨 3日目:晴
■メンバ(敬称略・オーダー順)
CL尾田、大林、島原、大庭、木下、SL遠藤
■時間記録
○1日目
奈良田 8:50
林道へ 9:23
一本 9:49-10:01
大門沢登山道入口 10:15
一本 11:01-11:11
大きな岩(八丁坂手前) 11:13
一本 11:46-12:02
一本 12:42-13:02
大門沢小屋 13:53
 
○2日目
大門沢小屋 4:43
一本 5:33-5:39
    6:05-6:15
    6:56-7:12
    7:57-8:16
    8:43-8:53
大門沢下降点 9:30-9:56
農鳥岳 10:50-11:04
西農鳥岳 12:05
農鳥小屋 13:02
 
○3日目
農鳥小屋 5:17
熊ノ平への分岐 5:27
一本 6:17-6:25
間ノ岳 6:45-7:00
一本 7:35-7:45
中白根岳 8:03
北岳山荘 8:26-8:55
八本歯のコルへの分岐① 9:17
八本歯のコルへの分岐② 9:43
北岳 10:07-10:49
北岳肩ノ小屋 11:19-11:35
一本 11:55-12:05
右俣分岐 12:17
白根御池小屋 13:26-14:02
第2ベンチ 14:46-15:05
第1ベンチ 15:29-15:45
大樺沢分岐 16:06
広河原山荘 16:22
バス停 16:29
■行動記録
8月3日、甲府駅で駅寝。
朝、起きて、バス停に行くと、バスが無いことに気づいた。土砂崩れの影響で、通行止めになっているのだった。計画書を送って以後の出来事であったのだが、こうならないためには、以降も、こまめに、更新情報が無いかを確認しておくべきである。
相談の結果、逆ルートから行くことに。
危なげなく進む。夜は島原君のタコス。
8月4日、朝は大林さんの焼きそば。ずっと、明治と抜きつ抜かれつで登っていく。
大門沢下降点を過ぎたあたりから、だんだん天気が悪くなってくる。農鳥岳に着くと、風が強く、また霧も出てきた。西農鳥岳で休憩。雨はほとんど弱かったので、この段階では雨具の着用を指示しなかった。が、そこを出て以降、風雨は相当激しくなる。立ち止まり、雨具を出し着ることも困難なほどだったので、そのまま、歩き続けるしかなかった。ここは大分反省するべきところである。メンバーは体力を大きく消費したし、誤れば低体温症などの危険もあり得た。
ようやく農鳥小屋、到着。風雨いまだ強く、更に、みな疲労憔悴していたので、遠藤と相談して、小屋泊が良いねとなった。勇気を出して遠藤が交渉(農鳥オヤジと)。泊めてもらえることに。ストーブをつけ、お湯とインスタントのコーヒーを渡してくれる。優しい。
8月5日、明け方、怒鳴り声で目が覚める。それに続いて、女の人のそれに言い訳する声が聞こえる。雷鳥オヤジが客に怒っているらしかった。どうやら、言い合いを聞いていると、女性客が、小屋のタンクから無断で採水したよう。そりゃあ客が悪いよ、と思う。霧の中、出発。歩いてるうち、だんだん霧が晴れてくる。遠くに見えるは、富士の山。メンバー、(多分)テンション上がる。北岳を尾根の延長線上に臨む岩場で記念撮影。一番綺麗なアングルをしっかり見た。北岳山頂到着。霧がまた出て、展望なし。しばらく粘るも甲斐なし。白根御池小屋にて、メンバーと相談。早く降りたいということで大概一致したので、出発。バスに乗り込み、福田に下山の連絡をする。
■総括
○反省点は大きく二つ。一つはバスの通行止めをきっちり把握していなかったこと。一度調べたら調べっぱなしではなく、近づいてきた辺りで、また確認をするべきであった。
もう一つは二日目に雨具の着用の指示が遅れたこと。もうすぐ小屋だしこのままもつだろう、という甘い期待が根底にあった。折角、つける時間があったのだから、それはその時につけとくべきだった。
○3日目、北岳は格好の良い、綺麗な山だった。富士山もずっと見えており、南アルプスの良さを存分に体感できた。
○農鳥オヤジは、こちらが常識的な行動をとってる限りは、恐れる必要のない人であるように見えた。