2014/12/27-28 日光白根山
東京大学・お茶の水女子大学公認サークル 山岳愛好会雷鳥
日光白根山登山計画書
作成者 白川
■日程 2014年12月27日~28日(朝発1泊予備日なし)
■山域 奥日光
■在京本部設置要請日時
2014年12月28日 20:00
■捜索活動要請日時
2014年12月29日 10:00
■メンバー
CL白川◯川名◯久光◯遠藤
■集合・交通
08:43東武日光発湯元温泉行きのバスに間に合うようにすること。
■行程
12/27
湯元温泉-湯元スキー場-外山コル-前白根山-白根山避難小屋(幕営or小屋泊)
※小屋周辺で訓練を行う(ビーコン操作,滑落停止,アイゼン歩行,弱層テストなど).
12/28
避難小屋-奥白根山-避難小屋-前白根山-五色山-湯元温泉
■エスケープルート
引き返す、二日目は五色山カット
■地図
2.5万分の1「男体山」
エアリア 「日光」
■12月27日(1日目)
・人身事故による電車の遅れにより約1時間遅れの11時過ぎに湯元温泉着。湯元温泉スキー場のリフトを
2本乗り継いで(リフト券は1人2枚必要)、12:10頃にゲレンデトップからワカン装着し出発。
・入山者は我々の他には7人程度。うち5人は上部のラッセルに辟易し、途中で下山。我々は外山のコルに
乗り上げたあと、残る2名に追いつきラッセル開始。前白根山までは風で雪が硬くなった箇所を除き、
断続的に(距離にして6、7割程度)ラッセルあり。
・前白根山と白根隠山の間のコルから避難小屋に降りる道は道標と赤テープあるが、完全にガスると分かりにくい可能性。
・避難小屋には16:30頃到着。高窓の雪を少し取り除けば簡単に室内に入ることができた。我々を含め計6名が同宿。
毛布とテントをうまく活用すればかなり暖かくなると思う。
■12月28日(2日目)
・朝はやや遅い8:10頃出発。避難小屋まで一緒だった2名のうち1名とは同ルート、
残る1名は別ルート(北側夏道尾根?)で奥白根山へ。早朝から登ってきた1名と合わせ、6名でラッセル。
・山頂台地に出るまで所々で地表が露出するが、基本的に膝ラッセル。弱層テストはしなかったが、
上部で深さ5cm程度に結合の悪い層がある程度。崩れて困るほどの雪が我々の上にない部分を選べば問題なし。
・避難小屋へ帰還後、前白根山へ戻ったのは12:30過ぎ。今から五色山を経由するのにはやや遅いと判断し、
トレースの残る往路を下山。
・湯元温泉スキー場へは14:00頃下山。
■特記
・よく晴れていて風もそこまで強くなかったにも関わらず、通常の雪山よりもやや寒く感じた。(山頂でマイナス15~20度くらい?)
私は左手の小指の付け根に軽度の凍傷。帰宅後乾かしてから気づいたが、インナー手袋に穴が開き、
所々生地が薄くなっていた。5年以上使用、装備の整備不良には注意すべきと反省。
・共装のワカンが一組だけ左右ではなく右右の組み合わせでした。保管/持ち出し時には要注意。
・同行させていただいた御三方のエネルギッシュなラッセルには特筆すべきものがありました。
今後の雪山への意気込みにも頼もしさを感じます。