2014/11/9 大山川右俣
東京大学・お茶の水女子大学公認サークル 山岳愛好会雷鳥
大山川右俣 遡行計画書
作成者 土松
■日程 2014年11月9日(朝発日帰り予備日なし)
■山域 丹沢
■在京本部設置要請日時
2014年11月9日 22:00
■捜索活動要請日時
2014年11月10日 12:00
■メンバー
L 土松 川名 久光
■集合・交通
小田急小田原線 新宿 601 → 伊勢原658 (バス停で集合)
伊勢原駅北口バス停 705発 → 大山ケーブルカーバス停 730頃
■行程
大山ケーブルカーバス停〜(50分)〜二重の滝(入渓)〜(3−4時間)〜大山〜(1時間)〜阿夫利神社(ケーブルカー山上駅)
※ ケーブルカーの最終便は17時
■エスケープルート
時間が足りなければ左俣を詰める可能性あり.
■地図
2.5万分の1 「大山」
エアリア 「丹沢」
■参照
『東京周辺の沢』 p28
大山川右俣(丹沢・鈴川流域)遡行記録
遡行日:2014年11月9日
メンバー:L土松(23期),川名(34期),久光(34期)
総評
短い沢だが,手応えのある滝が連続する.すべての滝を直登するとなかなか手強い(IV程度?).
攻めるならクライミングシューズも持って行くと良い.まったくの初心者には難しいだろう.2級下は妥当.
最初の2,3個の滝を越えると水が涸れ,あとは岩登り.春の初めか晩秋に行くのが良い.
行動記録
11/9 雨のち曇
730 大山ケーブルカーバス停→830 二重の滝(入渓)→950 倒木のある10m滝→1030 二俣(820m地点)
→1300 大山山頂(遡行終了)→1430 大山ケーブルカーバス停
■ 雨の中大山ケーブルカー駅から男坂を登り,二重の滝から入渓.二重の滝は祀られた立派な滝である.
一抹の後ろめたさを感じつつ,祠の軒下で入渓準備.
■ 二重の滝は左壁を登る.リード土松,ビレイ久光.下部に残置ハーケンが一つ.上部は立木から中間支点が取れる.
落ち口付近の立木でピッチを切って後続を確保するが,浮石もありやや不安定.もっと奥まで行きたかったが30mロープだとここがギリギリ.
■ 噂通り,その後さっそく水が涸れる.雨ざーざー降ってるのに!
■ 倒木のかかる3mハング滝.残置シュリンゲが2本.1本目のシュリンゲでA0するが,それだけでは厳しく,
左奥に見えた残置ハーケンにシュリンゲをかけ,さらにA0して突破(シュリンゲはその後回収).
後続はお助け紐で確保.彼らはもう少し右側からA0なしで登った.左から巻けるらしいがここはトライしたいところ.
■ 倒木のかかる10m滝.階段上で易しいが,練習のためロープを出す.リード久光,ビレイ川名.
左岸の立木で確保支点を取っていたが足場が不安定でやりづらそう.ここに限らず,確保支点を取りづらい滝が多い.
■ 6mトイ状.リード川名,ビレイ久光.残置ハーケン・シュリンゲが4,5個あり,中間支点に使える.
クライミングシューズに履き替えた川名がA0なしで登り切った.お見事.左から巻けるようだ.
■ 10mCS滝.易しいが高度感があり,念のため後続をロープで確保.ロープダウンするときにスタックしてしまい,
少々手間取る.すいません.
■ 5mチムニー状.右から小さく巻けるが落石も多く悪い.残置ロープあり.土松が巻いて,直登希望の二人にトップロープをセット.
クライミングシューズ川名は登り切ったが,久光は断念し巻く.巻きも悪いので念のため確保する.
■ ガレた源頭を詰めると,明瞭な踏跡が横切る.踏跡に導かれて尾根に乗り,しばらくで山頂付近の登山道へ飛び出す.
■ 山頂からは速やかに表参道を下る.ぼたん岩とは何だったのか.