2015/5/5 棒ノ折
山岳愛好会雷鳥(東京大学・お茶の水女子大学公認サークル)
棒ノ折山行 確定計画書(5月4日版)
作成者:木下(亮)
■日程 5月5日(火・祝)
■山域 奥武蔵
■メンバ(計4名)
CL木下(亮),SL寺垣,久光,柳田
■集合
西武池袋駅 0705発快速急行 三峰口・長瀞行 先頭車両
※同列車への途中駅からの乗車も可能です。事前にCL木下までご連絡ください。
■交通
□行き
池袋駅0705→飯能駅0750
西武池袋線470円
飯能駅北口2番0800→さわらびの湯0841
国際興業バス620円(交通系ICカード使用可)
□帰り
さわらびの湯1345/1416/1436/1456/1516/1536/1603→飯能駅(所要約45分)
国際興業バス620円
飯能駅→池袋駅(所要45分~1時間)
■行程
さわらびの湯(0900)
→白谷橋(0925)
(白谷沢ルート)
→岩茸石(1045)
→権次入峠(1110)
→棒ノ折山(1130・1300)
→権次入峠(1310)
→岩茸石(1325)
(滝ノ平尾根ルート)
→さわらびの湯(1450下山予定)
(歩行計4°20’)
なお滝ノ平尾根ルート登りは
さわらびの湯(0900)
→岩茸石(1050)
以降5分増し
※「岩茸石」は「岩茸石山(793)」とは別です。
■エスケープルート
白谷沢沿い滝を安全に下りられるところまで:引き返す
白谷沢沿い滝を越えて岩茸石まで:林道で滝ノ平尾根にわたって尾根を下りる
岩茸石から:滝ノ平尾根を下りる
■地図
2万5千地形図 「原市場」
山と高原地図 「22奥武蔵・秩父」
■食当
すき焼を作ります。
■雨天時
一時雨の予想ですが早朝に小雨が降った後降水確率0%とのことなので決行します。沢が増水していると思われるので下りと同じ滝ノ平尾根を登るかもしれません。
当日現地に到着しても強い雨が続いていた場合は中止または引返す可能性もあります。
■参考
□日没日出
5月5日日没(さいたま) 1831
5月6日日出(前橋) 0446
□ラジオ周波数
NHKラジオ第一:東京;594kHz
NHKラジオ第二:東京;693kHz
NHK FM:秩父;83.5MHz, 東京;82.5MHz, さいたま;85.1MHz
□警察署電話番号
埼玉県警飯能警察署 042-972-0110
警視庁青梅警察署 0428-22-0110
棒ノ折山行記録
作成者 木下
■日程 5月5日(火・祝)
■山域 奥武蔵
■メンバ(計4名)
CL木下,SL寺垣,柳田,久光
■計画
さわらびの湯(0900)
→白谷橋(0925)
(白谷沢ルート)
→岩茸石(1045)
→権次入峠(1110)
→棒ノ折山(1130・1300)
→権次入峠(1310)
→岩茸石(1325)
(滝ノ平尾根ルート)
→さわらびの湯(1450下山予定)
(歩行計4°20’)
■行程
さわらびの湯(0830・0840)
→白谷橋(・0910)
→沢沿い(0927・0935)
→林道(1000)
→岩茸石~権次入峠(1020・)
→棒ノ折山頂(1045・1232)
→さわらびの湯(1400)
■オーダ
登り:
木下-寺垣-柳田-久光
柳田-寺垣-木下-久光
寺垣-木下-柳田-久光
下り:
木下-寺垣-柳田-久光
■ルート状況
HPで見られる範囲の過去の記録は川合から登り滝ノ平尾根を下りているので、白谷沢ルートは初めてであった。水量は少なく道もきちんとついているので雨の中や後でなければ危ないことはない。子連れも多かった。しかし立派なゴルジュが眺められて沢気分になる。一か所つるつるのステップが刻まれた急な岩を登るほか、滑りやすい斜面もあるので注意。特に濡れていたりぬかるんでいたりすると歩きづらそうだ。また人気コースなのでそれなりに混んでおり、前のパーティが難儀していると数分時間を食うかもしれない。
岩茸石から上、急登に壊れた階段とたいへん歩きづらいので、登りは気合で、下りはゆっくりと。出来るだけ道や植生を崩さぬように。
滝ノ平尾根下りはこれといったイベントもなくやや急なので黙々と。林道と3度交差するが、2度目の交差の直ぐ上がつるつるの急斜面である。林道もさほど大回りをしないので適当に巻いてもよさそう。
