2014/12/20-21 赤岳(八ヶ岳)
東京大学・お茶の水女子大学公認サークル 山岳愛好会雷鳥
赤岳(八ヶ岳)登山計画書 ver 3 (最終更新日時:2014年12月18日0:10)
作成者 土松
■日程 2014年12月20日〜21日(朝発1泊予備日なし)
■山域 八ヶ岳南部
■在京本部設置要請日時
2014年12月21日 20:00
■捜索活動要請日時
2014年12月22日 10:00
■メンバー
CL土松◯川名◯久光◯遠藤
■集合・交通
635八王子→923茅野(この電車の最前部に集合)
935茅野→1013美濃戸口
美濃戸口→茅野のバス時刻:1120, 1320, 1445, 1630
■行程
12/20
美濃戸口→赤岳山荘→南沢コース→行者小屋(幕営)
※小屋周辺で訓練を行う(ビーコン操作,滑落停止,アイゼン歩行,弱層テストなど).
12/21
行者小屋→文三郎道→赤岳→文三郎道→行者小屋→南沢コース→美濃戸口
■エスケープルート
引き返す
■地図
2.5万分の1「八ヶ岳西部」
エアリア 「八ヶ岳」
日程:2014年12月20日〜21日
メンバー:L土松,川名,久光,遠藤
背景
雪訓的山行を立てて欲しいということで,赤岳に行ってみることにした.
まったくの初心者には少し難しいが,久光,遠藤がGWの北穂へ,川名が天狗岳にそれぞれ行っていること,
加えて3人とも今年南ア全山を踏破したタフガイであることを考慮し,まあ大丈夫だろうと判断した.
行動記録
12/20 曇りのち雪
1050 美濃戸口→1500 行者小屋(幕営)
■ 美濃戸口でビーコンの起動の仕方(オートリバース)と動作確認.
■ 行者小屋まではしっかりしたトレースのある樹林帯.途中から雪が降り始めて気温が下がってくる.
■ 行者小屋付近で幕営.風が強いのでブロックを積みたいが雪がサラサラ過ぎて積みづらい.
■ 日本酒でいい具合に酔っ払った某氏が面白かった.XXXさんにならXXXをXXXされてもいいんだそうですよ.
■ 21時くらいまで雪が降っていたようだが,やがてやんでくる.明朝の晴天を祈りつつシュラフに入るが,寒くて寝られない...
12/21 快晴
630 行者小屋→830 赤岳→ 1140 行者小屋→ 1320 美濃戸口
■ 快晴.これぞ日頃の行い.夜が明けて,目の前に現れた横岳西壁に圧倒!気分が高揚してくる.
■ 文三郎下部で弱層テスト講習.上から10, 50, 70センチのところで手首〜腕くらいの弱層が計3つ.上部10cmは前日の雪だろう.
コース中雪崩があるとしたら文三郎上部.見た感じ風が強すぎて雪が飛んでいる様子だったので行ってみることにした.実際問題なし.
■ 森林限界あたりで耐風姿勢の復習.この辺りから半端無く風が強くなってくる.強風で山頂に行けずに引き返したパーティーも数組.
■ 文三郎尾根分岐から赤岳山頂までの間は岩稜帯.2カ所ほど急傾斜のルンゼで緊張する.
アイゼンの前爪を使ってしっかり歩ければ問題ないが,まったくの初心者だと苦労するだろう.
実際,コンティニュアスビレイで確保していたパーティーも多かった.
■ 830に山頂着.北ア,中ア,南ア,富士山,360度すべて見渡せる!ずっと居たいがあまりの強風に5分ほどで退散.
■ 往路を戻ってテン場近くでビーコン訓練.もっと練習していきましょう.
■ 1322のバスに間に合うべく美濃戸口へ急ぐ.温泉は茅野駅近くの,ちのステーションホテル(たしか500円).
総評
■ 八ヶ岳は冬型の気圧配置でも晴れやすいので厳冬期にも良いと思う.
■ 文三郎尾根の上部から赤岳山頂にかけては天候が変わりやすく,風も猛烈に吹くので天候判断には注意.耐風姿勢の復習も.