2014/12/28 大霧山

山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
大霧山山行
作成者:木下(亮)

■日程 12月28日(日)
■山域 奥武蔵
■在京本部設置要請日時  2014/12/28 1600
■捜索要請日時  2014/12/29 1000
■メンバ(計5名)
CL木下(亮)SL柳田・福田・寺垣・吉川
■集合
東武池袋駅 0745発急行先頭車両
*同列車への途中駅からの乗車も可能です。事前にCL木下までご連絡ください。
■交通
(行き)
東武東上線
 池袋駅(0745)→小川町駅(0854)
 810円
イーグルバス
 小川町駅4番(0905)→名郷(0937)
 620円
(帰り)
イーグルバス
 橋場(1205/1305/1345/1445)→小川町駅(所要約25分)
 460円
東武東上線
 小川町駅→池袋駅
 (毎時約3本・所要1時間5分~20分)
 810円

■行程
   経塚(0950)
~旧定峰峠(1050)
~大霧山頂(1140・1230)
~粥新田峠(1300)
~橋場(1330)
 (歩行計2時間50分)
■エスケープルート
大霧山まで:引き返す
大霧山から:そのまま進む
■地図
2万5千図  「安戸」
山と高原地図 「22奥武蔵・秩父」

■遭難対策費
100円*5名
計500円
■雨天時
企画の性格上、ある程度天気が悪いようであれば事前に中止の連絡をします。
(山には行かず雨を避けられる適当な場所で鍋のみすることも可能です。)
■参考情報
□日没日出
12月28日日没(さいたま)  1635
12月29日日出(前橋)     0654
□ラジオ周波数
NHKラジオ第一:東京;594kHz
NHKラジオ第二:東京;693kHz
NHK FM:秩父;83.5MHz, 東京;82.5MHz, さいたま;85.1MHz
□警察署電話番号
秩父警察署 0494-24-0110
小川警察署 0493-74-0110
寄居警察署 048-581-0110

大霧山山行記録
作成者 木下(亮)

■日程 12月28日(日)
■山域 奥武蔵
■メンバ(計5名)
CL木下(亮)SL柳田・福田・寺垣・吉川

■訂正
 計画書中、「交通(行き)」の下車バス停が「名郷」となっているのは誤りです。正しくは「行程」の出発地と同じ「経塚」であります。私の確認不足によるものです。申し訳ありません。メンバの皆様もお気づきのことがあればお早めにご連絡下さい。

■計画
 経塚(0950)
~旧定峰峠(1050)
~大霧山頂(1140・1230)
~粥新田峠(1300)
~橋場(1330)
 (歩行計2時間50分)

■行程
 経塚(0937・0947)
~旧定峰峠(1022・1032)
~大霧山頂(1057・1248)
~粥新田峠(1306)
~橋場(1338・1345)
※オーダ:
大霧山まで登り;木下‐福田‐寺垣‐柳田‐吉川
大霧山から下り;寺垣‐柳田‐吉川‐福田‐木下

■ルート状況
 地図から明らかだが、行きも帰りも舗装道に乗ったり山道(未舗装道)でショートカットしたりを幾度か繰返す。下りの最後の未舗装道は細く、落ち葉が積もっていると踏まれていないようにも見えてやや不安になる。
 ルートは短いが、上り下りとも意外な急坂が何箇所かあり、特に落葉の多い季節や路面が凍結する時期は注意を要す。頂上以外からは目立った展望はないが、大方登って稜線に出てしまえば気持ちの良い尾根歩きになる。ただしこれもすぐに終わって山頂だ。
 頂上はさほど広くないが180度以上開けて、秩父や上越の山が見渡せる。両神山や浅間山などは大きく容易に同定出来る。今回はよく晴れて風もほとんどなかったので、長時間とどまっても寒さは穏やかであった。

■雑感

 降水確率0%の青空、よく晴れて大変気持ちの良い山行であった。5人ではもったいない久々の好天だ。某雨男諸氏がおらず(私の参加した山行では春以来だ)、山では晴男の実績を持つ木下の本領がようやく発揮されたようだ。

 帰りのバスが毎時一本しかなく、「チャチャッとあるいてサクッと食べる」なら13時45分、「ゆったり歩いてのんびり食べる」なら14時45分という感じだったが、「チャチャチャッとあるいてたっぷり食べる」で13時45分発にしよう、ということになった(おおよそ寺垣さんの意見による)。
 登りは歩き始めかなり飛ばしたのだがすぐに疲れて、やや早めくらいのペースに落ち着いた。それでもコースタイムにほとんど倍するペースで登頂した。長いコースであればもう少しゆっくり登るし、初めの一本はゆっくりゆっくり歩くが、今回くらいの登りなら、ということで。
 ゆっくりたっぷり食べた後(鍋については後述)、バスに間に合わせるべく寺垣さんを先頭に立てた。飛ぶように落ちるように下って、最後尾の木下はついていくのに必死なくらいでやはり少し怖かった。下り前半で10分巻けたことで満足したようで、後半はやや早い程度だった。特に舗装道ではのんびり歩きで、むしろ木下が引っ張っていた。
 短いルートなので今回はよいか、と思ったのだが、メンバ全員が「鍋山行」というタイトルに釣られて少々気が緩んでいたかもしれない。怪我や事故は全くなかったが、今回のような歩きは“普通の”山行なら(私は)決してしないし、下りで吉川くんが何度か足を滑らせていたのも、木下が翌日になって足首の痛みを覚えたのも、無茶な歩きと気の緩みのせいだろう。特に今回のルートは意外な急坂、道を覆う大量の落ち葉、土の水分が凍ってカチカチの地面と、好い条件ではなかった。気の緩みは何件かの忘れ物にも現れていただろう。

 鍋はたいへんよかった。またやりましょう。
 主要な肉と野菜、鍋の素、〆のラーメンだけ食当が持ち、あとは好きな具材を各自で持ってくるようにしたところ、大変な種類と量の具が集まってしまった。福田さんはタラとアンコウを「俺が食べてみたかったから」と担いできて下さって、一気に鍋のレヴェルがアップした。鍋はおおよそ三度に分け、一度目は野菜と魚、二度目は野菜とキノコと豆腐と豚肉と豚モツ、最後はラーメンと肉団子とチョリソーと春雨で汁を処理するという具合。一人当たり1000円という豪華な昼食であった。量だけでなく豚(肉・モツ・豚骨の汁)の脂とにおいでも満腹だ(帰りの駅前でおからドーナツなる物を買っていた方々もいるけれども)。
 ガスカートリッジは残の少ないものを二つ持って行ったのだが、残が少ないと火力が弱く、いつまで経っても湯が沸かずどんどんガスを消費してしまい、二度も具を入れ替えたせいもあって少々気を揉むことになった。

 東上線は快速が捕まらないと停車駅が多く、ロングシートの車両と相俟って乗車時間が長く感じる。バスも少ないし、小川町からの山はアクセスがややボトルネックだ。


■反省
□短くても、鍋があっても、山は山であるから、気を緩めず真摯に向き合うべし。
□路面が見えないなど道の好くないところでは特に気を張って、パーティにも気を遣ってゆっくり歩くべし。
□今回のように荷に余裕があれば、ガス缶の数や鍋の大きさなどは十分過剰に用意すべし。
□バスの時刻を考えてアプローチやルートや行動計画をよく練るべし。