■雑感
飯能からさわらびの湯までは久光さんが車を出して下さることになった。大勢乗ってくるバスの一歩先を歩ける。
さわらびの湯を出てダムを眺めながら歩く。藤なども咲いている。白谷橋で消防の人につかまって、登山届を書いて提出したが、計画書をきちんと作成して在京部員にも報せているので、その旨言えばよかったのかもしれない。計画書を刷って持っていればそれを出せばよかった。
ルートは上記の通り。沢に行きたくなること請け合い。ただ他パーティが多いのが少し煩い。
岩茸石は尾根上にドカンと巨石が座している。ちょっと方向を錯覚しそう。最後の登りは意外と応える。エース寺垣さんを先頭に立てたが、一度小休止を挟んで行く。
頂上は広く、東側の眺めが良い。奥武蔵の親しみある山々(武甲山、武川岳、堂平山、蕨山、伊豆ヶ岳、子ノ権現、……)から川越、所沢の市街まで。冬場はもっと遠くの山や建物が見えるのだろうか。山頂にはすでに結構人がいた。木が刈ってあるので場所をうまく取らないと日に当たって暑い。
木陰のベンチに陣取ってすき焼を始める。肉約600g、焼き豆腐、ネギ、白菜、人参(寺垣さんのおしゃれなカッティング、これがためにネギは山頂で切る羽目になり、また集合に遅刻しかけたとか)など。肉はもう少しあってもよいかもしれない。ネギを薄めに切ってたっぷり入れると美味しい。割下は約200ml、水は全部で約700ml使った。マロニー→うどん3玉→マロニーで汁を処理する。ここまで小一時間で平らげた。火のタイミングもあるので景色などに目もくれず皆必死で食っていた。山頂の人々はほとんどが、夫婦でお弁当を広げたり我々のようにストーヴで何か調理をしていたりで、すき焼をやっているくらいで羨望されなかったのはちょっと残念だ。鍋物など塩辛いメニューにはコーヒーや甘味も用意出来ると後味が好いかも。
満腹にいい陽気で眠いので山座同定などして暫しのんびりする。川越の方に大きく白く光る Unidentified Object があった。日差しが暑い。
眠気と日差しですこし頭が痛いが下り始める。久光さんが柳田さんに読図レクチャをしている。まだ下りの人は多くはなかった。何となく休止のタイミングを逃しているうちに一本で下りてしまった。ゆっくりめに歩けば歩き続けられるのだ。
さわらびの湯(温泉ではないらしい)には入らず、久光さんの車に乗り込む。セブンイレブンでアイス&コーヒー・ブレイクをいれ、スマホのナヴィのもと今度は入間市駅まで送って下さった(ただ列車は混んでいて、飯能なら始めから座れたのではないかしらん?)。
うとうとしていると池袋に到着。奥武蔵山行の度に推していた「池袋西武の屋上のうどんの屋台」についに行くことになり、寺垣さん柳田さんを率いてエレヴェータで上がる。
しかし、そこは見覚えのある屋上ではなかった。確かにうどん屋はあったのだが、屋上が全面的にリニューアルされ、オシャレな食い物の屋台とオープンテラスのカフェが並び、人であふれていた。リニューアル直後で連休中という事もあっての混雑だろうが、かつての程よくさびれた感じは欠片もなく、我々はまるでお門違いの格好だった。何十年もあって固定客のいるうどん「かるや」は当然味も変わらず残ったが、西武はなんと血迷ったことをしてくれたのだろう!!
午後4時にしては妙な満腹感と、軽い熱中症気味の疲労感と、そして世の無常感を噛みしめながら帰宅した。
■反省
・準備段階、住所変更の連絡が遅れたり結局連絡のないまま当日知らされたりという事があった。いざというときに重要な情報なのでメンバ間で緊密に積極的に連絡を。
・計画書を学校に提出するのを忘れた。計画書作成からの一連の作業として習慣づけねばなるまい。特にお茶大は提出手順が面倒らしいので担当者(現状は寺垣さん)に早めに連絡を。
・当日集合列車にギリギリに乗り込んでくるのはCLの心臓によくない。高校生ではないけれども、5分前、10分前に来ましょう。
・装備やお金は前日までに準備を完了すべし。
・計画書は一部(合宿では複数部)余計に刷って携行していると登山届チェックを受けたときに素早く提出できる。