2014/8/12-13 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)


 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳山行計画書(Ver.2.1)
作成者:松本

■在京責任者
荒田

■日程 8/12(火)~13(水)前夜泊・山中1泊2日

■山域 南アルプス北部

■在京本部設置要請日時 2014/08/13 21:00

■捜索要請日時 2014/08/14 10:00

■メンバー(計8名)
CL松本SL福田○小松崎○平松○横山○遠藤○中原○木下(清)

■集合(8/11)
高尾駅21:13発・JR中央本線(小淵沢行)先頭車両

■交通
【行き】
◇前日(8/11)
新宿20:23─(中央線通快・高尾行)─国分寺20:47─高尾21:10
高尾21:13─(中央本線・甲府行)─甲府22:49
(2,268円、新宿から乗車する場合は学割適用可)
※終電
新宿23:00─(中央線・特急かいじ123号)─立川23:27─八王子23:36─甲府00:40
(自由席1,340円)
~駅寝~
◇当日(03:00発)
甲府駅南口⑥番03:00─(山梨交通バス)─奈良田5:20
奈良田5:30─(山梨交通バス)─広河原06:15 (1,950円)
広河原6:50─(南アルプス市営バス)─北沢峠07:15(750円)

【帰り】
A案
北沢峠13:30/16:00─(南アルプス市営バス)─広河原13:55/16:25(750円)
広河原14:00/16:40─(山梨交通バス)─奈良田14:45/17:25
奈良田14:50/17:30─(山梨交通バス)─甲府駅17:10/19:50(1,950円)
※終電 甲府22:07─(中央本線)─新宿00:40
B案(温泉あり)
北沢峠13:30─(南アルプス市営バス)─広河原13:55(750円)
広河原14:00─(山梨交通バス)─奈良田14:45(1,030円)
奈良田温泉15:55─(早川町乗合バス)─下部温泉駅17:04(800円)
下部温泉17:19─(特急ふじかわ9号・甲府行)─甲府18:02(自由席650円)
甲府18:08─(中央本線・高尾行)─高尾19:38
高尾19:44─(中央線快速・東京行)─新宿20:43(3,020円・学割可)
または奈良田17:30発のバスでA案に同じ(バス料金は変わらず)
※入浴については、状況により現地で判断します。(甲府駅みどりの窓口は22:00まで、下部温泉は無人駅)

■行程
≪一日目(8/12)≫
長衛小屋~(0:30)~仙水小屋~(0:40)~仙水峠~(1:30)~駒津峰~(1:10)~駒ヶ岳神社奥社分岐~(0:10)~摩利支天~(0:10)~
駒ヶ岳神社奥社分岐~(0:50)~駒津峰~(1:50)~北沢峠~(0:10)~長衛小屋
(計7:00)
≪二日目(8/13)≫
長衛小屋~(0:10)~北沢峠~(0:10)~大平山荘~(2:30)~馬ノ背ヒュッテ~(0:10)~丹溪新道分岐~(1:20)~仙丈ケ岳~(0:50)~小仙丈ケ岳~(0:40)~薮沢・小仙丈ケ岳分岐~(1:20)~北沢峠~(0:10)~長衛小屋
(計7:20)
※長衛小屋テント場で荷物を降ろし、サブザックで行動

■エスケープルート
一日目
仙水峠まで:引き返す
仙水峠から:双児山を経て北沢峠へ
二日目
仙丈ケ岳まで:引き返す
仙丈ケ岳から:そのまま進む

■地図
2万5千分の1地形図:「甲斐駒ヶ岳」「仙丈ヶ岳」
山と高原地図:『北岳・甲斐駒』

■備考
*日没予定時刻(甲府市)
 8/12 日の出:05:02 日の入り:18:39
 8/13 日の出:05:03 日の入り:18:38
*雨天時延期:11日正午までに判断→出発を12日に延期
*長衛小屋テント場(500円/1人・予約不要)090-2227-0360
*山梨交通(http://yamanashikotsu.co.jp/)
*奈良田温泉・白根館 (http://www.nukuyu.com/shiranekan/)
 入浴料金1,000円

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳山行記録
作成:松本

■日程:2014/08/12~13(前夜泊・山中1泊2日)

■山域:南アルプス北部

■天候:8/12雨、8/13晴れ

■メンバー: CL松本、SL福田、小松崎、平松、横山、遠藤、中原、木下清

■オーダー
8/12 (略)
8/13 松本─横山─平松─小松崎─木下─遠藤─福田

■行程
≪8/12(甲斐駒ヶ岳)≫
07:15 北沢峠着
 バス停で雨宿りしていたが、諦めてテント場へ。
07:35 北沢峠発
07:45 長衛小屋テント場着
雨中テント設営。雨は一向にやむ気配を見せず、撤退覚悟で出陣。
08:45 長衛小屋発
09:15 仙水小屋
 中原さんが足の痛みを訴え、遠藤・福田・松本が長衛小屋まで送り届ける。残り4人はそのまま進み、我々は後から追いかけることに(駒津峰最終出発時刻を決めておき、本隊には適宜撤退するよう指示)。
10:05 長衛小屋
10:25 仙水小屋
10:57 仙水峠
途中で松本が疲れ果てた為、本隊に追いつくべく遠藤が先に行く。
12:00 駒津峰着
本隊が到着して5分後に遠藤が到着、その後、松本・福田が到着。
風雨による体温低下と体力消耗が激しく、登頂は危険と判断し、撤退を決定。
12:05 駒津峰発
12:40 休憩(12:45発)
12:47 双児山
13:40 休憩(13:45発)
13:53 北沢峠
14:00 長衛小屋着
夕食:かたやきそば(横山)
みんなでUNOを楽しみ20時ころ就寝。

≪8/13(仙丈ヶ岳)≫
03:00 起床
朝食:ツナとキャベツのパスタ(平松)
05:00 長衛小屋テント場発
登山道へ出る前に、中原さん体調不良のため、平松さん・横山さんに小屋まで送ってもらう。
05:23 登山道発
計画では沢沿いを行く予定であったが、前日の大雨による増水が予想された為、とりあえず尾根伝いを行く経路に変更。
05:26 北岳展望台
 仰々しい名だが山頂が少しばかり顔を覗かせるのが見えるだけである。
05:48 二合目着(休憩)
05:58 二合目発
06:18 三合目
06:33 四合目
06:50 大滝頭着(休憩)
07:00 大滝頭発
07:21 六合目
07:55 小仙丈ヶ岳着
ここでようやく仙丈ヶ岳のお姿を拝することができる。後ろを振り返ると甲斐駒ヶ岳が聳え立つ。北岳の奥には富士山が、北アルプスの山々や八ヶ岳も見える。
08:05 小仙丈ヶ岳発
08:22 八合目
08:39 休憩
08:49 出発
09:10 仙丈ヶ岳着
休憩、記念撮影。
景色が素晴らしいので、帰路も尾根伝いを行くことにした(ピストン)。
09:42 仙丈ヶ岳発
10:17 小仙丈ヶ岳発
10:34 六合目
10:47 大滝頭着(休憩)
10:58 大滝頭発
11:24 二合目
11:50 長衛小屋着

■反省・備考
(1) 雨天山行の決行について
山中泊が初のメンバーを従えながら、雨天の山行を決行したが、自粛すべきであった。雨中の体力消耗は予想以上のもので、その危険性を改めて痛感させられた。テント設営に時間がかかった為、時間的にも初日の甲斐駒ヶ岳登頂は困難と認識しており、また一度撤退判断の機会があったにも拘わらず強行したのは、やはり未練に打ち勝つことの出来なかった私の弱さである。
(2) 体調不良者の対応
縦走であれば下山か停滞するのであろうが、今回は拠点を長衛小屋に定めていた為、テントまたは小屋で待機してもらった。ただ、周囲に人目があるとはいえ、初心者をひとりテント場に残した判断が正しかったのか、難しいところである。
(3) 計画
林道南アルプス線通行止めに伴い、甲府駅午前3時発のバスに乗ること4時間の迂回ルートで北沢峠に辿り着いた。その後の7時間の行程は体力的にも厳しかったであろうし、実際、雨天とはいえ甲斐駒ヶ岳の登頂には失敗している。長衛小屋に2泊した方が安全であったかも知れないが、日程的に難しかった。